帰らぬ人となった有名人の報道を耳にしたことあると思いますが・・・。
突然死の場合、病名は「虚血性心不全」とよく発表されています。
こうした突然死というものは、
なにも、年寄りだけでなく
若い人でもまれに起こることがあります。
それも、心臓の持病があるケースもありますが、
全くない場合もあります。
ところで、虚血性心不全って、耳慣れない病名ですよね。
これは、心臓に血液を送っている血管に血栓が詰まり、
それが原因で心臓が停止したことを想定されるような場合に
付けられることの多い診断名ですが・・・。
でも、心臓に血液を送る血管が詰まる病気といえば心筋梗塞になります。
では、なぜ、報道では心筋梗塞ではなく、虚血性心不全になるのか?
それは、死因が心筋梗塞で起こったことかどうか
特定できるところまでわからない曖昧な時に、
よく虚血性心不全という病名で公表するそうです。
ところで、心筋梗塞にしろ、虚血性心不全にしろ、
原因の根幹は心臓にありそうなので、
心電図検査のような検診で予見できれば、
突然死の予防につながるのではないかと思うのだが・・・。
残念ながら、現在では、「事前の検査で突然死が予防された」という報告は、
ほとんどないのが現状だ。
だから、たとえ人間ドックを受けているからといっても
安心だということは言えないのです。
本当の心臓発作の前には、
その前兆のような胸の痛みなどの体調不良が起こる
場合が多いことが知られている。
その時点で詳しい検査をすれば、
「病気を未然に防げた」という報告があります。
よって、胸の痛みや苦しさがあれば、
それが治まっても、すぐに医療機関を受診する。
これが今のところ、最善の予防策であるようです。
タグ: 虚血性心不全
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