湯村温泉 夢千代日記 吉永小百合
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創世記 カインとアベル (5)
再び
アダムは妻を知った
彼女は男の子を産み
セトと名付けた
カインがアベルを殺したので
?~が彼に代わる子を授け(シャト)られたからである
セトにも男の子が生まれた
彼はその子をエノシュと名付けた
主の御名を呼び始めたのは
この時代のことである
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カインとアベル
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202013
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創世記
2021年02月20日
創世記 カインとアベル (4)
カインは妻を知った
彼女は身ごもってエノクを産んだ
カインは町を建てていたが
その町を息子の名前にちなんでエノクと名付けた
エノクにはイラドが生まれた
イラドはメフヤエルの父となり
メフヤエルはメトシャエルの父となり
メトシャエルはレメクの父となった
レメクは二人の妻をめとった
一人はアダ
もう一人はツィラと言った
アダはヤバルを産んだ
ヤバルは
家畜を飼い天幕に住む者の先祖となった
その弟はユバルといい
竪琴や笛を奏でる者すべての先祖となった
ツィラもまた
トバル・カインを産んだ
彼は青銅や鉄でさまざまの道具を作る者となった
トバル・カインの妹はナアマといった
さて
レメクは妻に言った
『アダとツィラよ
わが声を聞け
レメクの妻たちよ
わが言葉に耳を傾けよ
わたしは傷の報いに男を殺し
打ち傷の報いに若者を殺す
カインのための復讐が七倍なら
レメクのためには七十七倍』
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202013
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創世記
2021年02月19日
創世記 カインとアベル (3)
カインは主に言った
『わたしの罪は重すぎて負いきれません
今日 あなたがわたしをこの土地から追放なさり
わたしが御顔から隠されて
地上をさまよい
さすらう者となってしまえば
わたしに出会う者はだれであれ
わたしを殺すでしょう』
主はカインに言われた
いや それゆえカインを殺す者は
だれであれ七倍の復讐を受けるであろう
主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように
カインにしるしを付けられた
カインは主の前を去り
エデンの東
ノド(さすらい)の地に住んだ
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カインとアベル
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202013
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創世記
2021年02月18日
創世記 カインとアベル (2)
カインが弟アベルに言葉をかけ
二人が野原に着いたとき
カインは弟アベルを襲って殺した
主はカインに言われた
お前の弟アベルはどこにいるのか
カインは答えた。
「知りません。わたしは弟の番人でしょうか」
主は言われた。
何ということをしたのか
お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる
今 お前は呪われる者となった
お前が流した弟の血を
口を開けて飲み込んだ土よりもなお
呪われる
土を耕しても
土はもはやお前のために作物を産み出すことはない
お前は地上をさまよい
さすらう者となる
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202013
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創世記
2021年02月17日
創世記 カインとアベル (1)
さて、アダムは妻エバを知った。
彼女は身ごもってカインを産み、「わたしは主によって男子を得た」と言った。
彼女はまたその弟アベルを産んだ。
アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。
時を経て、カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。
アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。
主はアベルとその献げ物に目を留められたが、カインとその献げ物には目を留められなかった。
カインは激しく怒って顔を伏せた。
主はカインに言われた。
どうして怒るのか
どうして顔を伏せるのか
もしお前が正しいなら
顔を上げられるはずではないか
正しくないなら
罪は戸口で待ち伏せており
お前を求める
お前はそれを支配せねばならない
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202013
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創世記
2021年02月16日
創世記 蛇の誘惑 (4)
アダムは女をエバ(命)と名付けた。
彼女がすべて命あるものの母となったからである。
主なる?~は、アダムと女に皮の衣を作って着せられた。
主なる?~は言われた。
人は我々の一人のように
善悪を知る者となった
今は
手を伸ばして命の木からも取って食べ
永遠に生きる者となるおそれがある
主なる?~は、彼をエデンの園から追い出し、
彼に、自分がそこから取られた土を耕させることにされた。
こうしてアダムを追放し、命の木に至る道を守るために、
エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた。
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創世記
2021年02月15日
創世記 蛇の誘惑 (3)
主なる?~は、蛇に向かって言われた。
このようなことをしたお前は
あらゆる家畜
あらゆる野の獣の中で
呪われるものとなった
お前は
生涯這いまわり
塵を食らう
お前と女
お前の子孫と女の子孫の間に
わたしは敵意を置く
彼はお前の頭を砕き
お前は彼のかかとを砕く
?~は女に向かって言われた。
お前のはらみの苦しみを大きなものにする
お前は
苦しんで子を産む
お前は男を求め
彼はお前を支配する
?~はアダムに向かって言われた。
お前は女の声に従い
取って食べるなと命じた木から食べた
お前のゆえに
土は呪われるものとなった
お前は
生涯食べ物を得ようと苦しむ
お前に対して
土は茨とあざみを生えいでさせる
野の草を食べようとするお前に
お前は顔に汗を流してパンを得る
土に返るときまで
お前がそこから取られた土に
塵にすぎないお前は塵に返る
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創世記
2021年02月14日
創世記 蛇の誘惑 (2)
その日、風の吹くころ、主なる?~が園の中を歩く音が聞こえてきた。
アダムと女が、主なる?~の顔を避けて、園の木の間に隠れると、主なる?~はアダムを呼ばれた。
どこにいるのか
彼は答えた。
「あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。
わたしは裸ですから。」
?~は言われた。
お前が裸であることを誰が告げたのか
取って食べるなと命じた木から食べたのか
アダムは答えた。
「あなたがわたしと共にいるようにしてくださった女が、木から取って与えたので、食べました。」
主なる?~は女に向かって言われた。
何ということをしたのか
女は答えた。
「蛇がだましたので、食べてしまいました。」
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202013
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創世記
2021年02月13日
創世記 蛇の誘惑 (1)
主なる?~が造られた野の生き物のうちで、最も賢いのは蛇であった。
蛇は女に言った。
「園のどの木からも食べてはいけない、などと言われたのか。」
女は蛇に答えた。
「わたしたちは園の木の果実を食べてよいのです。
でも、園の中央に生えている木の果実だけは、食べてはいけない。
触れてもいけない、死んではいけないから、と?~様はおっしゃいました。」
蛇は女に言った。
「決して死ぬことはない。
それを食べると、目が開け、?~のように善悪を知るものとなることを?~はご存じなのだ。」
女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆していた。
女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、二人はいちじくの葉をつづり合わせ、腰を覆うものとした。
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蛇の誘惑
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202013
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創世記
2021年02月12日
創世記 天地の創造 (12)
主なる?~はそこで、人を深い眠りに落とされた。
人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。
そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。
主なる?~が彼女を人のところへ連れて来られると、人は言った。
「ついに、これこそわたしの骨の骨 わたしの肉の肉。
これこそ、女(イシャー)と呼ぼう
まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」
こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。
人と妻は二人とも裸であったが、恥ずかしがりはしなかった。
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女
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202013
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