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2021年03月07日
「日本から一番近い楽園」グアムが崩壊寸前 新型コロナ禍
「日本から一番近い楽園」 グアムが崩壊寸前 新型コロナ禍
陣内真佐子 文筆家 グアム在住
グアム政府のロックダウン政策で、無人に為ったグアム島の繁華街・タモン地区=2020年4月10日【AFP時事】
「本土」から数千キロ離れた 「米国の植民地」グアムの悲劇
成田や関西等の日本の主要空港から約3時間半しか掛からず、1年中気候も温暖なことから「安近短」の旅行先として人気を誇って来たグアム。 「日本から一番近い楽園」 云い得るこの地を訪れた事がある人も多いだろう。そのグアムが今、崩壊の危機に晒されて居る。
世界で猛威を振るって居る新型コロナウイルス感染症。米国の準州であるグアムでは、2020年3月14日に知事が公衆衛生緊急事態を発令、その後、島内で感染者が確認された事を受け、同20日にはショッピングモールや娯楽施設・レストラン等の人が集まる施設を閉鎖すると共に学校も休校とし、住民にも在宅を原則とする「ステイホーム令」が発せられる等事実上のロックダウン(都市封鎖)政策が施行された。
グアムグアム政府が迅速に対応した事で、その後の感染者拡大には歯止めが掛かり、5月から経済活動への規制が段階的に緩和され、6月には日本等からの観光客受け入れを再開する方針も打ち出された。処が、7月下旬から再び感染者が増加し、8月14日には再度のステイホーム令を含む最高レベルの規制が再開されたものの、その効果は限定的で、12月初旬には人口約16万6000人のグアム島内の累計感染者は約7000人に達し、感染者の拡大が抑え込めていない深刻な状況下にある。
グアム島北部の米空軍アンダーセン基地に着陸するB1戦略爆撃機。同基地は太平洋戦争中に日本本土爆撃の為に整備されたが、現在も米空軍の西太平洋地域の主要拠点として機能している=2020年9月10日(米国防総省提供)【時事通信社】
グアムは太平洋に浮かぶ孤島である為、空港で島外からの入島者検疫をすれば水際で感染が防げそうに思える。実際、7月26日以降、一般入島者は空港でのPCR検査結果が「陰性」であっても14日間、政府指定検疫施設(デュシビーチリゾート又はデュシタニホテルの客室)から一歩の外出さえも許され無い強制完全隔離を強いられて居た。
しかし、島民からグアム政府への不平不満が膨らんだ為、グアム公共衛生保健局が隔離制度の見直しを行い、隔離6日目にPCR検査を受け、7日目に出るその検査結果が「陰性」であれば、残りの7日間を自宅又は自分で手配した別のホテルや友人宅等での隔離に変更出来る様に為った。但し、検査結果が「陽性」の場合、発熱等の症状が認められれば漏れ無く病院に搬送され、無症状ならば別の検疫施設(ベイビューホテルの客室)に14日間強制収容される。
軍関係労働者は検疫も隔離もなし
その一方、米連邦政府からグアム島内の米軍軍事施設の工事の為に送り込まれる労働者に限っては「必要不可欠な労働力」として H2就労ビザ が与えられ、入島時の検疫のみならず14日間の強制隔離も免除されて居る。島民や観光客とは明らかに異なる扱いを受けて居るが、グアム政府はそれに対して反対も抗議も出来ない。
何故なら、米連邦法上 「グアムはアンインコーポレッド・テリトリー (未編入領土) であり米連邦政府の所有物である」 と明記されて居るからだ。未編入領土と云うと聞こえは好いが、事実上グアムは米国の 「植民地」 である。
1950年、グアム島民に米国市民権が付与されて以来70年も連邦政府が定める法的義務を果たし、合衆国憲法を順守しながら生活をして居るにも関わらず、 大統領選挙は愚か国政選挙の選挙権も無く、ワシントンDCの連邦議会に地域代表の議員を立てる権利も認められて居ない 。
詰り、米軍基地外に住むグアム島民のコミュニティーは存在して居ないも同然で、グアム政府は連邦政府の決定には口出しが出来ない一方的な支配関係が21世紀の現在も続いて居るのだ。
病院数が少なく医療水準が低い「孤島」ゆえ医療崩壊寸前に
グアムの米海軍基地に停泊する原子力空母セオドア・ルーズベルト。同艦は2020年3月、フィリピン近海で作戦中に乗組員の間で新型コロナウイルスの感染が広がった。その後の検査で乗組員約4800人の内約850人が陽性と診断され、グアムで大多数を下船させる事に為り、海軍艦艇として活動する事が出来なく為った=2020年5月15日【AFP時事】
8月上旬からの第2波を引き起こしたのは、この軍事施設新設並びに拡張工事の為、入島時の検疫も14日間の強制隔離も無しに入島して来るH2ビザ労働者が原因だと目されている。
その理由は7月時点ではグアム島内での新規市中感染者数はホボゼロの日々が続き、島外からの一般の入島者は前述の様に14日間ホテルの客室からすら出られ無い「強制隔離」を強いられて居る。そうなるとウイルスを再度グアムに持ち込んだのは、数千人ともされるH2ビザ労働者たち以外に無いと考えられたからだ。
島内でPCR検査を受け、陽性反応が出た患者達が治療を受けている公立病院のグアムメモリアルホスピタル並びに私立病院のグアムリージョナルメディカルシティは、共に集中治療室(ICU)病床が僅かしか無い。
重篤な肺炎に対応出来る体外式膜型人工肺(ECMO、絵雲)も、それを操作出来る医療技術者も居ない為、コロナ患者が重篤症状に陥った場合、その人の命を助ける事が出来ないのだ。尚、島内には海軍病院も存在するが、現役軍人・退役軍人とその家族等限られた軍関係者しか受診出来ない。
グアム公共衛生保健局の担当者は9月11日、米国本土のABCニュースに対し「グアムでは16万6000人の島民の1.1%(1750件)の感染が確認されて居り、既に島内にある二つの病院は定員に達して居る。ワシントンDCに救援を求めて居るが、グアムは医療崩壊寸前の状態である」と語って居る。
新型コロナウイルスに感染した可能性の有る米海軍の関係者を収容する施設に為ったグアム島内のホテル。中央の看板には「軍関係者以外立ち入り禁止」と掲示されている=2020年4月10日【AFP時事】
新型コロナ第2波の影響で島民達が休職や解雇を余儀無くされ、日々の暮らしに貧窮して居る中、グアム政府はグアムメモリアルホスピタルの人手不足を補う目的で、145ドル(約1万5000円)と云う非常識な迄に高い時給で35人の看護師を米国本土から雇い入れた。
「医療」か「経済」か
こうした状況を受け、島民達からは何よりも経済再生を優先して欲しいと云う要望が高まって来ている。
しかし、主要産業である観光業が壊滅状態の今、グアムが経済的な活路を見い出す方法は何処にあるのだろう。地元では、2025年頃に為らなければ、観光業は再開出来ないと云った悲観説もあるが、それすら定かではない。
そして最近では、グアム政府は本気でコロナ禍を収束させる気持ちが無いのではないかと云う声迄聞かれる様に為って来ている。何故なら島内で新型コロナ関連の死亡者が出た場合、連邦政府からグアム政府に支払われる1人当たり4万ドル(約420万円)の弔慰金の内4分の1の1万ドル(約105万円)は遺族に給付されるものの、残りの3万ドル(約315万円)はグアム政府の収入に為るからだ。
こう言っては身も蓋も無いが、コロナ禍で観光業が大打撃を受け、米軍基地関連工事以外に大きな産業が無くなったグアム政府に取って、連邦政府からの「コロナ禍による死亡者への弔慰金は大きな財源」と為っていることは間違い無い。
実際、12月12日時点でグアム政府は既に351万ドル(約3億7千万円)の弔慰金(死亡者累計117人)を連邦政府から得ている。しかも、グアム政府管轄の行政機関職員は、病院・保健局・警察・消防・介護福祉等実働して居る人達以外の自宅待機者も含め割増賃金を支給されて居て、これも一般住民たちに取っては苛立ちのタネに為っている。
更に強まる「米軍基地」の比重
この様にコロナ禍で大打撃を受けているグアムは更に連邦政府の「抑圧」に逆らえ無い状況に追い込まれつつある。2006年、日米両国の政府間で合意された宣野湾市の在沖米軍基地再編に伴う「グアムビルドアップ計画」により24年迄に沖縄からの移転が決まって居る在沖米軍海兵隊司令部要員8000人とその家族9000人の移入によってグアム経済は隅々まで潤う様に為るとも言われている。
グアム島で観光客に人気のタモン湾のビーチ=2017年8月15日【AFP時事】
そしてもし、中国との紛争に備え「弾道ミサイル防衛能力を持つイージス駆逐艦又は巡洋艦防衛システム」のグアム設置計画の予算支出を連邦議会が承認した場合、今まで以上に多額の軍事補助費が毎年グアム政府に支払われることに為る筈だ。
その時、沖縄全島の4分の1にも満た無い(沖縄本島の半分以下)約549平方キロのグアム島の総面積の内米軍軍事施設の占める割合は現在の33%から60〜70%近い数字になる可能性がある。
軍関連施設が増えることにより、島内のライフラインの内特に上下水道への負担が増し、一般住民への水の供給に不安が出る事や、周辺海域の汚染等を心配する声も多い。そして連邦上院下院議会の公聴会等で国防総省の高官達がしばしば口にする「太平洋の要塞(ようさい)、米国最大最強の沈まぬ航空母艦(米軍軍事基地)」にグアムは為ってしまうのではないかと危惧されている。
グアム政府観光局の統計によると、2019事業年度(18年10月1日〜19年9月30日)にはグアム島観光歴史上最多と為る163万人の来島者(前年度は152万人)が訪れた。ここ数年韓国マーケットに押され低迷して居た日本マーケットの復活と成長を20年度に期待して居たグアム。この「日本から一番近い楽園」に再び観光業が戻る日は何時やって来るのだろうか。
終息の見え無い「新型コロナ」と島内で可成りの比重を占める「米軍基地」の拡張。楽園グアムの観光はその両方から挟み撃ちに遭っている。
陣内真佐子(じんない・まさこ) 文筆家 1996年3月より家族と共にグアムに移住。グアム大学で3年半の学び直し生活を送った後、2000年にグリーンカード(米国永住権)を取得しグアム政府観光局などに勤務。
10年に取得したグアム政府公認ガイドの知識を生かし、15年から国内最大手の旅行情報誌のグアム特派員としてブログ活動や各種雑誌やウェブ記事の執筆や翻訳を手掛けている。海外書き人クラブ会員。(2020年12月掲載)
2021年03月06日
《慰安婦問題》韓国が仕掛ける“歴史戦”…日本に国際司法裁判所で闘う準備はあるか?
《慰安婦問題》 韓国が仕掛ける “歴史戦” 日本に国際司法裁判所で闘う準備はあるか?
文藝春秋 3/6(土) 17:12配信
韓国の文在寅政権が、元慰安婦の李容洙さんから 「日本の罪を ICJ(国際司法裁判所) の判断でハッキリさせて欲しい」 と詰め寄られ右往左往して居る。もし韓国政府が ICJ に持ち込めば、裁判は韓国敗訴と為る可能性が極めて高い。 事実の認定では無く、韓国に日本の主権を裁く権利が無い からだ。
元慰安婦らが韓国で日本政府を訴えた損害賠償訴訟で、韓国司法は今年年初に 「人道に対する罪」 として日本政府に賠償支払いを命じた。だが、国家の主権行為は他国の裁判権に服さ無いとの 「主権免除」 が国際慣習法の常識である。
ICJ には過去の判例もある。(詳しくは後述)李容洙さんは元慰安婦の中でも極め付きの有名人だ。米議会では号泣して証言し、訪韓したトランプ米大統領に晩さん会で抱き着き、韓国挺身隊問題対策協議会(現・日本軍性奴隷問題解決の為の正義記憶連帯)前代表の尹美香氏を「慰安婦を利用した」と告発した。
今回は、米ハーバード大ロースクールのJ・マーク・ラムザイヤ—教授が慰安婦制度を戦時下の公娼制で 「性サービスの契約」 だったとした学術論文に反発 「日本の罪を明らかにして」 と記者会見し、ハーバード大のオンライン・セミナーに出演した。
身動きが取れ無い文政権の反日
「被害者第一主義」 を声高に唱えて来た文在寅政権は、そんな李さんの「願い」を蔑ろには出来ない。しかし、文政権の反日は今身動きが取れ無い。東京五輪は開催の方向に動き出して居る。日本に働き掛け 「北朝鮮参加の東京五輪」 での南北融和の機会を作りたい。
一方で韓国世論を引き着ける反日カード 「慰安婦判決」 は手放したく無い。 ICJ での敗訴は困るが、元慰安婦のお婆さんを黙らせる訳にはいか無いのだ。
日本はソモソモ裁判自体を認めていない。韓国が日本資産の差し押さえ等の挙に出れば即座に報復の構えだ。自民党外交部会は判決そのものが言語道断として ICJ提訴 などの対応検討を決議している。だが 「ICJで勝てば好い」 と云う程物事は簡単では無い。
先に述べた国際司法裁判所の 「主権免除」 の判例とは、ドイツとイタリアが争った 「フェリーニ裁判」(2012年) だ。第二次世界大戦末、ドイツで強制労働させられたイタリア人がイタリア国内でドイツを訴えた。イタリア最高裁が原告勝訴を出した為、ドイツ政府が ICJ にイタリアを訴えた。—
ICJ はドイツの主権免除を認めドイツが勝った。しかし、判決文には、ドイツのイタリア人捕虜に対する不法行為を認めた上、それを糾弾する ICJ の立場が何か所も明記されて居る。フェリーニ判決は、賠償に付いて 「2国間交渉の主題と為るだろう」 と両国の継続協議をアドバイスして居る。
国際関係論が専門で「フェリーニ判決」に詳しい 福井県立大の島田洋一教授 がこう指摘している。 「一大歴史戦を覚悟した準備が必要」
「ICJで闘えば、確かに判決の主文は主権免除に反した韓国側敗訴と為るだろう。日本側の弁論書はそのママ判決文の一部に載せられて公開資料に為る。しかし、それだけでは済まない」
ICJの判断は飽く迄 「主権免除」 に付いてであり、 賠償請求問題は2国間に残る と云う訳だ。
「 ICJ の裁判官の大半は、東京裁判史観やクマラスワミ史観の持ち主だ。日本が慰安婦制に関して、ファクトに踏み込んだ相当に精緻な議論をしないと、主文以外では 日本非難の文言が並び日韓に改めて交渉を求めるアドバイスが付け加えられる 事に為るだろう。
日韓請求権協定で解決済みと云った形式論 で乗り切れる等と思ったら大きく国益を損なう事に為る。国際社会で闘う為には、一大歴史戦を覚悟した準備が必要だ」(島田教授)
韓国は、提訴された裁判の受け入れを義務づける 「強制管轄権」 を受託して居ない為、日本が提訴しても韓国が応じ無ければ訴訟は成立しない。又、 ICJ には現在、日本人裁判官の 東京大学名誉教授・岩沢雄司氏(66) が居る為、訴訟を起こす場合は、公平を期す為訴訟国の国籍を持つ者が裁判官として参加する。韓国から強者(つわもの)の裁判官が参加することに為る。
日本政府の責任は重大だ
日本の慰安婦問題に対する国際世論は、逆風の嵐である事を今一度、肝に銘じる必要がある。国連のクマラスワミ報告書以来、国際人道主義の世界では 「慰安婦イコール性奴隷」 がまかり通っている。
「歴史的事実は公娼制である」 と言っても、それを世界に発信して来無かった日本政府の責任は重大なのだ。韓国が拡散して来た慰安婦の捏造の歴史を全否定するには、有無を言わせ無い歴史的事実を堂々と主張する必要がある。
日本政府は証拠を揃えて ICJ に付託する準備を始めるべき時だ。詳しくは月刊「文藝春秋」(3月号)および「文藝春秋digital」掲載の久保田るり子氏のレポート「 『慰安婦判決』韓国の破滅 」をお読みください。
久保田 るり子 文藝春秋 2021年3月号
〜管理人のひとこと〜
韓国婦人慰安婦問題であるが、これは、朝日新聞の誤報が第一の出発点で在り全てが捏造である・・・との日本政府の主張は、これは歴史に唾を吐く許され無いもの、それと強制連行・強制労働に対する損害賠償問題も含め「日韓請求権協定で解決済み・・・」との形式論も日本のみが納得し主張するマスターベーションに過ぎない。
国際法の下で国同士の条約として結んだのだから、今更蒸し返しても国際法的に「日本が有利」と考えるのは余りにも形式的過ぎ誰への説得にも為らない。殆どの条約には「後日何らかの事が起きれば変更も話し合う・・・」との但し書きが・・・無くともそれを認めるのが常識だ。
契約したものが、その後の時間の経緯で新たな事態が起きるのは予想も出来ず、契約後も都度話し合うことを否定するものでは決して無い。それでなければ、新たに判明した史実に基づき、より正確に誠実に歴史に向かい合うことが出来なくなる。真実を求める動きに対する否定と為るからだ。
軍・国・政府の管理下の「軍の慰安施設」であるのだから、そこで起きたことに対しては、最終的には政府の責任下としなければ為らない。国が関与した一切の証拠が出て来なかった・・・と誰かが話したが、探しもせずに見付かる筈も無く、それで了承する人も居る筈も無い。
戦争に駆り出され、各地の海外戦地で戦った経験ある将兵の何人かには、既に鬼籍に入られた方々が殆どだろうが、キッと経験の有る人が存在して居た筈だろう。知らぬ存ぜぬ・・・とは、恥ずかしい限りだ。何十年も前に結ばれた条約・契約だからと言って、それが史実に悖るものであれば、双方が新たに納得するまで話し合うのが筋だ。
その際云っては為ら無いのが「協定で解決済み・・・」との一言である「これを言ったらお仕舞よ!」話し合いを拒否し逃げるだけの、単なる卑怯な言い訳に取られてしまう。我が国の外交下手・ロビー活動の苦手な国民なのだ。堂々と世界に向かって自分の意見を宣言することだ。
・・・戦時下の軍の慰安施設は、将兵への一つの厚生施設であり、歴史的に各国に存在した旧時代の「商売としての公娼制」の一つなのである・・・管理は軍が行い究極的には政府が責任を持つ。だから、扱いや賃金不払い等の不当・不公平な事実があれば、厳正に調査して公平を期すのにやぶさかでは無い。
例え訴訟が無くとも、当事者へ国の責任者としてのお詫びを申し上げ、適正な損害賠償を行い、少しでも精神的損害補償の一つとしたい。今後、この様な不幸なことが起きない様に反省の上努力します・・・
この程度の謝罪をしても可笑しくは無い。世界的には、韓国の活動が世界的に展開されて居り、日本は実質的に不利な立場に置かれて居る・・・これが現在の日本の立場なのである。
以上
菅首相「長男接待」騒動のウラで 何故かマスコミが報じ無い「本当の大問題」
菅首相 「長男接待」騒動のウラで 何故かマスコミが報じ無い「本当の大問題」
現代ビジネス 大原 浩 国際投資アナリスト 3/6(土) 7:01配信
確かに総務省に問題あり
菅義偉首相の長男が勤める「東北新社」による接待問題に関する総務省の報告によれば、谷脇康彦総務審議官ら幹部4人の他、8人の総務省職員が2016年以降、述べ計38回の会食を行って居た。更に、菅首相の記者会見で進行役を務める山田真貴子内閣広報官が、総務審議官時代に接待を受けて居た事も判明して大騒ぎに為って居る。
昨年4月24日の小野一起・高橋洋一氏の記事「大蔵省の『ノーパンしゃぶしゃぶ事件』今だからウラ話を明かそう!」でも触れられて居る「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」は、店そのものに対する世間の好奇心も掻き立て世の中の話題を浚った。
この事件を引き起こしたのは大蔵省(財務省)だが、総務省で再び「接待問題」が浮上するのは悲しい事である。しかし、「接待そのもの」の問題に付いては、硬軟取り混ぜて多くの情報が流れて居るので、今からそれに参入する積りは無い。
「東北新社」はアニメ制作・海外ドラマの日本語版製作で馴染みのある読者が多いと思うが、1986年にスター・チャンネルを合弁により設立した放送事業者でもある。その他「囲碁将棋チャンネル」「プレイボーイチャンネル」「ヒストリーチャンネル」「スーパー! ドラマTV」「ザ・シネマ」等多数の放送事業にも関わって居る。
東北新社と総務省の「利害関係」がどの様なものであるのかは少し複雑である。池田信夫氏の記事「山田真貴子事件の元凶は放送衛星を私物化する電波官僚」が良い参考に為ると思う。
菅首相の長男(東北新社)は、一体接待によって、どの様な利益供与を受けたのか不明だが、総務省が「電波利権」を握って居て、それが「業界支配」の構図に繋がって居るのは明らかだ。公明正大な電波オークションこそ、総務省と既存企業の利権打破に繋がると考える。
電波オークションとは?
元々はシカゴ大学経済学者のロナルド・コースが1950年代に提唱し「規制緩和」の流れの中で議論が本格化した。1980年代末以降、携帯電話の普及と共に電波オークションが世界各国で導入されて居り、米国・英国・フランス・ドイツ等の先進諸国は勿論、インド・タイ・韓国・台湾・バングラディシュ・インドネシア・シンガポール・香港にも広がって居る。
又、アジアの主な未導入国は、日本・北朝鮮・共産主義中国・カンボジア・ベトナム・モンゴル・ミャンマー・ラオスである。
(2015年 早稲田大学産業経営研究所 移動通信用「ネットオークション部会」 鬼 木 甫 大阪大学・大阪学院大学名誉教授 国際大学グローコム上席客員研究員)
日頃オールドメディアは「諸外国に遅れた日本はガラパゴスだ!」と繰り返すが、電波オークションに関しては「沈黙」して居る。余程都合が悪いらしい。オールドメディが「沈黙」するのは「我々国民が知るべき重要な真実である」事は、これ迄の経験則から明らかだ。実際、総務省も「オークション制度について」と云う資料を作成して居る。
既に諸外国のオークション制度を研究し、その優れた面を理解して居る筈だから、総務省(そしてオールドメディア)が電波オークションに後ろ向きなのは「自らの利権を守る為」としか考えられ無い。
ノーベル賞受賞の研究
昨年10月23日の記事「ノーベル賞経済学者の『大罪』…現実世界から遊離して現実経済で間違える」で述べた様に、私は、机上のクウロニスト」(理屈だけで考える人)が受賞する場合が多いノーベル経済学賞には批判的である。
しかし、昨年(2020年)のノーベル経済学賞は素晴らしい業績に対して表彰したと思う。受賞したのは「電波」オークションの理論的研究を行ったスタンフォード大のポール・ミルグロム教授・ロバート・ウィルソン名誉教授である。
この2人はゲーム理論の優れた研究者であり、オークション(競売)理論を発展させて制度を設計し世界に大きな便益を与えた。詰り机上の空論では無く、理論が実践されて世界の人々の幸福に貢献した事が高く評価されたのだ。
処が、前述の様にオールドメディアは何時も通り「国民が知るべき真実」に背を向けて、その功績をほとんど報道しようとはしない。
そのお陰で「日本はガラパゴス」のママ、世界中の大部分の人々が享受して居る素晴らしい恩恵を受けることが出来ないのだ。
電波は元々自然に存在する人類共通の財産だ
電波と云うものの位置づけが意外にイメージし難いのは、我々の日常生活に欠かせ無い太陽光・X線・赤外線・紫外線等と同じ「電磁波」の内の1種類にしか過ぎ無いと云う事が好く理解されていないからの様に思える。
電磁波が周波数によってどの様に変化するのかは「ウシオ電機株式会社ホームページ」「ミクロ電子株式会社『マイクロ波基礎知識』表1 電磁波の分類と応用」等の図表を見ると良く判る。
我々が日常目にしている光(可視光線)は電磁波の周波数の中間にある。そして、虹の7色の一方の端である紫の外側が紫外線であり、ガンマ線・X線等の「エネルギー密度」が高い領域に続く。逆に、虹の反対側の端である赤の外側が赤外線であり、衛星放送・地上波テレビ・携帯電話・ラジオ、更には電子レンジに使われる「エネルギー密度」が低い領域に続く。
この様に見ると、利用権利者が法律で限定されるのは電磁波の内極狭い帯域にしか過ぎ無いのが良く判る。逆に国民の誰もが可視光を浴びる権利は「日照権」として法律で保護されて居る程だ。
勿論、電波の場合は、利用にルールを設け無ければ、大混乱すると云うのは事実だ。我が国では、総務省(旧郵政省)の電波管理行政によって「交通整理」されている。
(総務省・電波利用ホームページ「我が国の電波の使用状況」、同「周波数帯ごとの主な用途と電波の特徴」、同付帯図、参照)
しかし、その交通整理をして居る筈の総務省と云う「警官」が、接待をして呉れる車だけを交差点で優先して居るのではないかと云うのが今回持ち上がった疑惑である。 「諸外国」の殆どは「選考過程を国民の前に明らかにするオークション」を既に同入して居るのに、日本だけそれを阻むのはいかなる理由によるものであろうか?
携帯料金引き下げよりもオークションで国民に還元へ
1月15日の記事「大丈夫? 二階俊博の顔を見過ぎる菅首相、それでも他に居ないのか」や、1月27日の記事「決められ無い菅氏と『ごり押し当選』バイデン氏、どちらがましか?」で厳しい評価を下して来た菅政権だが、その評価は更に下がったと言えよう。
現行の方式では、見掛けの料金は抑えられるかも知れないが、貴重な電波を安売りすることによって、実質的な国民の出費は増えるのだ。菅政権の政策は国民受けする「目先の携帯電話料金値下げ」等を華々しく打ち上げるが、肝心の電波オークションには全く後ろ向きだ。また、デジタル庁の創設も「ハンコの廃止」等国民受けはするが本質とは掛け離れた部分ばかりを弄っている。
デジタル分野で最も大事なのは、1月19日の記事「デジタル全体主義の足音が聞こえて来る」で述べた脅威を防ぐ事であり、また、2019年2月19日の記事「本格化する『第二次冷戦』日本が生き残るには諜報の強化が必要だ」で触れた本格的なスパイ防止法の制定も急が無ければ為ら無い。
結局、菅政権の政策では、国民の目の前に飴をバラマキ、国民がそれに気を取られている内に「電波を始めとする貴重な国民の財産」が奪われる結果になる。
デジタル庁の創設で「新たな役所と権益」が増えるのだから官僚・役人は大喜びであろう。又、政府主導の携帯電話料金値下げは「行政指導」で役人の権益を増やし、本来行うべき電波オークションから国民の目を遠ざける。
もし、この戦略が「意図的」に行われて居るのだとしたら恐ろしい事である。官僚は、許認可が増えたり、組織が拡大したりすることによって潤うのだ。
勿論、NHKを特別扱いする必要は無い!
電波オークションは丁度良い機会だから、NHKもスクランブル放送=民営化するべきではないだろうか?
政府は2月26日、テレビを設置して居るにも関わらずNHKに受信料を支払っていない世帯から割増金を徴収出来る制度の導入を柱とした放送法改正案を閣議決定した。これは、本来進むべき道に逆行して居る。最高裁判所の判例がどうであろうと「国民が望ま無い契約を強制される」ことは明らかな憲法違反である。
まるでNHKの「取り立て」を助長する様な閣議決定には国民からの反発も強い。国民が望んで居るのは「受信料値下げ」では無く「憲法に保障された(NHK受信料)契約からの自由」の獲得である。
菅政権が国民を蔑ろにし、官僚等の既得利権の擁護に注力してばかり居るのならば「適当な後継総裁候補が見当たら無い現状」ではあるが、退陣が取り沙汰されても当然ではないのだろうか?
以上 大原 浩 (国際投資アナリスト)
福原愛さんの報道から考える "見逃してはいけ無い結婚前の違和感”
福原愛さんの報道から考える 見逃してはいけない ”結婚前の違和感”
植草美幸 結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト
植草美幸 3/5(金) 23:07
福原愛さんの今回の騒動から見た嫁姑問題
結婚生活は姑・小姑に左右される「毒姑」ガチャ
元卓球女子の五輪メダリストである福原愛さんのスキャンダルが日本と台湾を股に賭けて大かけて為っています。彼女は卓球少女“泣き虫 愛ちゃん”と云うイメージがありますが、既に32歳で、結婚出産して2児の母。一体どんなことに巻き込まれてしまったのでしょうか?
福原さんは台湾のイケメン卓球選手・江 宏傑さんと結婚。キス写真をSNSにアップする等のアツアツ振りが記憶に新しいでしょう。台湾では夫婦でテレビ出演を重ね、オシドリ夫婦としてのブランディングに成功。江一家としては10億以上を稼ぐ “金のたまご” と為って居たのだそうです。
しかし、現時点で出て居るニュースによると、その裏では妊娠中の夫からモラハラ言動があった・姉が福原さんの写った家族写真をSNSにバラ撒いた・そしてそれを操って居るのが姑だった・・・等聞くにも辛い報道がされて居ます。そして、耐えかねた福原さんが日本に帰国して不倫に・・・と云うニュース迄も流れて居ます。当人や所属事務所は否定して居り、真偽の程は判らない状況です。
ニュースを受けて改めて思うのが、結婚生活と云うのは、相手男性がどんなに好きでも、姑・小姑によって大きく左右される——と云う事。毒親ならぬ「毒姑」に当たってしまえば、イケメンで大金持ちを掴んでもこんな顛末に為ってしまうと云う現実なのです。
結婚は未だに「嫁ぐ」と云う言葉で表現されますが 「男は仕事、女は家事育児」 と云う価値観も変わって来ている昨今。嫁姑問題が付きまとう旦那側の両親との同居は必須では無い処か、少数派に為って来て居ます。
家業があるならまだしも、サラリーマン家庭が増えて核家族化が進んでいますから、妻が夫側の家族に入って行くのでは無く、夫婦で新しい家庭を築いて行くのが現代の考え方。義両親側はそれを尊重し無ければいけ無い筈。
未だ救いと云えるのは、台湾本国では福原さんでは無く、江一家へのバッシングに発展して居ると云う事。 「日本からお嫁さんに来て子供迄生んで呉れたスターに何てことをするのか!」 と云う論調だと聞きます。私個人は、台湾国民の皆さんに完全同意します。
女性に収入が無ければ 「不倫か我慢の二択」 が現状
福原さんの場合、国際結婚でお相手の国・相手の家族のに中に足った一人で入って行くって、とっても勇気が要る事ですし、そこで子育てをして行くのは並大抵の努力で出来る事ではありません。増してやオシドリ夫婦として面が割れて居れば、愚痴をこぼしたり相談したりする相手もナカナカ見つかりません。先ずは 今迄よく頑張った とエールを送りたい気持ちで一杯です。
報道にある様に、モラハラや孤立が事実だった場合は、女性が十分に稼げて居れば気づいた時点で即離婚できますが、夫が大黒柱と為っている場合、子供を抱えて離婚する訳にはいき。そう為ると、不倫して乗り換えするか、我慢し続けるかの二択に陥ってしまうのが現実です。
福原さんの不倫云々に関しては未だご本人も否定している段階ですし、不倫を肯定する積りはありません。しかし、一般的な見解として、家庭の外に信頼出来る相手を求めた状況を無慈悲には責められ無いと云う事です。
もし福原愛さんにアドバイスするならば、モラハラで怖い思いをして居ると委縮し、意見を言え無い事もあるでしょう。責めて自身のご両親を同席させる、もしくは代理人を立てる等して、ご自身一人だけで立ち向かって丸め込まれ内容に気を付けて欲しいところです。夫側に腹を割った意見を伝えた上で、再構築する為り、離婚する為り話し合いを進めて行けると良いですね。
「今思えば、違和感があった」 を防ぐ水際作戦
結婚後、特に出産後にこう云った事態に陥ってしまうのは大変辛く、負担も大きいもの。“水際作戦”として、婚約中に相手の本質と相手の家族を見極める他ありません。筆者が婚活現場で指導して居るモラハラ一家やマザコン夫の見分け方をお伝えします。
1. 「料理の味」を母親と比べる男はNG
母親が食事を作って呉れている時期は、精々20歳位迄のもの。その後は自分で稼いで、自分為りの衣食住の好みをアップデートして行くもの。妻の手料理と比べるのは勿論NGですが、外食でも 「おふくろの味はこうじゃ無い」 等と発言する男性は、価値観をアップデート出来ていない、する気も無いと云う証拠。
2. 「父が言っていたから」と家族の発言を引用
自分の言葉では無く、親の発言をそのママ伝えて来るのは自立出来ていないからこそ。是非とも 「どうしてあなたはそう思うの? 私はこう思った」 と自分の意見を伝えてみて下さい。相手も自分の言葉で話すのか、只の受け売りをぶつけて来るのか見極められる筈。
3. 「我が家ではこうだった」と実家のルールを強要
夫婦に為ったら自分の家庭を自分達で作って行くものです。「家で教わったルール」を持ち込もうとする姿勢は考えもの。良い所を取り入れたいと云うだけであれば良いですが、一方的に強要したり有無を言わさず従わせようとするのであれば危険信号です。
4. 両親と対面して
お住まいの場所によっては、婚約時点では結婚報告やご挨拶のみでしか義両親に会っていないことも多いでしょう。相手のお家に行ったり数回食事の機会を持ったりして、夫と両親がどんな会話をしているのか、自分の目でチェックしましょう。その後、夫にも母親が貴女のことをどう言っているか、もっと云えば 「因縁をつけていないか」 迄ヒアリング出来ると良いでしょう。
相手家族が原因で破談に為った方にお話を聞くと、ヤッパリ 「今思えば、結婚前から違和感があった」 と話すことが多いもの。結婚したいと云う想いから、つい目を瞑りたく為ることもありますが、野生の勘が働いた時には、是非一度立ち止まって、結婚前の水際作戦、是非実践してみて下さい。
以上
植草美幸 結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト 千葉県出身 青山学院大学卒業 結婚相談所マリーミー代表 恋愛・婚活アドバイザー 1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社・株式会社エムエスピーを創業 そこで培ったコーディネート力を活かし 2009年 結婚相談所マリーミーをスタート 以後10年以上にわたり年間約1,000組の恋愛・結婚に対するアドバイスを行い 業界平均15%と言われる成婚率において 約80%の成婚率(※)を記録している 『婚活学講座 尊敬婚のすすめ」『婚活リベンジ!』など著書は計12冊 メディア出演の他 地方自治体を初めとした講演依頼も多数 (※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出
official site 青山の結婚相談書マリーミー
福原愛 「国民的人気者」 故に逆風強く
「別居&不倫疑惑」 報道を2人の女性識者はこう見た
日刊ゲンダイDIGITAL 3/6(土) 9:06配信
卓球女子五輪2大会連続メダリストの福原愛さん(32)の「別居&不倫疑惑」報道は過熱するばかりだ。「文春オンライン」で福原さんに対するモラハラ疑惑を報じられた夫の江宏傑氏(32)は4日、福原さんへの愛情は 「変わっていない」 とする声明を発表。
福原さんも同日、不倫疑惑に付いて 「社会人の先輩として尊敬して居た友人にアドバイスを頂く際に気分転換を兼ねて外出いたしました。一緒の部屋に宿泊した事実はありません」 とする直筆のメッセージを公表した。
3歳からラケットを握り、泣きながら厳しい練習を熟す姿がテレビで取り上げられ、お茶の間の話題を集めた「泣き虫愛ちゃん」意外だったのは、そんな国民的人気を誇った福原さんに対し、ネット上では厳しい意見が目立つことだ。
<離婚前に夫以外の男とデートしたり、外泊したりして居る時点でアウト。一緒の部屋で無ければ好いなんて子供の言い訳。嫁が完全に悪い>
<幼い子供を台湾に残して・・・親としての自覚が足り無い>
<モラハラ夫と云うが、それなら何故、妻の単身帰国を許したのだろうか>
アジア情勢に詳しいジャーナリストの 姫田小夏氏 によると、福原さんが結婚後に住んでいた台湾は儒教の教えが根付いて居り、礼儀作法に厳しい国だと云う。
「中華系の家族は、息子に対する母親の愛情が強い処があります。そこで有り勝ちな嫁姑のトラブルがあったのかも知れません」(姫田氏)
夫婦間のトラブルは夫婦でしか分から無いが、福原さんが離婚を考えて居た可能性があるとは云え、夫以外の男性と仲睦まじくデートし、外泊していたと云う行動は軽率過ぎるだろう。家族問題評論家の池内ひろ美氏はこう言う。
「福原さんは幼い頃から注目され、期待され、それに応える様頑張って来た。愛されて育って来た訳です。しかし、結婚して文化の違い等によるモラハラがあったのでしょう。云わば人生で初めて悪意ある “攻撃” を受けた。壁にブツカッタ訳です。その為に困惑・混乱してしまったのではないでしょうか。(知人男性との外泊などは)いけないことですが、アスリートのアクティビティーの様なものなのかも知れません」
何れにしても「泣き虫愛ちゃん」のイメージが変わったのは間違い無い。
以上
2021年03月05日
続報! 福原愛が不倫デートを「自らバラした」不可解
続報! 福原愛が不倫デートを「自らバラした」不可解
離婚拒否する夫への “最後通告” か
https://www.jprime.jp/ 3/4(木) 20:01配信
アノ“国民的娘”、“泣き虫愛ちゃん”が不倫!? 目を疑う様な衝撃のスクープ撮だ。3月4日発売の『女性セブン』が《台湾に夫も子も残して里帰り不倫》と、卓球女子元日本代表・福原愛の“不倫”現場を押さえた写真を掲載したのだった。
同誌は、メジャーリーガーの大谷翔平選手似のエリート会社員だと云う高身長のAさんと、マスク越しでも楽しげな様子が判る小柄な福原との横浜デートをキャッチ。2人はホテルで1泊し、更に彼女の自宅マンションでも一夜を過ごしたと報じた。
愛ちゃんは、記者の存在を完全に認識した上で顔も隠さずにデートを続けた
「事の始まりは2月18日に愛ちゃんが出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)“子供が幼稚園に上がるタイミングで、日本に拠点を移すことを考えている”と告白すると、2月25日に『女性セブン』が“すわ別居へ”と報じたのです。この時点では“眉唾物”の話だったのですが……」(ワイドショー・ディレクター)
この“別居”報道は台湾にも伝わり、即日に卓球選手の夫・江宏傑(ジャン・ホンジェ)が飽く迄「子供の教育の為」とし「夫婦共に一所懸命に頑張っている」と夫婦間に問題は無い事を強調。又福原は「3月に帰国する」とも付け加えた。
これで騒動は収まると思われたが、2月28日に自身のツイッターで《この数日間ズッと週刊誌の方に着けられて気が滅入りそう》《直接聞きに来て呉れたら云いのに》とこぼす福原。この時点で、既に周辺で“張り込み”が行われて居た事が伺えるのだが「何とも不可解です」とは写真誌カメラマン。
「『セブン』さんが横浜デートを抑えたのは2月27日の様で、直撃取材をしたのがツイート翌日の3月1日の事から、彼女の希望通りに事実確認をしたのでしょう。取材に“仲の良い友達”と関係を否定した愛ちゃんですが、同誌が撮った写真の2人を見ると、その距離感からして恋人同士にしか見え無いのも事実。
そして府に落ち無いのが、マークされて居るのを判って居ながら白昼堂々Aさんとデートし、お泊まりをしたのかと云う事。番組放送から僅か2週間程の急転直下の展開ですが、マルで日本に滞在して居る間に“新恋人”の存在をバラしたかった様にも思えてなりません」
別居報道に始まり、この度の不倫スクープも又台湾の各メディアは速報やトップニュース扱いで報じて居る。中国のトップリーグで活躍した福原は、現地でも“小愛(しゃおあい)”の愛称でアイドル級の人気を誇り、一挙手一投足が注目される存在だ。
2016年に江選手と結婚して台湾に渡り、一男一女を授かった福原。夫婦でテレビ出演してはカメラの前でもキスを披露するラブラブ振りで、仲の悪さ等微塵も感じさせることは無かった、様に見えた。
私の覚悟は出来ている・・・全てを背負う積りなのです
貴女は金を生む鶏よ
処が、不倫をスクープした『女性セブン』と同日発売の『週刊文春』が《離婚全真相 モラハラ台湾夫とモンスター家族》と題して、福原が江選手から言葉と態度による暴力を受けて居た事を報じたのだ。そして1月中旬に日本と台湾に提出する2枚の離婚届に判を押し、夫にも既に離婚の意思を告げたとして居る。
新婚時代互いに結婚指輪を披露する二人
「何でも、理解あった優しい夫が結婚を機にモラハラ夫に為り、時に“売女”等と汚い言葉で罵ることもあったと云うのです。又、SNSで仲良しアピールしていた江さんの姉・江恆亘(ジャン・リガ)さんとも良い関係にあったとは言えず、唯一の味方と信じていた義母からも“貴女は、我が家の金を生む鶏よ”と云う言葉を投げ掛けられて、愛ちゃんは孤独感を募らせていったと」
遂には2019年末に子供を連れて帰国した妻を、夫は日本まで追い掛けて来て謝罪し、態度を改めると誓う。しかし、台湾での生活に戻るとモラハラが再発し、見限った福原は離婚届に判を押した。同時期に東京を拠点に自身が代表取締役を務める『株式会社omusubi』を設立するも、会社の役員欄に江選手の名前は記され無かった。
江選手の所属事務所は不倫騒動を受けて《2人は離婚して居ません》とのコメントを発表。又《国際結婚は色々な事がある》とモラハラ問題を国際結婚ゆえとし《双方が一緒に努力する必要がある》と福原にも責任があるとも取れる見解を示した。「これはドロ沼化しそうですね」とは芸能ジャーナリストの佐々木博之氏。
「ジャンさんの言動から察すると、DV夫に有り勝ちな暴力と謝罪を繰り返して妻に粘着するタイプの様にも思えます。恐らくは愛ちゃんが離婚を突き突けても簡単に受け入れ無いでしょうし、寧ろ彼女の一時的な気迷いで“夫婦は又やり直せる”と短絡的に考えて居るのかも知れません。夫婦の主張は逆に為りますが、久々に高嶋政伸さんと美元さん元夫婦のドロ沼離婚劇を思い出しましたね」
2012年に離婚裁判に発展した高嶋政伸と美元の離婚騒動。別れたい夫と別れたく無い妻の言い分は平行線を辿り、双方がDVやストーキングがあったことを訴えて、仕舞には音声テープが法廷に持ち込まれるドロドロ振り。結局、高嶋サイドが“手切金を払って要約別れられた”とも報じられた。
今は新しい彼を信じて・・・
マスコミを利用した
「普通に考えれば、愛ちゃんはデート時に撮られて居るのを判って居たと思いますよ。同誌に掲載された写真を見ると、何れもAさんは全く気付いていない様子でソッポを向いて居ますが、片や彼女はカメラに顔を向けて居ます。単純に顔が写っている写真を選んだ、と云う事も有り得ますが(笑)。
例え彼女が主張した通りに、Aさんが本当に“友達の1人”だったとしても、離婚届に判を押そうとしないジャンさんに“もう、私には新しい恋人が居るのよ”と思わせるには十分。台湾でも写真が見られるのを承知の上で、日本のマスコミを利用したとも考えられます。写真をワザと撮らせるのは、芸能界の古くから使われる常套手段の一つです」(佐々木氏)
ホンワカとした印象の福原からはイササカ想像つかないが『徹子の部屋』への出演を決めた時から卓球のごとく策を練り、試合プランを組み立てて居たのだろうか。
「只、離婚が成立していない内の“不倫”は、世間が娘の様に見守って来た“泣き虫愛ちゃん”のイメージは崩れますし、協議の際に夫側から慰謝料を請求される可能性もあります。それでも、身を投げ打ってでもジャンさんと離婚したい気持ちの方が強いのかも知れません。
それに数々のモラハラを受けて来たと云う証拠、音声テープでも所持して居るのなら有利に事が運ぶでしょうし、“不倫の原因を作ったのは貴方よ”と主張出来ますからね」(佐々木氏)
現在も福原に関する報道が加熱している台湾だが、不思議と彼女の“不倫”を非難する声は多くは無い。夫とその家族の“素性”は既に知られて居るのかも知れない。
以上
暖かくなる季節 体毛を綺麗に・・・
2021年03月04日
ミャンマー 3日の死者38人に 安保理が緊急協議へ
ミャンマー 3日の死者38人に 安保理が緊急協議へ
朝日新聞社 3/4(木) 4:12配信
3日 ミャンマー情勢について会見で語る国連のバーグナー担当特使=国連ウェブTVから
クーデターで権力を握った国軍側の治安部隊と、抗議デモの参加者の衝突が激化しているミャンマーで3日、計38人の死者が出た。国連のバーグナー担当特使が同日、会見で明らかにした。国連安全保障理事会は5日午前(日本時間6日未明)に非公開の緊急協議を開き、対応を話し合う。
ミャンマーでは2月28日にも18人が死亡したばかりだったが、3日はクーデター発生後、過去最悪の死者数と為った。バーグナー氏によると、治安部隊は実弾を備えた短機関銃を使用したとみられると云う。クーデター発生後、拘束された人数は約1200人に上るが、家族は何処に拘束されて居るのか、健康なのかに付いては知らされていない。バーグナー氏にはミャンマー市民から、1日2千通ものメッセージが寄せられていると云う。
情勢が緊迫する中、安保理は英国の要請で、5日に対応を議論することを決めた。バーグナー氏は「我々は非常に強い手段を執ら無ければならない」と述べ、安保理に行動を促した。経済制裁決議の採択が念頭にあったとみられる。
朝日新聞社
【解説】 ミャンマー国軍のクーデター なぜ今? これからどう為る?
2021年2月2日 フローラ・ドルリー記者、BBCニュース
画像提供,EPA 画像説明, m1
ミャンマー国軍は1日早朝、議会召集の数時間前にアウンサンスーチー氏ら複数の政治家を拘束した。写真はヤンゴン市内の仏塔スレー・パゴダ(1日撮影)
ミャンマー国軍は1日、国家の権力を掌握したと宣言した。同国では1962年の軍事クーデター以降軍事政権が続き、10年前に民政移管の合意が為された。
今回のクーデターは、2011年に民主的統治に移行する迄の約50年間、抑圧的な軍事政権に耐えて来たミャンマーの人々を恐怖で震え上がらせた。与党・国民民主連盟(NLD)を率いるアウンサンスーチー国家顧問(75)や複数の政治家が1日早朝に拘束されたことで、多くの人が過去に置き去りにしたいと思っていた日々を思い出した。
アウンサンスーチー氏と、かつて国内での活動を禁じられたNLDは、2015年に行われた25年間で最も自由で公正な選挙で勝利を収めてから5年間、ミャンマーを率いて来た。同政権は1日に2期目に入る筈だった。しかしその裏で、軍はミャンマー(ビルマとしても知られる)における権力を可成り確りと維持して来た。
連邦議会の4分の1の議席を予め国軍に割り当てることや、同国で最も権力のある省庁を支配する権限を憲法で保障されて居るからだ。では何故今、国家の権力を掌握したのだろうか。そしてもっと重要なことだが、次に何が起きるのだろうか。
「トランプ前米大統領的」不正疑惑
何故このタイミングなのかは簡単に説明が着くと、BBCのジョナサン・ヘッド東南アジア特派員は指摘する。1日朝には昨年11月の総選挙後初の議会が召集される筈だったからだ。総選挙ではNLDが得票率80%以上で大勝した。軍によるムスリム(イスラム教徒)系少数派ロヒンギャの虐殺疑惑に直面する中でも高い人気を維持した。軍の後ろ盾を受ける野党派は投票直後、不正行為があったと主張し始めた。
今回のクーデターで大統領代行に任命されたミン・スエ氏は、自身の署名入りの声明の中で、総選挙で不正があったと繰り返し主張。1年に及ぶ非常事態宣言を正当化した。
「ミャンマー選挙管理委員会(UEC)は2020年11月8日に行われた複数政党による総選挙で、大規模な有権者名簿の不正を解決出来なかった」 と、国軍出身でNLD政権下で副大統領を務めたミン・スエ氏は述べた。しかし、この不正疑惑を裏付ける証拠は殆ど無い。
「アウンサンスーチー氏が総選挙で圧勝したのは明らかだ」と、人権団体「ヒューマンライツ・ウォッチ」(HRW)アジア支部のフィル・ロバートソン氏はBBCに述べた。「選挙で不正行為があったとの疑惑が出ている。どれも証拠の無いものばかりで、いささかトランプ氏的な主張だ」
仮に不正があったとしても、今回の国軍の行為は「不可解」だとロバートソン氏は指摘する。「(総選挙の結果が)権力の喪失を意味したと云うのか? 答えはノーだ」
「国家の父」に取ってきまりの悪い理由が?
昨年11月の総選挙では、国軍系の最大野党・連邦団結発展党(USDP)は僅かな票しか獲得出来なかったように見えるかも知れない。だがそれでも、国軍は政府に対して大きな影響力を維持出来ている。軍事政権下の2008年に制定され物議を醸した憲法のお陰だ。
現行憲法は国軍に議会議席の4分の1を自動的に与えるだけで無く、内務省や国防省・国境省の主要3省の支配権も付与して居る。詰り、現行憲法が変わら無い限り、国軍は或る程度の支配力を維持出来る訳だ。だが、多数派のNLDが改憲する事は出来るのだろうか。BBCのヘッド東南アジア特派員は、改憲には議会で75%の支持が必要であることから、少なくとも25%を軍が占めている状況では実現はホボ不可能だと指摘する。
画像提供,REUTERS 画像説明 m2
日本で暮らすミャンマー市民は既に抗議活動を行っている。写真は路上に落ちたミン・アウン・フライン国軍総司令官の顔写真
元ジャーナリストのアイミンタント氏は、国軍の行動には別の理由があるかも知れないと示唆。軍に取っての「不面目」を挙げる。彼ら(国軍)は(総選挙で)負けるとは思っていなかった」と、アイ・ミン・タント氏はBBCに述べた。「軍関係者の家族を持つ人達が、反対票を投じたに違い無い」
勿論それだけでは無い。「国軍がこの国における自分達の地位をどう見ているのか、理解する必要がある」と同氏は付け加える。「国際メディアはアウンサンスーチー氏を(ミャンマーの)『母』と呼ぶのを通例としている。国軍は自分達のことをこの国の『父』だと考えている」
その結果、軍は国の統治において「義務と資格」が有ると感じている。又、ここ数年で国際貿易が更に開かれつつある中、現在の社会状況が気に食わ無いのだと云う。
「彼ら(国軍)は特に余所者を危険視して居る」
新型コロナウイルスのパンデミックや、昨年11月の総選挙でロヒンギャに選挙権が与えられ無かった事を巡る国際的懸念が、国軍を今行動させたのかも知れないと、アイミンタント氏は示唆している。そうだとしても、矢張り今回の行動は驚きだった。
今後どうなる
専門家たちは、国軍が何故今この様な行動に出たのか、確信が持ててい無い様だ。国軍が得られるものは殆ど無いと思われるからだ。
「現行制度が国軍に取って非常に有益である事を忘れては為らない。国軍には完全な指揮権や、商業的利益における大規模な国際投資、戦争犯罪を巡る民間人からの政治的保護がある」 と、シンガポール国立大学アジア研究所の博士研究員、ジェラルド・マッカーシー氏はBBCに説明する。
「国軍が発表した通り1年に渉って権力を掌握すれば、中国以外の国際パートナーと孤立し、軍の商業利益が損なわれ、アウンサンスーチー氏とNLDを権力の座に就かせた数百万人からの抵抗が強まることに為る」
画像提供,REUTERS 画像説明 m3 ヤンゴン市庁舎内で兵士の姿が確認されている(1日、ミャンマー・ヤンゴン)
マッカーシー氏は、恐らく国軍は将来の選挙でのUSDPの地位を向上させたいと考えて居るのだろうとしつつ、この様な動きには「重大な」リスクが伴うとしている。HRWのロバートソン氏は今回の動きについて、ミャンマー国内の人々の怒りを買う一方で、同国を再び国際社会から疎外される「パーリア国家」にしてしまう恐れがあると指摘する。
「ミャンマーの人々がこれを受け入れるとは思わ無い」とロバートソン氏は付け加える。「国民は将来、軍事政権に戻る事は望んでいない。彼等はアウンサンスーチー氏を軍政回帰を防ぐ砦だと考えている」
ロバートソン氏は、交渉による解決の可能性も残されているが「大規模な抗議行動が始まれば、重大な危機に陥ることに為る」としている。 (英語記事 Myanmar's coup: Why now - and what's next?)
2021年2月2日 ミャンマー総選挙、アウンサンスーチー氏率いる与党が過半数 公平性に疑問も 2020年11月13日 m5
ロヒンギャ虐殺めぐる国際裁判始まる、アウンサンスーチー氏も出廷 2019年12月11日m6
ロヒンギャの村、潰され政府施設に一変 BBCがミャンマーで取材 2019年9月11日 m7
ロヒンギャ虐殺 ミャンマー兵に懲役10年の筈が「既に釈放」2019年5月28日 m7
M8 ミャンマー、ロヒンギャ殺害で兵士7人に懲役10年 2018年4月11日 m9
ミャンマー議会、新大統領にウィン・ミン前下院議長を選出 2018年3月28日 m10
スー・チー氏、外相等4閣僚ポスト兼務へ ミャンマー 2016年3月22日 m11
ミャンマーで25年ぶり総選挙、野党NLDは勝利を確信と 2015年11月9日 m12
ミャンマークーデター 日本の役割は?
「嶌信彦の鳥・虫・歴史の目」嶌信彦(ジャーナリスト) 投稿日:2021/2/19
【まとめ】
・国軍最高司令官ミン氏が最高意思決定機関を設置し体制作りを進める。
・ASEAN各国は欧米の様な厳しい批判はせず慎重姿勢。
・ミャンマー各勢力と良好な関係を持つ日本が仲介役を果たせるか。
ミャンマー国軍が2月1日、クーデターを起こし、政権を率いるアウンサンスーチー国家顧問兼外相ら政府与党の幹部を拘束した。国軍最高司令官のミンアウンフライン氏が軍政の最高意思決定機関を設置して自ら議長に就任し、体制作りを進めている。
ミンアウンフライン氏は「規律ある民主主義を確立する為」と主張して居るが、最大都市ヤンゴンでは大規模な抗議デモがあり「軍政を倒せ、スーチー氏を開放しろ」と声を挙げながら市内を練り歩いた。軍政側はインターネットを遮断し、国内で2000万人以上が利用するフェイスブックなどへの接続も遮断した。
ミャンマー(旧ビルマ)が英国から独立したのは1948年。スーチー氏は1945年生まれで、父アウンサン将軍はビルマ建国の父と言われて居たが2歳の時に亡くなっている。1962年以降は、軍がクーデターを起こし政治を支配する事が多かった。
この為スーチー氏らが国民民主連盟(NLD)を結成、1990年の総選挙で圧勝したものの、軍は政権移譲を拒否。スーチー氏は自宅軟禁されたが1991年にノーベル平和賞を受賞したりした。2011年に 民政移管が完了すると2015年の総選挙でNLDが勝利し、スーチー氏が実質的な政権トップと為る国家顧問兼外相に就任した。
ミャンマー国家顧問アウンサンスーチー 2016年11月30日にシンガポールのイスタナで 出典:Suhaimi Abdullah / GettyImages m13
こうして約半世紀に及んだ軍政と、断続的に15年に及んだスーチー氏の軟禁にも終止符が打たれた。しかし国会議員の4分の1は軍人枠で占められる等国軍の政治関与は今も続いている。特に2017年には国軍が少数派のイスラム教徒ロヒンギャを迫害、約100万人が隣国のバングラデシュに難民として避難し、国際的批判を浴びている。
今回のクーデターに対するASEAN各国の態度は微妙だ。タイ・カンボジア・フィリピンは「内政問題だ」とし不干渉の立場だし、ベトナム・ブルネイは「状況を見守る」と介入し無い姿勢をみせている。
一方、シンガポール・マレーシア・インドネシア等は「政治状況に懸念を感ずる。正常化を望む」等として居るが、欧米の様な激しい批判を避け、ASEANとして一致した行動に出る事にも消極的だ。背後にアメリカ・中国・ロシア等の大国が控えて居り、大国の思惑が夫々違う上、ASEAN各国は独裁政権が多いのでハネ返りを恐れ軽々に動けないのだ。
ミンアウンフライン氏の写真を燃やす抗議者(2月4日タイ・バンコク) 出典:Lauren DeCicca/Getty Images m14
只ミャンマーは、約5500万人の人口と東南アジア最大の国土・豊富な宝石・鉱物資源等を持つ豊かな農業国で東南アジア最後のフロンティアと呼ばれて来た国だ。しかも東南アジアと中国・インドを結ぶ要衝の地域にも位置して居るだけに、国際社会はクーデター後の政治新体制の動きに注目して居るのだ。
ミャンマーではスーチー氏の釈放を求める抗議デモが続いて居るが、軍部は「国家を安定させて居るのは国軍の力だ」と主張し、ミン最高司令官は国政運営に野心を持って居るとも言われている。只スーチー氏のカリスマ的人気と国際社会の軍部批判やアメリカ等の経済制裁も気にして居り一挙に強力な軍政に戻れ無い様だ。
日本は安定化して来たミャンマーに400社超の企業が進出している。香港の様に圧政を実施すると、進出している外国企業が退避し、折角安定成長の軌道に乗り始めたミャンマーの成長がストップする可能性も強い。
ミャンマーへは世界各国から多数の企業が進出(ヤンゴン) 出典:Paula Bronstein/Getty Images m15
軍部とスーチー氏支援の民衆、そして国際社会との妥協がミャンマー発展のカギと為ろう。ミャンマーの各勢力と良好な関係を持っていた日本がどんな役割を果たせるかも注目されて居る。
以上
〜管理人のひとこと〜
ミャンマーとは旧ビルマの事です。昔の邦画に「ビルマの竪琴」と云う名画がありました。『ビルマの竪琴』のあらすじを簡単に紹介
1946年から1947年に掛けて、童話雑誌に掲載されて居た『ビルマの竪琴』小説家の竹山道雄が手掛けた児童文学です。では先ず、あらすじを紹介して行きましょう。
第二次世界大戦時の1945年、現在のミャンマーであるビルマに、音楽学校出身の隊長が率いる日本軍の部隊が居ました。彼等は歌を歌う事で隊の士気を高め、労わりあい団結しています。特に水島上等兵が奏でる竪琴は素晴らしく、隊員達は彼の演奏を聞きながら、何時戦闘が始まるかも知れない状況の自らを鼓舞して居たのです。
また水島はビルマ人に扮装する事も得意で、敵の様子を偵察して竪琴の音色で情報を伝える役割も担って居ました。
或る日のこと、彼等は敵を油断させようと、イギリスで生まれた民謡「埴生の宿・はにゅうのやど」を歌いながら戦いの準備を整えて居ました。すると、敵方も英語で「埴生の宿」を歌い始めます。結局両者は相まみえる事無く、日本軍はその時自国が戦争に負けたことを知り降伏するのです。
しかし別の地では、降伏をよしとしない者達が戦い続けて居ました。説得をする為に、水島が現場に赴くことに為ります。しかしその後何日経っても彼は戻って来ません。
そんな或る日、隊長は水島に好く似た見た目をした僧侶を見掛けます。肩に青いインコを乗せて居て、話し掛けても返事をせずに行ってしまいました。
やがて帰国の日が決まります。隊員達はこの地で歌うのも最後と、合唱を繰り返しました。すると日本に帰る前日、例の僧侶が彼らの居る場所に現れたのです。隊員が「埴生の宿」を歌うと、歌声に併せて竪琴を弾きました。矢張り僧侶は水島だと確信した彼等は、一緒に日本へ帰ろうと呼び掛けますが、僧侶は黙って「仰げば尊し」を弾き去って行ったのです。
悲しみの中帰国の途に着いた隊員達のもとに、1羽のインコが手紙を運んで来ます。そこには、水島が仲間の降伏の説得に出発してからの出来事と、ビルマの地で命を落とした日本兵を弔う為に現地に留まる事を決心したこと、その為に出家をして僧侶に為ったこと、更に仲間への感謝の気持ちが綴られていました。水島の想いを知った隊員達は、惜別の気持ちを込めて静かに合唱を始めたそうです。
『ビルマの竪琴』に登場する歌「埴生の宿」に込められた想いとは
作中で何度も歌われる「埴生の宿」原曲は、1823年に作詞作曲された「ホーム・スウィート・ホーム」です。イギリスで上演されたオペラの中の1曲で、宮殿暮らしをする事に為ったヒロインが、貧しくも満ち足りていた故郷の家を懐かしむと云う内容。
日本では1889年に発表された歌集に掲載され「埴生の宿」として知られる様になりました。「埴生の宿」は「みすぼらしい、粗末な家」と云う意味ですが、歌詞を見てみると「みすぼらしくとも我が家に勝るものはない」と云う真意が含まれて居る事が判ります。
『ビルマの竪琴』では、水島たちが歌う「埴生の宿」に併せ、イギリスの兵士達も歌い出し、敵も味方も関係ない大合唱と為る様子が描かれて居ます。双方に取ってこの歌は、故郷を彷彿とさせるものだったのでしょう。
戦争で疲弊し傷ついた彼らに取って、遠く離れた我が家を恋しく想う気持ちは同じ。「埴生の宿」には、故郷に帰りたいと云う国を超えた切実な願いが込められて居るのです。
『ビルマの竪琴』は実話だった?モデルがいる!
主人公の水島上等兵には、モデルが居ると云われています。復員後に群馬県利根郡昭和村にある雲昌寺の住職と為った中村一雄です。『ビルマの竪琴』は、彼と同じ部隊に所属して居た人物から聞いたエピソードをもとに書かれました。
13歳で仏門に入った中村は、福井県永平寺で修行中の1938年に徴兵。中国やフィリピンなど東南アジアをめぐり、多くの戦死者を出したビルマで終戦を迎えました。所属して居た「吉本隊」の中にオーケストラ団員が居た事から、捕虜と為って収容所に入れられた後に合唱団を結成。歌の力で死者の魂を慰めようと尽力したそうです。
1946年に軍務を解かれ帰郷。群馬県昭和村で僧侶に為ります。村の開拓に奮闘する一方で、慰霊の為に度々ビルマを訪れ、1998年にはミャンマーキンウー市に小学校を寄贈。戦没者の為の慰霊碑も建立しました。2008年に92歳でこの世を去るまで、生涯を掛けて戦争犠牲者の鎮魂と平和交流に力を注ぎ続けたそうです。
『ビルマの竪琴』から考える「インパール作戦」の白骨街道
1944年3月、ビルマにおけるイギリス軍の拠点と為っていたインパールを占領する為に、日本軍が決行した作戦を「インパール作戦」と云います。準備や計画が十分では無く、多くの犠牲者を出し「史上最悪の作戦」と云われているのです。
激しい雨が降る中敵の攻撃に晒され、兵士は次々と倒れて行きます。食料も尽き不衛生な環境下で伝染病も流行りました。作戦が中止された後の撤退路には3万を超える死体が並び「白骨街道」と呼ばれる程の惨状だったそうです。
こんな地獄の様な光景を見た水島は、見過ごす事が出来なかったのでしょう。日本に帰ることを辞め、鎮魂の為にビルマに留まる選択をするのです。
以上
福原愛に不倫報道!夫と子供を台湾に残して横浜「お泊りデート」撮
福原愛に不倫報道!夫と子供を台湾に残して横浜「お泊りデート」撮
日本に帰国した2月下旬に横浜でデートする姿をキャッチ
卓球女子元日本代表で、現在は解説者やタレントとして活動する福原愛(32才)に不倫疑惑が浮上した。3月4日発売の女性セブンが報じる。
2月下旬、福原の姿は横浜・中華街に在った。彼女の隣には身長差25cm程ある長身のイケメン男性。二人は寄り添って歩き、人気店で行列に並んで買った焼売や小籠包を仲良く頬張った。
福原は、2016年9月に台湾出身の卓球選手・江宏傑(ジャン・ホンジェ・32才)と結婚。二児をもうけ台湾で暮らしている。今年1月「株式会社omusubi」を設立し代表取締役に就いた彼女は、その会社設立の手続き等で現在、日本に単身赴任中だった。その最中にデートを楽しんでいた相手とは誰か。
「Aさんと云う、都内の一流企業に勤めるエリートサラリーマンです。メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手(26才)似のイケメン。愛ちゃんとは6、7年前に知人を介した食事会で知り合い、今年に入って急接近。この日のデートは愛ちゃんが『横浜に行きたい』と言って実現したものです」(福原の知人)
中華街を後にした二人は、Aさんが運転する高級車に乗り込みベイエリアにあるホテルへ。辺りを警戒する様にして駐車場に潜り込んだ。翌日も横浜のみなとみらいでデートを楽しみ、帰路へ。福原は現在、東京の自宅で一人暮らしをして居るが、この日はAさんと共に帰宅。翌朝、Aさんは福原の自宅から出勤した──。
福原と江の夫妻は、台湾では幸せに満ちたカップルと言われている。夫婦のSNSからは家族団らん、仲睦まじい様子が発信されているし、夫婦でのCM共演も多い。しかし、最近に為って異変が見られて居た。
2月18日に放送された『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した福原は 「(日本と台湾を)行ったり来たりが多いんですけど、今は台湾に居る期間が長くて、これから拠点を日本に移していこうかなと云う風に。子供が幼稚園に入るタイミングなので」 と発言。突然の帰国宣言に、国内外のメディアが「夫との別居か」と報じた。
これに対し夫の江は、2月25日の会見で 「妻は東京五輪の関係の事で日本に戻っている。子供はママにとても会いたがっていて、毎日ビデオ通話をしています」 と別居説を否定したのだった。
冒頭の横浜お泊りデートは、江がそう反論した2日後のことだった。福原に、Aさんとの関係について直撃すると、一瞬驚いた様な表情を見せたが冷静な態度で対応した。
──Aさんとはどの様な関係ですか?
「精神的に余り安定して居ない私を、サポートして呉れる仲の好い友達の1人です」
──2人でホテルに泊まって居る事実を確認して居ます。
「それは事実ですが、ホテルの部屋は2部屋取っていました」
車デートも
そう述べ、更に福原の自宅に泊まった事等に付いても釈明した。夫や子供を台湾に残し、一人日本で生活をする福原が取った行動の意味は何だったのか。3月4日発売の女性セブンは、白昼堂々の横浜デートの様子、Aさんの素性と福原の関係、SNSでは判ら無い福原と夫の本当の夫婦関係、彼女が直面するストレスフルな台湾生活、そして福原への直撃のさらなる詳細に至る迄を、写真と智に計5ページで詳報して居る。
福原愛 不倫報道でも「速攻家族円満アピール」 はCM違約金対策か
FRIDAYデジタル 3/4(木) 7:01配信
プロテニスプレイヤー錦織圭とデートをする福原愛。未だこの頃は初々しかったが…(‘08年)
3月4日発売の「女性セブン」が卓球の福原愛の“2連泊お泊まり不倫”を報じた。夫と子供を台湾に置いた状態で、帰国した際、横浜で一般男性のエリート会社員と不倫デートを満喫したと云う内容だ。初日は高級ホテルに男性と2人で泊まり、翌日は福原の自宅に男性を泊めたようだ。
福原は‘16年に台湾出身の江宏傑氏と結婚。翌年は長女が誕生し、’19年4月に長男を出産したばかり。2人は台湾で暮らして来たが、2月18日に放送された『徹子の部屋』(テレビ朝日系)では拠点を日本に移すことを明かしていた。
その後、2月25日発売の女性セブンが “別居”準備を進めて居る事報道。しかし夫の江は、同日台湾のメディアの取材に対し、“夫婦関係は円満である”と答えたのだ。
「福原も自身のFacebookには2月25日、夫のアカウントに返信する形で夫婦円満をアピールして居た。将に『別居報道など間違いですよ』と言わんばかりに。他にも江氏のインスタグラムにも福原や家族の写真は沢山投稿されて居る。 何より別居報道で一番憂慮しているのはCM関連でしょう。2人はおしどり夫婦で通っており、台湾では乳酸菌のCMに夫婦で出演しています。今回の不倫報道によって打ち切りだけでなく、違約金などが発生する可能性もあるでしょう。今後のCMに影響がでるのも間違いない」(スポーツ紙記者)
夫婦円満をアピールするのは、報道対策でもありCM対策でもあるのでは…と云う事だ。そしてその夫婦揃っての“円満アピール”をした2日後に、福原は日本で2連泊デートをして居るのだ。「デート」をして居る当日、福原はツイッターでこうつぶやいて居た。
《この数日間ズッと週刊誌の方に着けられて気が滅入りそう、、直接聞きに来て呉れたら好いのに・・・》
福原の希望通り、女性セブンは本人に話を聞いているが 《ホテルは2部屋取っていた》 《自宅には泊めたが他にも部屋はある》 と云う釈明をしたと云う。
「苦しい言い訳ですが、夫に同じ説明をして納得して貰えるかと云うと非常に厳しいでしょう。セブンと同じ発売日の文春では、夫の江氏のモラハラを報じて居ます。服装一つ取っても罵倒される…と云う話ですので、デートやお泊り等はいわずもがな、納得して貰える可能性は低い。夫婦のCMだけで無く、東京五輪での解説などの仕事にも大きな影響がでるのではないでしょうか」(ワイドショー関係者)
アノ国民的な“泣き虫愛ちゃん”が、中国の番組で夫と繰り返しキスをするでも動揺した人が多いと思うが、まさか不倫報道が出て来る日が来るとは誰が想像しただろうか。コロナ禍に海外から入国した上に、夫以外の男性と2連泊した福原。彼女の口から直接の説明を待ちたい…。
以上 FRIDAYデジタル
「この売女!」福原愛を離婚決意に追い込んだ 「モラハラ夫」
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年3月11日号 3/3(水) 16:12配信
元卓球日本代表の福原愛(32)が、元卓球台湾代表の夫・江宏傑(32)と離婚協議に入って居る事が「週刊文春」の取材で分かった。夫とその家族による「モラハラ」が続き、離婚を決意した福原は、今年1月に夫に離婚を伝えたと云う。
福原は女子団体で銅メダルを獲得したリオデジャネイロ五輪直後の2016年9月、江と結婚。翌2017年2月には、東京ディズニーリゾートで盛大な結婚披露宴を行った。 以降、台湾に拠点を移した福原。2人の子どもにも恵まれ、インスタグラムでは親密な2ショットを頻繁に投稿するなど、幸せな家庭を築いているかに見えた。 処が、福原の知人はこう明かす。
「最初の出産の時、愛ちゃんはツワリが本当に大変だったのですが、江クンから何回も酷い言葉を投げ掛けられていました」
福原が第1子となる長女を出産したのは2017年10月のこと。ツワリが重く、何度も吐いたりすると、江からは 「栄養が行か無い」 と叱られていたと云う。
「それでも、愛ちゃんは『私のホルモンバランスが悪いだけ』と自分を責め続けて居ました」(同前)
2019年には、福原に取って決定的な出来事があった。歯科治療に行った時のことだ。妻が日常生活で華美なファッションをすることを嫌っていた江。福原はこの日も地味な服に着替えさせられ、夫と一緒にクリニックに向かった。
そして、歯科治療を終えた後の帰り道、江は福原をこう激しく罵ったのだ。 「誘う様な口の開け方をして。この売女!」 福原は夫から吐き捨てられたこの言葉を、今でも忘れられ無いと云う。福原本人を電話で直撃した。
——江さんのモラハラで離婚を決めた?
「えっ……それは、夫婦で好く話し合って決めて行きたいと思います」
そう答え、後は 「お騒がせして申し訳ありません」 と繰り返すのみだった。 3月4日(木)発売の「週刊文春」では、結婚生活で夫から受け続けた「モラハラ」の詳細の他、39歳で芸能界デビューを果たした義姉からの罵倒の言葉、信じて居た筈の義母の裏切り、そして、夫に離婚を告げた瞬間や離婚届を記入した場面等、福原が離婚を決意するに至った「全真相」を詳報している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年3月11日号
〜管理人のひとこと〜
試合に負けて泣きじゃくる幼い愛ちゃん・・・泣き虫愛ちゃんが大人に為り、悲願のメダルも捕りイケメンと結婚し二人の子供も・・・人一倍卓球を愛し努力を続け掴んだ幸せ・・・しかし、彼女にも試練が待っていた・・・家庭生活の危機だった。昔から知る愛ちゃんの不倫騒動・・・なんと、人気者・愛ちゃんの不倫騒動なのである。
ここは残念だが、台湾に住む旦那やその家族を悪者にするしか無いのだろう。恐らく彼等にもそれなりの反論もあるのだろうが、パワハラ疑惑には勝てそうも無い。円満に離婚が出来、子供の親権も得られ日本に返って来るのを待つばかりである。離婚する前に不倫がバレたら不味かったが、写真を見る限りでは写真を撮られて居るのを覚悟してのデートの様だった。バレても好いわ・・・その意思が確りと伝わるスナップだった。がしかし、くれぐれも日台間の親善が損なわれる事の無い様な報道を通して頂きたいものである。 以上
2021年03月03日
丸川氏、7回続けて答弁拒否 選択的夫婦別姓の反対理由
丸川氏、7回続けて答弁拒否 選択的夫婦別姓の反対理由
朝日新聞社 3/3(水) 15:04配信
参院予算委で社民党の福島瑞穂氏の質問に答弁する丸川珠代男女共同参画担当相=2021年3月3日午後1時40分、恵原弘太郎撮影
3日に始まった参院予算委員会で、社民党の 福島瑞穂党首 は選択的夫婦別姓を巡り、丸川珠代男女共同参画担当相の姿勢を追及した。丸川氏は選択的夫婦別姓制度への反対を呼び掛ける書状に名前を連ねて居た事から、野党から女性の社会的地位向上を担う閣僚としての資質を疑問視する声が挙がっている。
福島市は 「何故選択的夫婦別姓に丸川さんは反対なのか」と 質問。丸川氏は 「3月8日の国際女性の日にちなみ、福島先生がこれ迄男女格差の解消、男女共同参画の推進に取り組んでくださったことに心から敬意と感謝を表したいと思う」 と前置きして答弁を始めた。
だが、夫婦別姓については 「私には私の考えがあるのは確かですが、それはそれとして、私は大臣の任があるので大臣として確り務めを果たしたい」 として答弁を拒んだ。福島氏は 「何故選択的夫婦別姓に反対なんですか。答えてください」 と改めて質問。丸川氏は 「(男女共同参画担当の)職員にも、実は私の個人としての考えを伝えて居ない。私の意見に左右され無いで国の政策を進めて頂きたい」 と説明した。
福島氏は 「明確に答えて下さい。大臣の資質に関わる質問をしている。菅総理も上川大臣も夫婦別姓に賛成とかつて言ってますね・・・と云う事で答弁されて居る。丸川さんだけ答え無いのは可笑しい」 と重ねて追及。
委員会室にも 「担当大臣でしょう」 とヤジが飛び、質疑は度々中断した。丸川氏は改めて答弁に立ったが 「国民の皆さんが全てを理解されて居る訳では無い。先ず自分事として捉えて頂ける議論を後押ししたい」
福島氏は納得せず、選択的夫婦別姓に反対の理由を、7回に渉り丸川氏に質した。それでも丸川氏は 「大臣として反対した訳では無いので、反対かどうかの答弁は出来ません」 等と答弁を避け続けた為、福島氏は、過つて反対した理由を質問。丸川氏は 「家族の一体感に付いて議論があって、コレは家族の根幹に関わる議論だなと云う認識を持った」 と答弁した。
又、福島氏は 「一般の人は通称も使え無い」 として、通称使用による不便さも指摘。丸川氏も 「大臣に就任して驚いた事がある。閣議でサインした時、本名・大塚珠代でした。(丸川と云う)旧姓で選挙をして居るので、非常に違和感があり内閣総務官室に可笑しいのではとお願いし、数年掛かったが、丸川珠代と書かせて貰った。通称使用の拡大はこれからも取り組んで行きたい」 と答弁した。
これに付いて福島氏は 「一般の人は通称使用するのも難しいんですよ」 と指摘したが、丸川氏は 「人格権の問題だと受け止めている人も居る。便利か不便かと云う話と人格権とは重さが違う」 との認識を示した。
朝日新聞社
処でここで問題に為っ要るのが「選択的夫婦別姓」の問題です。それでは、夫婦同姓の不都合な点と選択的夫婦別姓の問題点を取り上げてみましょう。
2014/09/08 の議事より
選択的夫婦別姓とは
現行民法は、夫婦が婚姻前に決めた夫又は妻の氏を称する事としている(変更は出来ない・民法750条)その為、夫婦の別姓は原則出来無い。
しかし、選択的夫婦別姓は、夫婦が、婚姻の時に
〇 夫又は妻の氏を称する(同姓)か、
〇 各自の婚姻前の氏を称するか
を決めて、夫婦の氏に付いて夫婦の選択を認める制度である。
夫婦同姓の現状と選択的夫婦別性の課題
夫婦同姓の現状は、以下の通りである
旧姓を名乗りたい妻は、旧姓を通称使用して夫婦別姓と同じ状況として居る。又、夫の姓を選択する妻が夫婦の約9割を占めるが、夫又は妻のドチラかしか姓を選択出来無いのは、姓を選択する権利を侵害するとして、法改正を望む者が居る。
そして、夫婦共々が夫々受け継がれて来た氏を大切にしたいと思って居る人が増えて来て居り、氏の変更が結婚の障害と為って居るのが現状である。
選択的夫婦別姓にした場合の課題は以下の通り
?@ 別氏夫婦の子供の氏はどう為るか
?A 別氏夫婦の子供は一旦決めた氏を変える事が出来無いのか
?B 選択的夫婦別姓の導入の前に結婚した夫婦は、別氏夫婦に為る事が出来るのか
選択的夫婦別姓の課題の検討とコメント
?@ に付いて、平成8年の法制審議会の答申によれば、夫婦が予め子供の名乗る氏を決めるとされ、又、子供が複数居る時には子供の氏は統一される。また、
?A に付いて、平成8年の法制審議会の答申によれば、子供に氏を変更する特別の事情が在る事と、家庭裁判所の許可が必要と為る。そして、
?B に付いて、平成8年の法制審議会の答申によれば、一定期間内に戸籍法の定めに従って、届出ることによって氏の変更が出来るとされている。
夫婦同姓は、氏が夫婦共同体を示すものと考えられて居た為、民法上夫婦同姓を原則としたものと考えられる。しかし、妻が一人っ子で夫の姓を名乗る事と為れば、旧姓を名乗る者が居なくなってしまい、旧姓を残して行きたい妻の意志を無視する事と為ってしまう。
又、旧姓に愛着のある者は、結婚に踏み切れ無く為り、事実婚を選ぶ夫婦が生じ、婚外子の遺産差別の問題を生じさせる事に繋がってしまう。従って、選択的夫婦別姓の法改正をしても好いのではないか。
夫婦別姓で問題と為ることは何か?
村上 臣 (電脳コラムニスト) 2019/03/27 18:56
今日は、電脳コラムニストの村上です。個人的に注目していた訴訟ですが、25日に東京地裁で退けられました。2015年に最高裁が合憲と判断した「夫婦同姓」を巡り、別の論点から国相手の訴訟を起こして居たソフトウエア開発会社「サイボウズ」の青野慶久社長(47)等の訴えが25日東京地裁で退けられた。家族の在り方が多様化する中、司法判断の確定後も夫婦別姓を求める声は止まず議論は燻り続けている。(略)
夫婦の姓を巡って最高裁は2015年12月 「夫婦同姓は日本社会に定着して居り、合理性がある」 等として 「夫婦は婚姻の際に夫又は妻の氏を称する」 とする民法の規定を合憲と判断した。
そこで青野氏らは民法では無く戸籍法に着目。同法の規定では、日本人が外国人と結婚した場合、同姓か別姓かを選べる事に為って居るのに日本人同士の結婚で選択出来ないのは不平等だと主張した。
「夫婦同性は日本社会に定着して居る」 のは確かにそうでしょう。しかしながら、近年のライフスタイルも変化して居り、家族の在り方も多様化しています。そもそも「夫婦同性」は明治期に施行された旧民法で規定され、今の民法にも継承されて居るものです。流石に明治期と現在では可成り時代が変化した訳で、改定の議論があるのも当然だと思います。
Memo 夫婦同姓何時から? 旧姓使用は徐々に拡大 (Q&A) 2018年8月17日 20:34
夫婦の姓を巡る制度の歴史や最近の動きをまとめた
Q 夫婦が同じ姓を名乗る様に為ったのは何時からか。
A 江戸時代は武士等に限られて居た姓の使用が、明治時代に入って広く認められる様に為った。「夫婦同姓」は明治期に施行された旧民法で規定され今の民法にも継承された。
Q 旧姓が使え無い場面にはどんなものがあるか。
A 旧姓は飽く迄通称の為、運転免許証や健康保険証等では使え無い。パスポートでは外国で旧姓での活動実績がある場合等に、書類提出等を経て認められれば旧姓を併記出来る。
Q 職場での旧姓使用は広がって居るか。
A 2016年の内閣府の委託調査では、回答企業約4600社の内旧姓使用を認めて居るのは45.7%に上り、従業員が1千人以上の企業では67.0%に上った。国家公務員は2001年以降、職場での旧姓使用が認められて居るが、政府は2017年、対外的な文書 でも旧姓使用を原則認めると発表した。
Q 選択的夫婦別姓を巡る法改正の動きは。
A 女性の社会進出等に伴い、法制審議会が1996年に選択的夫婦別姓制度の導入を答申した。だが、家族の在り方や子供の姓の扱い等を巡って慎重意見が多く寄せられ、法案の国会提出には至ら無かった。 以上
例えば、ここ30年余りで共働き世帯は600万世帯から1200万世帯弱とホボ倍増して居ますし、都内に絞ってみれば49%の世帯が共働きと為って居ます。現状では法として夫婦別姓が認められて居ませんが、職場での運用状況はどうでしょうか。
結婚後も職場での呼び名に旧姓が使えた職場は約75%、使え無かった職場の5.6倍もあって可成り多い。旧姓を使い続ける事にした人と新姓に変更した人の割合は大体半々。旧姓を名乗ることは珍しく無く為っている。
何と、半分の人は旧姓を利用し続ける事を選択して居ました。
意外と多いと感じる方も多いのでは? 新姓を選択した人も「職場で認められ無かった」「結婚を報告したら自動的に戸籍名に変更された」等、職場環境や職場の方針等を理由とする回答が多くを占めました。
旧姓を利用するメリットとしては
? 改姓前から付き合いの有る仕事関係者に同一人物と認識して貰える為
? 取引先・顧客等社外の人に姓が変わった事を伝え無くて好い為
? 結婚・離婚等のプライベートな情報を知られたく無い為
等が挙げられて居ます。個人的にはキャリア育成上もメリットが多く、寧ろ急姓と新姓で分断されてしまうと不都合が生じる局面もあります。
? 掲載されたインタビューや論文等の実績が名前の違いで分かれてしまう
? 特許は戸籍名が必須の為、旧姓利用をしている場合は説明が面倒
? ホテルの予約をクレジットカードですると戸籍名に為ってしまい、出張時には困ることがある
? 旧姓と新姓を繋げる証明書が、戸籍謄本しか無い(最近はパスポートに併記出来る様には為りましたが)
デメリットに付いては幾らでも書けそうです。何故なら、私も提訴した青野さんと同じく、旧姓・村上でズッと仕事をして居るからです。状況としては女性と結婚し子供が居ると云う家族ですが、家では新姓・職場では旧姓で使い分けています。
仕事関係の友人と子連れで遊ぶ時は、当然旧姓で呼ばれる訳ですが、子供に取ってみれば聞き慣れ無い名前で呼ばれる訳です。それで何か問題があるかと云うと全く無く 「お父さんは仕事では結婚前の名前のママなんだよー」 とスンナリ理解して居ます。
私の経験上、夫婦同性を強制された事によるデメリットは山程ありましたが、別姓で課題を感じたことは皆無です。今回の議論も「選択的夫婦別姓」ですので、同性が好い人はそうすれば好いですし、別姓が好い人はそれを選べる様にするだけ。これだけ旧姓利用が一般的に為っている現在においては、十分に「日本社会に定着して居る」と言えるのではないでしょうか?
以上
政治家として活躍されている丸川珠代氏が大臣就任前に「選択的夫婦別姓」反対の署名を地方議員に「賛成しないでください」と送ったそうです。彼女としては、右側の支持者へのサービスの意味も在ったのでしょうが、彼女が反対する筈も無い(男女共画担当大臣)に関わる別姓使用の自由を、敢えて封じたのは特に不自然な行動だった・・・と、男女共画担当大臣に相応しく無いと福島瑞穂氏は追及した訳です。
彼女の本名は「大塚珠代」さんで、前職の放送関係時代から選挙にも別姓の「丸川珠代」を通していたそうです。二枚舌とも取れる今回の二重スタンダードに付いては、彼女の腰と口の軽さを露呈してしまった様です。何かと言葉尻を取られ無い様にとの可笑しな言動が、国民にも異様な雰囲気を与えてしまった様です。
菅総理の又しても失点と為りました。これではナカナカ挽回も困難な様です。恐らく農水相・総務相・オリンピック相の辞任と続き、延いてはオリンピック中止の責任を取らされて・・・との腹を括ら無ければ為らないかも知れません。
以上
2021年03月02日
秘蔵っ子辞任「縁故主義」のブーメランが菅政権に突き刺さる
秘蔵っ子辞任「縁故主義」のブーメランが菅政権に突き刺さる
newsweek 3/2(火) 17:18配信
山田氏は第2次安倍政権で女性初の首相秘書官を務めた(2013年)Yoshikazu Tsuno/Pool-REUTERS
<7万円の高額接待を菅首相の長男が勤める東北新社側から受けて居た事が明るみに出た山田内閣広報官が辞任した。反縁故主義・既得権益打破を掲げる菅首相の「秘蔵っ子」の落馬は、政権にこれ以上ないブーメランとして突き刺さる>
山田真貴子内閣広報官が辞職した。3月1日の朝、衆議院予算委員会で集中審議が行われる直前のタイミングだ。「体調不良」による入院で職務継続が難しいとして、退職願が閣議了承された。
【北島 純(社会情報大学院大学特任教授)】
先週2月24日には総務省接待事件の関係者11名に対する処分が為されたが、その際に山田内閣広報官も「給与の60%(70万5000円)を自主返納」するとして居た。既に総務省を退職済みであったので、懲戒処分では無く、自主的な対応だった。
しかし、7万円を超える高額接待に対する批判は鳴り止ま無かった。2月25日の予算委員会で、「菅首相の子息が同席した事は大きな事実では無い」等と言い切ったことも含めて、事案の解明に消極的な対応を示したことで、国民の理解が得られたとは言い難い状況が続いていた。
菅政権としては、女性初の内閣広報官として期待する処も大きかっただろうが、接待事件で全てが吹き飛んだ形だ。内閣広報官としても、忸怩たる思いであると同時に「タダより高いものはない」と云う格言を噛み締めているに違いない。
<菅首相が「飛ぶ鳥を落とす勢い」だった頃> 問題と為った「7万円を超える接待」は、2019年11月6日に行われた。参加したのは、東北新社本社の代表取締役社長と取締役、そして子会社である東北新社メディアサービスの代表取締役社長と取締役と云う東北新社側4人と、総務審議官であった山田氏。
この子会社取締役が菅氏の長男だった。総務審議官は、総務省で事務次官に次ぐポストで、情報流通分野(旧郵政省分野)における事実上のトップ。会社で言えばナンバー2の専務取締役の様な存在だ。
山田氏は、第2次安倍政権で女性初の首相秘書官を務めた後、これ又女性初の総務審議官に上り詰めて居た。きめの細い政治家対応も評価され、内閣官房長官だった菅首相の秘蔵っ子として知られていた。
「次の元号は令和であります」と云う2019年4月1日の改元発表で全国津々浦々まで顔と名前が知れ渡り、一躍「ポスト安倍」の有力候補と見なされるように為った菅氏が、飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃である。
東北新社側は、そうした文脈の中で、山田総務審議官を接待した。本社の社長以下、それはそれは「気を使う」大事な接待だったに違い無い。
<酒池肉林の宴で東北新社が狙った「獲物」>
しかし、一体どれだけ食べどんな酒を飲んだら、一人当たり7万円を超える接待に為るのか。「7万円を超す接待を受けて平気な公務員の感覚が信じられ無い」と云う声もあがっている。
「贅沢過ぎる接待」と云う意味では、「酒池肉林」と云う言葉を想起した人が居るかも知れない。酒池肉林とは、司馬遷『史記』殷本紀にある「酒をもって池と為し、肉を縣けて林と為し」から来た言葉で、殷の暴君・紂王が、池を為す様な大量の酒と林の様にぶら下がる干し肉が供される「豪奢の宴」を催したことに由来する故事だ。
民間企業では、接待交際費の扱いは大変厳しい。中小企業であれば、接待交際費として損金算入出来る額は会社として800万円が上限であり、飲食を伴う打ち合わせを「会議費」として経費算入出来るのは5000円迄だ。
今時、7万円を超える接待を許す企業が日本でどれだけあるだろうか。 東北新社側としては、7万円を超えるコストを費やしても、行いたい重要な接待だったのかも知れない。しかし、「酒池肉林」感の漂う今回の接待は、コロナ禍で窮乏生活を強いられている庶民からすると、およそ普通の生活感覚からはかけ離れて居るものだ。厳しい批判は免れ無い。
致命的だったのは、接待の場に、総務省から許認可(衛星放送事業者としての認定)を受けて居る子会社・東北新社メディアサービスの社長が同席して居た事だ。これは、国家公務員倫理規程が供応接待を禁じている「利害関係者」そのもので、官僚側が自腹で参加していない限り、アウトだ。
<コンプライアンス軽視の社内文化>
長男は接待の当時、親会社である東北新社の部長職であると同時に、東北新社メディアサービスの取締役でもあった(同取締役を退任したのは2020年6月26日。尚別の関連会社である株式会社囲碁将棋チャンネルの取締役に2020年3月30日付で就任している)。
菅首相は2月22日の予算委員会で「長男が入社する時、総務省との関係については距離を置いて付き合うように言った」と答弁している。この言葉が活かされて居れば、接待自体の是非は百歩譲ったとして、例えば直接的な利害関係者である長男ら東北新社メディアサービスの2人は「会食が始まったら離席する」と云った対応が取り得たかも知れない。
しかし、東北新社側による一連の接待攻勢の中で、感覚が麻痺して居たのだろうか、そうした対応は取られ無かった。 東北新社側は2月26日付けで社内処分を発表し、本社の社長以下、今回の接待に参加した4人全員が退任・異動に為った。事実上の引責処分で、こちらも7万円接待が高くついた形だ。
コンプライアンスを軽視する社内文化をどう刷新して行くか、企業として容易で無い課題が突きつけられて居る。
<色あせる菅政権の「既得権益の打破」と云う旗>
山田内閣広報官を除く、他の接待に参加して居た総務官僚に対する処分が「甘い」と云う批判も依然として鳴り止んでいない。官僚側は「3カ月の減給20%」が最も重い処分だ。武田良太総務相が閣僚給料3カ月分全額を自主返納するのと比べても、今回の処分は「甘い」と云う印象を与えるだろう。
役所の内向き論理としては、懲戒処分の基準に沿って前例踏襲せざるを得ないと云う側面もあろう。しかし、免職や停職でも無く、減給処分で済ませた事で国民の納得が得られるか。内閣広報官の辞職や東北新社側の退任・異動処分との「バランス」が取れて居ると言えるかも注目されることに為ろう。
官僚に取って所管する業界の動向把握等は確かに重要だ。しかし、同時に、利害関係者に絡め取られ無い様にする慎重さが求められる。今回の総務官僚はいかなる心境で接待に望んだのか。「危ない橋」を渡らせたものは何なのか。
自らの油断と慢心を反省して居るとしても自業自得であり、総務行政の公正に対する国民の不信を招いた結果は重い。
今回処分された旧郵政省出身の情報流通畑官僚に対する総務省内の視線も厳しいと聞く。 コロナワクチンの供給開始や緊急事態宣言の一部解除は、基本的に政権支持率を押し上げる効果がある筈だ。支持率が横ばいに留まるとしたら、総務省接待事件の影響が大きいに違いない。
政権の足を引っ張ると云う意味で、菅首相の背に突き刺さった「矢」のインパクトは大きい。「縁故主義」の批判が燃え盛ると、菅政権の「既得権益の打破」と云う旗が色褪せることにも為る。今回の総務省接待事件をどう収めるか。綱紀粛正を徹底出来るかが、菅政権の正念場と為ろう。
以上
管理人のひとこと
管理人は半年以上もの間、或る種世の中から隠遁した生活を送っていました。何も社会的な犯罪を起こし、強制的に隔離・拘束されて居たのでは無く、思う処があり自主的に静かに暮らして居たのです。その間色々な資料・書物を読み漁り、自分の不足している弱い面の充足を図ろうと考えました。
その間我が国は、首相が代わり新たな自民党政権が継続されて居ます。この政権は発足当時より、前政権の傷跡に新型コロナウィルス対策等の大きなハンディキャップを負わせられた特異な政権なのでしょう。農政省に始まり総務省へと企業と監督官庁との間の不適切な接待疑惑が日常的に行われ、組織のトップは誰も責任を取ろうとはしません。
官僚のトップは、内閣に人事権を取り上げられてしまい、組織の中で腐ってしまうやる気の無さが蔓延している様です。贈収賄が蔓延るのは全てがやる気の無さなのかも知れません。
そして、政治家や官僚の色々な事件が積み重り、安倍前政権の分も含め、要約政権打倒への大きなウネリへと発展する可能性もあります。特に若年層の保守化が支えた自民党政権でしたが、新型コロナウィルス禍による被害を諸に受けそうな年代や婦人層から、保守への失望の動きが生まれるかも知れません。
殆どの人が菅首相の話に信頼性を持てず、かと云って野党の話も面白く無く・・・いっそ山本太郎氏の「れいわ新鮮組」もモタモタ している感じで、支持する政党も見当たら無いのです。待っていても救世主は現れません。今年2021年は東日本大震災から丁度10年のきじめです。何かが起きなくては日本は沈没してしまいます。何れにしろ選挙は直ぐそこに迫って居ます。野党の皆さんは、最後のチャンスですから気張って頑張って欲しいものです。
以上