キューバ 米国の拒否権行使を犯罪的と弾劾 パレスチナでの人道的休戦決議案

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苦しみと絶望のなかにいるパレスチナの人びと

Radio Habana Cuba、2023年10月18日、 ACN

キューバのブルーノ・ロドリゲス外相はきょう水曜日(10月18日)、国連安全保障理事会においてブラジルが提起した、ガザに援助を送り込むための人道的休戦を可能とする決議に対し、拒否権を行使した米国の決定を非難した。

外相は 自身のXアカウント において、次のように書いた。

ブルーノ・ロドリゲス P
@BrunoRguezP

きょうの国連安全保障理事会において、ガザへの人道支援の通過を可能にするために休戦を実現することや、現地の一般市民の保護の呼びかけなどを目的としたブラジルの提案に対し、拒否権を行使した米国の恥ずべき、犯罪的決定。



国際連合のサイトは、この決議案がまた、ガザ北部からの避難命令の撤回を求め、イスラエルに対するハマスの攻撃を非難していた、と報告した。

決議案は、賛成12票、反対1票(米国)、棄権2票(ロシア、英国)という結果を獲得したが、米国政府は常任理事会のメンバーであるため、その反対票は拒否権にあたる。

国連の安全保障理事会はこの日、パレスチナ問題について、10月7日以来新たな暴力の激化が起きているイスラエルとの現在の紛争の共同の解決策を探る目的で召集された。

現時点まで、100万人以上のパレスチナ人が避難しているが、人道支援組織は、もっとも脆弱な場所における攻撃の脅威が続く中、密集状態と水・電気の不足について注意を喚起している。

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Cuba condena veto de EE.UU. a propuesta de Brasil en la ONU (+X y Fotos)
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/336800-cuba-condena-veto-de-eeuu-a-propuesta-de-brasil-en-la-onu-x-y-fotos
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2023年10月18日

キューバの名投手ロヘリオ・ガルシア マグワイアからの3奪三振と名高い米国戦勝利から40年

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キューバ往年の名投手、ロヘリオ・ガルシア

Radio Habana Cuba、2023年10月18日

1980年代キューバ野球のスター投手の一人、ロヘリオ・ガルシアが、1983年にカラカスで開催されたパンアメリカン競技大会決勝での米国戦勝利を誇らしく回想した。その試合でガルシアは12三振を奪ったが、そのうちの3つは、その後大リーグの「怪物」の一人となる若きマーク・マグワイアから奪ったものだった。

現在68歳の「オバスのシクロン」ガルシアは、米国とのきわめて重要な試合に向けてホセ・ミゲル・ピネダ監督からボールを渡された、と回想した。

往年のスター投手ガルシアは、このカラカスでの試合で経験したことを語り、そのときバッテリーを組んだのが、格が違うと考えていた名捕手フアン・カストロだったことを誇らしく回想した。

サンティアゴ・デ・チリでのパンアメリカン競技大会に向けて、Radio Habana Cubaは、キューバスポーツの名選手たちに敬意をささげる放送を提供する。きょうのゲストはピナール・デル・リオの超速球投手である。

この放送のさらなる魅力は、主人公たちが、自身の声で、パンアメリカン競技大会での個人的体験を語ることである。

ロヘリオ・ガルシアが語る番組音声はこちらから。





1983年パンアメリカン競技大会野球決勝 キューバ対米国

Rogelio García, a 40 años de su trío de ponches a Mcgwire y sonado triunfo ante EEUU
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/336791-rogelio-garcia-a-40-anos-de-su-trio-de-ponches-a-mcgwire-y-sonado-triunfo-ante-eeuu
posted by vivacuba at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

メキシコのロペス・オブラドール大統領 米国によるキューバへの経済封鎖は諸国民の権利を侵害している

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メキシコ大統領、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール、メキシコシティの国立宮殿での朝の記者会見にて

Cubadebate、2023年10月18日、 Prensa Latina

米国のキューバに対する封鎖は、諸国民の権利の侵害であり、彼らを助けようとする人びとを苦しめる、キューバ人への最大の侮辱である、とメキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領はきょう非難した。

そうして、その力によって、60年以上前から米国政府がキューバに対して適用しているこの残虐な措置は、助けようとする企業に対してもペナルティーを科す、つまりこれは不当な制裁である、とロペス・オブラドール大統領は述べた。

メキシコ大統領は、国立宮殿での朝の記者会見のなかで、この非難をおこない、自身が招集したパレンケでのこのテーマに関する今度の日曜日の会議に、移民によって最も影響を受けているこの地域の首脳11人のうちの複数名が出席することを確認している、と説明した。

なぜキューバを封鎖するか知っているか、と大統領は問うた。それはまさに政治的理由からだ。物質的必要性を前にして国民を当局に反抗させるためであり、もっとも不可欠なもの、食糧や生存のための基礎物資の不足によって不一致の雰囲気を作り出すためだ。繰り返すが、単に政治的目的によるもので、その国や他の国の当局を弱体化させるためである。

これは国民の主権の明白な侵害であり、だれもそんなことをする権利はないし、そのような目的のために国民を使い、人間の苦しみを利用することは許されない。だからわれわれは、皆を、キューバを、他の国々を助けなければならない、と大統領は説いた。

今度の日曜日にパレンケで開催される移民についての会議に、招待されている各国指導者11人のうちの複数名がすでに参加を表明している、と大統領が報告したとき、キューバの事例が話題に上り、コロンビア、キューバ、グアテマラ、ホンジュラス、ハイチ、エクアドルに言及した大統領は、メキシコの場合は移民にとって必須の通過地である、と説明した。メキシコの北から南までの国境のあいだは何キロメートルあるか。トラック事故やその他の危険による人名の損失やリスクがどれだけあるか。ベネズエラ人であれ、キューバ人であれ、ハイチ人であれ、グアテマラ人であれ、いかなる国籍であれ、それがわれわれを悲しませないわけがない。だからそのためのこれは会議である、と大統領は語った。

この会議は、経済力を持っている国家が助け、協力することを呼びかけるものだ。武器や、不合理な戦争や、破壊にあれほどの金を浪費し、基礎の福祉業務が必要な人びとが支えられないのはなぜか。

それが、われわれの計画していることであり、そのために日曜日の会合があり、その結果はすぐにお知らせする、と大統領は発表した。

招待されているほかの大統領たちが出席するかどうかはわからず、現在まで情報がないが、日曜日には副大統領や外相たちが出席するだろう、と大統領は述べた。

この会議はとても重要で、なぜなら悪化しうる問題であり、現在すでに拡大しつつあるからであり、単に国境の軍事化や壁の建設といったことではなく、その原因において対処しなければならない、と米国について、その国名をあげずに、説明した。

問題の根底に対処しなければならない。人びとが必要性からなんとか生活できるよう歩みはじめるよう努めること。家族がいる、彼らの村々で、機会を与えること。習慣や伝統のある彼らの土地で生計を立てること。そうして、移動の全経路に多々あるリスクにさらされないこと。


アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領、朝の定例記者会見(2023年10月18日)

López Obrador: “El bloqueo de Estados Unidos contra Cuba es violatorio de los derechos de los pueblos”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/18/lopez-obrador-el-bloqueo-de-estados-unidos-contra-cuba-es-violatorio-de-los-derechos-de-los-pueblos/
posted by vivacuba at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | México

ニューヨークタイムズの記事タイトル 「イスラエル」も「爆撃」も消え

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Cubadebate、2023年10月18日

ガザの病院への攻撃に関するニューヨークタイムズの記事タイトル。まずはじめに「イスラエル」という文字が消え、そのあと「爆撃」という文字も消えた。・・・情報操作のメカニズムはぬかりない。

Para apuntar: The New York Times y su cambio premeditado de titulares
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/18/para-apuntar-the-new-york-times-y-su-cambio-premeditado-de-titulares/
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