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2016年03月29日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(20)

 前回、「日常で気が付いた『健康維持に役立つ方法』を日常の習慣として取り入れる事が、大事だと思います」
と書きましたが、
私の場合、『免疫力の強化』という観点で方法を取捨選択しています。

 私が今の様なやり方で健康法を取捨選択するようになった背景には、
新潟大学の安保徹先生(医学博士)の著作やYou Tubeで見た先生の講演動画などの
影響があります。

 安保先生の主張を見聞きして、「なるほど……」と思えることがたくさんありました。

 安保先生の主張の骨子は
「健康な人間に元々備わっている“免疫力”は、免疫細胞、特に種々の白血球(※)の働きによって成り立っており、
薬に頼りすぎるとそれらの働きを弱めてしまう事もある」
「本来人間が持っている自然治癒力(特に免疫力)をもっと見直すべき」
というもので、大いに納得させられました。

(※癌やウイルス感染細胞を殺すNK細胞(ナチュラルキラー細胞)やウイルス等を無力化する抗体を作るB細胞などのリンパ球や、細菌類を殺す好中球、寄生虫を殺す好酸球、アレルギー反応に関わる好塩基球、壊れた細胞や異物を食って消化するマクロファージ……等々)

 安保先生の主張に含まれる細部の間違いを指摘する意見も有るようですが、
今のところ私は、大筋では安保先生の主張に共感しています。

 そこで、「なるべく薬や手術に頼らずに健康を保つ方法はないものだろうか?」と
日々、模索しております。

 ネットでも自然治癒力を高める方法はたくさん掲載されていますが、
私はそれらも大いに参考とし、
食生活や睡眠時間、運動、等々、意識しながら日々を送っています。

 そのおかげか、前立腺肥大症の手術を受けた後は、入院を要する様な大病とは無縁です。
すぐ思い出せる範囲の、病気にかかった時の記憶は、
昨年12月初旬に風邪を引いた時の記憶ぐらいでしょうか。

 昨年12月初旬、微熱が出て、体がだるく、又寒さも感じました。
友人や家族は、病院に行きなさい…とアドバイスをくれましたが、
私は自然治癒力を信じ、
「熱が出ると言う事は、体内で、ウィルスと闘っているのだから、体を信じて、我慢しよう」と思い、
病院には行きませんでした。
 3日ほどして回復したように感じ、体も軽くなって、調子が良くなったのですが、
2日後に又、風邪の症状に似た感じが……
しかし、ここでも我慢し、酒も飲まず、風呂にも入らず、
栄養補給をして早く寝て、快復をはかりました。
2日ほどで症状は快復し、体調が元に戻りました。
「生活習慣の改善により、免疫力が高まったせいかな?」と思います。

 3度の大病経験とそれを通じて私が考えてきた事について語ってきた
この第3編、「20回」という区切りの良い所で締めくくり、しばらく一休みします。

 次に『健康オタクの独り言!!』を再開する時は、たぶん「第4編」になると思います。

2016年03月19日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(19)

 ここまで、私の入院体験を、重い順から3つ述べてきました。
今の所、これらの時より重い病気や怪我に襲われた事はありません。

 とにかく、3つの入院体験を通じて、少しずつ健康に関する勉強をしてきました。

 そして「体験してきた事や勉強してきた事について語りたい」と思う様になり、
2年程前からブログを始め 、さらに テーマを絞った2つ目のブログ『悠々自 ?』
1年程前から始め、今に至っています。

 さて、健康体を取り戻す、あるいは健康を維持するには、どうすれば良いでしょう?

 一般的には、年齢から見て「かかりつけの医者」を探して相談していく方が良い…と良く言われますし、
殆どの方が、そのようにされているのではないでしょうか……
また、定期健診も1年に一度は受けるべき、とのアドバイスも多いですよね。

 確かにその通りです。

 しかし、それらに加えて、日常で気が付いた『健康維持に役立つ方法』を
日常の習慣として取り入れる事が、大事だと思います。

(続きは次回)

2016年03月06日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(18)

 もう一つ、手術体験談を……。 これは、胃癌の手術と前立腺肥大症の手術の間に体験したのですが、
胃癌よりもずっと軽く、また、前立腺肥大症の時ほどのスピード退院に驚いたわけでもなかったので、
詳しく記述しておりませんでした。

 故郷に戻り、 第12回 で述べたスーパーで勤務しておりましたが、
オーナー 一族の資産管理に疑問を抱いた銀行が、債権回収の目的から企業譲渡により売却されました。
経営の一端を任されていたので、経営陣は、お払い箱に……。 

 次の会社では、先輩の紹介で入社できましたが、人事総務関係の仕事でした。

 夜間を利用しての経営会議も頻繁にあり、時には深夜、徹夜の会議もありました。

 そんな中でお尻の調子が思わしくなく、大便に出血が混じり、痛みも感じたので、
K外科病院でみてもらったら、内痔なので、手術した方が良い、とのことで、
緊急入院し、内痔の手術を受けました。

fig_iboji.gif

 なにしろ、お尻ですからうつ伏せか横向きで寝ないと傷口に触ると痛いのです。
痛いときは、担当医にお願いして、痛み止めの注射をして頂きました。

 つらいのは、食事ですよね。何しろしばらくの間肛門から便を出せないので、
点滴で栄養補給です。

 10日ほどしてやっと体調も快復してきて、簡単な流動食は摂れるようになりましたが、
不安(肛門から出すときに痛みがあるのか?)がありました。

 幸い、大きな痛みは無く、食事も少しずつ、量を増やして摂れるようになりました。
約3週間ほどで退院し、普通の生活に戻れましたが、
事務作業で長く座っているとやはり、お尻がきになりましたね……。

 しかし、胃がん手術と違い、体にメスを入れて切るような大手術ではなく、
麻酔をして肛門から器具で内痔を切除するので、
体の負担は、あまりありませんでした。

(続きは次回)

2016年02月25日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(17)

 小水を抜いてくれた時のお医者さんから「手術した方が良いですよ」とアドバイスを頂きましたが、
投薬治療を担当している主治医の先生に相談したら、「まだ薬で大丈夫」と言われ、継続しました。

 しかし、症状は改善していくようには思えず、知人の薬剤師に相談したところ、
隣県の泌尿器科を紹介して頂き、診察を受けました。

 その泌尿器科の先生いわく、
「良く、今までもちましたね。このままでは、前立腺が硬くなって使い物にならず、
代替用具を着用することになりますよ。一国も早く手術する事をお勧めします」
との事で、ビックリしました。

 仕事のこともあり、長期休暇が取りづらい旨をお伝えすると、
「最新の手術法なので、数日で退院できますよ」との返事。

HoLEP.jpg

そんなに簡単ならすぐにやろうと思い、
予約して2週間後に手術。3時間で終了、1週間後には退院。

それまでの苦しみが嘘のように、トイレが楽になりました。
本当に安心するやらビックリするやら……

「また出なくなるかも……」という不安から解放され、
直接肉体的に楽になった以上に、精神的に楽になりましたね。

 それからは、半年くらい定期的に診てもらいましたが、
異常は無く順調で、今に至っています。

 こんな経緯から、いわゆる 『セカンドオピニオン』を得られるお医者様や病院と
必ずつながりを持っておくべきだと痛感しました。


(続きは次回)

2016年02月21日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(16)

 前立腺肥大症の投薬治療、最初の頃は効果があったのですが、
2〜3年すると効果が薄れてきて、お酒を飲むと出づらくなってきました。

 ひどいときには全く出なくなり、ある日、七転八倒の苦しみを味わう破目になりました。

 それは、同窓会で気分が良くなり、大量のお酒を飲んで帰宅した夜の事でした。

 泥酔状態で寝てたら、小便をしたくなり、トイレに行ったのですが……

prostatomegaly(2).jpg

出ない!!  何度力んでも出ない!!

 そのうちお腹が破裂するのでは?と思えるくらいの痛みを感じ、
深夜にも係らず、タクシーを呼んで、泌尿器科へ直行!
……夜間担当のドクターから小水を抜いてもらったとたん、
スッとして 痛みがなくなりました。安堵しました。

 その後、かかりつけの病院で、定期検査を受けましたが、
手術を要する程では無い、投薬治療で充分…と言われ、
また継続して薬を飲んでいました。

 半年位して、又同様に飲む機会があリ、やはり多飲しました。
夜になると前回経験したような症状で再度深夜病院に直行!!
前回同様に抜いてもらって事なきを得ました。

 しかし、この様な事が2回もあると、
「本当に投薬治療だけで良いのか?」と疑問を持つ様になりました……

(続きは次回)

2016年02月17日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(15)

 胃癌の手術後は、アルコール類を止めるべきでは?と思い、控えていたのですが、
地元に戻ると友人・知人が多く、声をかけられると、つい一緒に飲んでしまう事がありました。
nomikai_salaryman1.png
 程々に飲む分には特に問題は無かったのですが、
性分で飲むピッチが早く、飲む量が多くなっていきました。

 ……我ながら、人間の性(サガ)と言うものは度し難いですね!
まさしく、私がブログのタイトルにもしている『 悠々自 』です。
自分自身の怠惰さが敵になります……。
 さすがに、自分でもマズイと思い、少し控えることにしました。

 しばらくの間、特に体調が悪いという事も無かったのですが、
前回少し触れた通り、胃癌の手術から数年後、
今度は“前立腺”の調子が悪くなってきたのです。

 泌尿器科で診察して頂くと高齢ながら地元では有名なドクターから
「あなたぐらいの年齢では、前立腺肥大症に罹る人が多いですよ……」
「しばらく、薬で治療していきましょう……」と言われ、
毎月所定の薬を頂き、飲んでいました。
prostatomegaly.jpg


(続きは次回)

2016年02月15日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(14)

 社内における震災の事後処理が一段落したのを見計らって、
いよいよ上司に“希望退職”の意思を伝えました。

 最初はビックリされましたが、体調や将来の事・家族の事・地元からの勧誘の事等を含めて事情を説明し、了承を頂いた上で社の人事部へ赴き、同様に説明手続きを踏んで3月末に退職しました。 


hikkoshi.jpg
 それから引越しの準備をしましたが、今と違って引越業者が一から十まで全てやってくれる「いたれりつくせり」という時代で無かったので、台所用品や衣類等をダンボールにつめたり家具や家財の引き出しからモノを出してダンボールに入れ替えたり……本当に大変でした。

 いま同じように出来るかと言うとまず出来ないでしょうね。 力も要るし、不必要品と廃棄物との分別等もかなり時間を要しました。

 そして、家族で自家用車に乗り、関西から九州の故郷まで、10時間くらいかかったと思います。
 当時は震災の影響がまだまだ強く、高速道路も込んでいたのです。

 途中休憩しながら、やっと故郷についたときホッとした安堵と疲れがドッと出たのを覚えています。

 疲れを癒してから、故郷に戻る直前に大阪大学病院の主治医から頂いた紹介状を持って、
故郷の大学病院を訪問しました。
 その大学病院で、半年毎に診察と検診を受けて術後の経緯を見て頂く事になりました。

 術後の経緯は良好で、順調に回復していきました。 第1編 でも述べた通り、 胃の全摘には至らず、1/5とは言え胃を温存できた事が術後の“QOL”(Quality of Life ; 生活の質)を比較的高く保ち、順調な回復につながった のだと確信しています。
もしも胃癌の発見が遅れていたら、この様に回復できなかったでしょう。癌の魔の手から逃れる確率を少しでも高めるには「早期発見」と「信頼できるお医者様にお世話になる」事が極めて重要であると、正にわが身をもって痛感しました。

 術後約20年経ちますが、その後再発も転移も無く、おかげさまで異状はありません。
こうして、私は癌の魔の手から逃れる事ができました。

 しかしながら、胃癌の手術から数年後、今度は別の病魔が私に忍び寄って来ました……。

(続きは次回)

2016年02月13日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(13)〔外伝〕

 故郷の某スーパーから転職の内諾を頂いた日の翌日。
朝起きてTVを見たら、兵庫県や大阪府など広範囲で大地震発生とのニュース。
……後に「阪神淡路大震災」と呼ばれる大地震です。

jishin.gif

 ビックリしてすぐに自宅と会社に連絡するも全く連絡は取れず……。
 飛行機の手配も最終便を予定していましたが、急遽変更してより早い便を取りたいと思い、
空港へ連絡するも満席で取れず・・・ 不安な中、最終便に乗って、ヤット帰れました。

 取るものもとりあえず故郷から戻ると、当時住んでいた我が家は大きな被害は無かったですが、
その足で会社に直行すると(深夜の12時過ぎ)社員が全員で、後片付け中……。

 駆けつけが遅くなった件について一言お詫びし、
上司や仲間と一緒に後片付けしながら、
翌日からの社員の安否確認について検討をはじめました。

 そして翌日から、炊き出しのおにぎりを社員に持たせて、
出社していない社員宅をバイクで自宅訪問……。
社員からの報告で惨状が少しづつ、分かってきました。

 術後だからと言って休んではおれません。
私も皆と一緒に、必死になって安否を確認しました。

 幸い、自分の部署の社員は全員無事でしたが、
そのご家族の中には亡くなられた方もいらっしゃいました……。

(本編の続きは次回)

2016年02月11日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(12)

 退院後、3月を迎え、異動の時期になりました。
ちょうどその頃、先輩の友人から、
「故郷のスーパーで(経営部門を担当できる)人材を探しているけど、紹介しようか?」
との話し……。
 同じ頃、在籍中の会社で希望退職者の募集を始めてもいました。
jinji.jpg

 数日悩んだ挙句、「会ってお話しを聞いてもいいですか?」と打診し、
故郷のスーパー経営者からも会いたいとのことで、休日を利用し、帰郷。

 社長はじめご家族の方々と面談。
無事内諾を受け、その日は地元に住んでる姉の自宅に泊めてもらい、
母と姉に経過報告をし、歓談しながら喜んでもらいました。

(次回の話は、私の身に起きた事と直接因果関係は無いものの、
同時期に起こった事件の話であり、やはり言及したいと思うので、
「外伝」扱いで投稿します。本編の続きはその後に)

2016年02月09日

『健康オタクの独り言!!』 第3編(11)

 そして入院から3ケ月後くらいだったと思いますが、退院の許可がでました。

hospital_taiin.png

 久しぶりに帰った我が家は本当“ホっとしました。
ぐっすり眠れたし、痛みもないし……

 その後約1ケ月弱は、自宅療養で
(近隣を回っての)歩行訓練等を繰り返し、
体力の回復を目指して過ごしていました。

 そして、術後約4ケ月以上経過した頃、
ようやく復職できました。

 上司や部下、社員を前に復職したことを告げ、入院中のお詫びとお礼を述べ、職務に戻りました。

 復職して数ケ月後、悩みが生じてきました。 転勤になったらどうしよう……。
こんな体で単身赴任は無理かも……。と言う悩みがでてきました。
 何しろ、胃の5分の4を失っているのです。それ以前の様にはいきません。

(続きは次回)
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※私が大病を患い、回復した後、
『健康オタク』になるに至った経緯は
こちらのページ にまとめてあります。
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