昨日の土曜日は具合が悪く、寝込んでいたので、日曜になってしまいましたが、
先週のポワロさんの感想を書きます。
「エジプト墳墓のなぞ」
あらすじ
エジプト王家の谷で王の墓を発見した考古学者のウィラードが、埋葬室の扉を開けた直後に急死する。探検を引き継ぐため、ウィラードの息子がエジプトに向かう。その後、探検隊のスポンサーや隊員が次々と死亡。“王の墓をあばく者には呪いがある”との迷信を心配したウィラード夫人はポワロに相談する。(NHK HPより)
感想
まぁ、ネタバレになるので言及できない……。
にしても、迷信だの呪いだのというのは本当に「都合のいい」アイテムだと思う。
アイテムって(笑)
嫌でも、もし、身近で呪いがあると言われても信じないことでも、
例えば、自分のいる場所よりもはるか遠く、しかも、発展途上と言われる国々で、
連続して人が亡くなれば、それはもう呪いだとしか言えない。
という、何とも面白い心境。
だって、身近で連続して人が亡くなったら、
それはおかしい、何かある。
と勘ぐる人が居てもよさそうじゃないか?
それを呪いだと片付けるのは、
自分の居場所より遠くて、
自分の思考が追い付かないほど原始的な場所で起こった、
まるで、現実にある異世界での出来事。としてとらえるからで、
それって、対岸の火事ってやつでしょうけどね。
自分の身の回りで起これば大慌てするけれど、
遠くで起こったことに関しては、魔法でも信じちゃうんだろうなぁ。
ってことをうまく利用している点が、やはりうまい。
同じことを書いたとしても、やはりどこか違うだろう。
私の大好きな江戸川 乱歩がもし同じように、呪いだのを扱ったら?
いや、かなり怖いよ。おぞましい殺人が繰り広げられそうだし、
横溝 正史だと、もう、あれだよ、岡山は上へ下への大騒ぎになるじゃないか。(笑)
てなことを思いながら、
今日も一時間があっという間に終わってしまったよ。
あぁ、面白かった。
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