ロベルト・バルドキン
JIT、2023年10月20日、Rudens Tembrás Arcia記者
先発投手となったマタンサスのヨエニス・ジェラは締まりのない投球だったが、救援投手たちがしっかり抑えたため、イスラ・デ・ラ・フベントゥのアルマンド・ジョンソン監督のことばによると、戦略的勝利が可能となった。
キューバチームは一度もビハインドの状態にはならなかったが、コロンビアチームは二度同点に追いつき、涼しく曇った朝、勝利するため必死となった。
キューバは初回裏に、ロエル・サントスとバルバロ・アルエバルエナの安打と、ダヤン・ガルシアの適時打で先制した。
しかし、2回表のコロンビアのカルロス・マルティネス捕手による大ホームランでの同点は予想されなかった。マルティネスはジェラの緩慢な投球をとらえ、打球は外野左翼のフェンスの向こうまで、遠く高く飛んだ。
キューバは3回にふたたびリードした。ラス・トゥナスのロベルト・バルドキンが左翼へ本塁打を放ち、そのあとヨエルキス・ギベルトの安打に、アルエバルエナとダヤンへの連続死球が続き、ルイス・ゴンサーレスの三塁ゴロでギベルトが本塁に還った。
コロンビアチームは勝利をあきらめず、4回にジェラを追い詰め、カルロス・アロージョの二塁打のあと、ファビアン・ペルトゥスが本塁打を放ち、同点とした。
マタンサスの左腕ジェラは、その後も二塁打と単打をあびたが、救援した同僚のレンネル・リベロがピンチをしのぎ、その後を継いだサンクティ・スピリトゥスのヤンキエル・マウリもしっかり抑えた。
勝利を決める得点は5回、ルイス・ゴンサーレスとヤスニエル・ゴンサーレスが安打で出塁し、一三塁とし、アンドリィス・ペレス捕手がアルマンド・ジョンソン監督の全福の信頼を受け、四球を選んだあと、ヤディル・ムヒカが内野ゴロで打点をあげた。
7回にはピナールの右腕フランク・アベル・アルバレスが危なげなく投げた。リベロは勝利投手となり、ホルヘ・マルティネスが負け投手となった。
キューバ対コロンビア パンアメリカン競技大会2023初戦(2023年10月20日)
Victoria clave ante Colombia en beisbol de Juegos Panamericanos
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