ルポライターの日々から物語ははじまり、世の中の影のような染みのようなものがうっすらと浮かび上がってゆく。
それぞれの食事シーンがとても良い。
思い出も今も、どこで誰と何を食べるか。
「幸せ」のバロメーターの一つになり得ると思う。
何気なく空気を感じ取る彼氏を演じた笠松将が印象に残る。
相手にも観客にも感情をほんのりと伝える。要注目である。
セリフにもある「社会の底辺」という言葉がグサリと胸を突いてきた。
まあ、その社会というものが何なのかはわからないが
星が付いたレストランでなくとも大切な人とごはんと味噌汁をゆっくり味わえれば
そんな幸せなことはない。
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