「 高齢者 で 薬を大量 に飲んでいる人も多いが、果たしてそれは適切な処方なのか?」
「最近の医者は行き過ぎた専門化ゆえの視野狭窄に陥っていて、
病名単位で違う薬を処方する ものの、
『 薬の重複作用 』への対処は必ずしも功を奏していないのでは?」
元々、医師と薬剤師が別々の国家資格であるところからして、
『薬の重複作用』への対処が難しい事が推し量れますが、
現代の様に新薬とその薬理効果の知見が加速度的に増えていく状況では
さらに難しいのだろうな、と思います。
『最近何かと注目を集めているIBMの人工知能Watsonが、
東大医学部との共同プロジェクトにおいて
2000万件の論文データをインプットされた後、
専門医でも難しい特殊な白血病に対する処方箋をわずか10分で見い出し 、
患者の命を救った』
という事例は昨年8月5日のものですが、
こういう事例を見るにつれ、
「近い将来、下手な医師や薬剤師よりも
医療用人工知能の方がずっと良い治療成績を出すのでは?」
「人間の医師や薬剤師が医療用人工知能に勝るには、人工知能の特性を理解し、
人工知能が苦手とする局面で勝負するしかないのでは?」
と思います。
それはさておき、私はかつて前立腺肥大に悩み、
5年間薬物療法を続けるも効果が現れず 、
セカンドオピニオンに従って手術したところ、
5年間の苦痛が嘘のように解消した 、という経験をしました。
これは『薬の重複作用』ではありませんが、
今思うと「処方が合ってなかった」のかも知れません。
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