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NHKドラマ「明治開化 新十郎探偵帖」全8回
主演 福士 蒼汰
坂口 安吾先生の作品を残念ながら知らない私が感想を書くのもどうかと思うけど、
ドラマの感想ですので、勘弁してください。
とはいえ、2話、3話はどうも気が乗らず、そのまま見逃しています。
何が気に入らないって、福士君の演技が悪いのか? 演出か? 脚本か?
いかんせん、いろいろ受け付けない。
お嬢様のあのむちゃくちゃなお嬢様ぶりにも腹が立つ。
さらに言えば、勝海舟が、勝海舟ぽくなくて、かっこよすぎない?
勝センセーと言えば……誰? 誰だろう。
誰かはないにしても、ちょっとかっこ良すぎて、
高橋克典さんが主役じゃない? って見惚れてしまう。
話の内容(1、4~8話)はそれなりに面白かった。
面白かったというか……、まぁ、うん、そうねぇ。
西洋推理小説の影響を受けているのでしょう(原作を読んでいないので、解らないけど)
江戸川乱歩のような、日本の暗がりを題材にしていないので、
どうも、時代的におかしな点が多くて、入り込めなかったのは、入り込めなかった。
散切り頭が行きく中で、まだ、ちょんまげで居ようとする泉山虎之介のような奴がいれば、
ハイカラモダンな加納梨江のような人までいる。
ちょっとしっちゃかめっちゃかで、話しが入ってこなかった。
新十郎もアメリカ留学経験があると言いつつ、
アメリカナイズされていなくて、かなりしんどい。
ポワロの様にたびたびフランス語が出てくるのならいざ知らず、
いきなり、万華鏡を覗きながら、
「something strange」がくちぐせという設定はいかがなものか?
口癖というのは、よく使うから口癖であって、
事件が起こらないのにそれを口にするのは、……ねぇ。
話の内容だけ見れば、面白かった。
他と違う事件だと感じた。ただし、よくある話もあった。
トリックまでにミスリードする役が、勝海舟だというんを覗いては、
トリックなどはそれほど斬新さはない。
とはいえ、これを戦後すぐに発表しているらしいから、
驚くほど研究して書かれたと思う。
それなりに楽しめたので、本を読んでみたいと思った。
青空文庫で無料で見られるようだが、
どうも、PCで文字を見るのが疲れるので、
古本屋巡りでもしてみようかな。
キャラクターがとっ散らかりすぎているので、そこが片付けば、
また見てみたいなぁと思った。
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