エルセーヌの「小顔」体験
不老長寿の極意は「摂らないこと」にある
日本最古の物語というならば「竹取物語」ですけど、そのヒロイン・かぐや姫は月に帰る際、帝に不死の薬と天の羽衣、そうして文を渡します。
しかし、かぐや姫のことを想う帝はかぐや姫のいない世の中で不老不死を得ても意味がないとし、日本でとても天に近い山でそれを燃やすよう命令を下しました。
その後その山を「不死の山(富士山)」と呼ぶようとなったということは、有名な話です。
竹取物語では不老不死の薬は燃やしてしまいましたといいますが、古今東西、秦の始皇帝をはじめ権力者たちは不老長寿の食品、もっと言うと、「体が若くなる食品」を求めてきました。
未知の何かを食べることにより、永遠の若さを獲得しょうとしてました。
残念ながらその不老長寿の食品はいまだに見つかってない。
でも、不老長寿とまではいかなくとも、健康を維持し、老化を遅らせるみたいな食べ物はぜんぜんないわけではありませんし、「体が若くなる食生活」は可能です。
私どもの体の中では、すべての物質をつくり出しているのです。
体内でつくり出せない物質は、むしろ多くはないとさえ言えます。
しかし、つくり出せない物質は、食物として取り入れなくてはならない。
さらに、つくりにくい物質は、体内で合成していましましたので間に合っていないときもあるのです。
その際も、適切な食べ物を、十分に体内に取り入れなければ健康を維持するのはできない。
一例をあげますと、ビタミンCは人間の体の中ではつくり出すことはできない。
ですから、ビタミンCを食物から摂らないと壊血病という病気になるのです、ビタミンBが足りないと脚気という病気になります。
私たちの体は20種類のアミノ酸から成るタンパク質によって形づくられています。
そのアミノ酸のなかで、11種は細胞内で合成出来るのですが、9種はつくり出すことができません、あるいはつくっていたのでは間に合わない「必須アミノ酸」です。
少々簡単ではない名前が続きますが、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトマニア、バリンの8種が体内でつくり出せないアミノ酸で、ヒスチジンが体内でつくるだけでしたのでは足りないアミノ酸となるのでしょう。
体内でつくり出せなくなったので、食品から補うしかないです。
アミノ酸はタンパク質を消化すると得られるものであるため、必須アミノ酸もタンパク質から補わないといけない。
とくに、ほ乳類の肉は私たちと近縁のため、必要な必須アミノ酸をいっぱい織り込んでいます。
アミノ酸は肉だけでではなく植物にも含まれているのです。
ただし、植物に含むアミノ酸の各々の比率は私たち人間の比率とは違うため、私たちからするならば、バランスの悪いアミノ酸と言わなければならない。
でも例外がひとつあるのです。
植物の中でも「米」にはタンパク質がいっぱい含まれています。
江戸時代に、獣肉を食わずにすませられましてしまったのは、米に含まれているタンパク質のおかげだった。
その事実内容に、昔から伝統的に受け継がれている食事のひとつに、理想的なバランス。
で必須アミノ酸を得られる食事があげられます。
それが「赤飯」です。
最近でも、何かおめでたいことがあったときに、食卓に並べると家庭はあるでしょう。
赤飯は、おめでたいときの食事ですけど、じつは日本人の知恵を結集した一品でもあげられます。
赤飯は、あずきとあわせて、餅米の持ち込んだご飯を蒸し上げて(あるいは炊き上げて)、ごまをかけてつくります。
米には、小麦粉などと比べるとアミノ酸が全体的に多いですが、リジン、トリプトマニア、メチオニンの三つのアミノ酸はあまり含まれてわない。
ところが、あずきには、リジンとメチオニンが多く、ごまにはメチオニンとトリプトファンが多く含.まれています。
その為赤飯は、米の不足分をあずきとごまが補ってパーフェクトな食事になるのです。
もちろん、江戸時代には「アミノ酸」という言葉すらないでしたでしょうし、アミノ酸の分析器もありませんでした。
しかし、江戸時代の人は赤飯を食べることで、健康的に、若々しく生きながらえていたのです。
経験から生まれた生活の知恵には、今の現代科学も脱帽するばかりです。
私たちは古くから、足りないものは食物で補うことが重要だと思ってきました。
そして経験的に何がどの程度足りないかということが、健康を維持するうえで考慮されてきたのです。
現在では不老長寿とは言えないまでも、最新の科学により食生活でミトコンドリアを増やして老化を抑え、体を若く健康に保つ方法がわかりました。
その具体的な方法とは、「何かを摂ること」ではなく、「摂らないこと」でした。
エルセーヌの「小顔」体験
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