人は綺麗好き
左手にプティング
かんざしはスウィング
ステッキの先から感謝の言葉
朝から晩までそっくりそのまま
果物の実に包まれて栄養を摂っている
空気投げで各国の大統領が投げ飛ばされた
なぜか懸賞金は端でフラダンスを踊っていた人に渡された
しかも炭酸弾けるサイダー色の砂浜も添えて
海岸沿いとオープンカー
SPの人達が見張ってる
夜にならないように
ぶどうの房を一つ飛ばしでもぎとる
朝にならないように
オレンジの果汁が弾ける
昼間の光も目にしみる
毒リンゴを食べた
死ぬ一歩手前で思い出す限りの黒で覆い尽くされた
自然のベッドで寝そべる
呼吸音が聞こえる
ドックンドックン足音のように
誰も安らかに眠ることができず
ゾンビのようにわめいている
いつか夢見ていた
曇りの日に黒い沼 暗い草原で
沈んでいく休日
自然のベッドで眠っていた
何かの果実の葉っぱが水面でどこまでも深く沈んだ
目を閉じている方がましだ
こんな荒野
涌き出るような絶望に溺れているよ
目を閉じていたい
どこまでも深く
目を閉じたら
こんなことまだましだって
言ってくれよ
かき氷屋の親父が氷をごろごろ鳴らす音がうるさい
微かなちょうちんの灯りが
目を離した隙に消える
線香花火
もうすぐ夜店は閉まるというのに
聞こえてくる
子供達の
大花火
なんちって
懐かしレモン
売り払った賃貸をしぶしぶ
甘い柿で売り払う
未だに酸っぱいままの生活
渋くて甘い柿
しぶしぶぶぶぶしい柿とは違う
さらに干された干し柿並みに
渋い柿
2017年08月22日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6620318
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック