検索
<< 2024年12月 >>
1
2 3 4 5 6 7
8
9 10 11 12 13 14
22
23 24 25 26 27 28
29
30 31
最新記事
プロフィール
柊太郎さんの画像
柊太郎
写真ギャラリー
月別アーカイブ
2024年12月 (29)
2024年11月 (58)
2024年10月 (59)
2024年09月 (49)
2024年08月 (55)
2024年07月 (54)
2024年06月 (43)
2024年05月 (43)
2024年04月 (36)
2024年03月 (53)
2024年02月 (52)
2024年01月 (59)
2023年12月 (51)
2023年11月 (22)
2023年10月 (28)
2023年09月 (44)
2023年08月 (52)
2023年07月 (56)
2023年06月 (39)
2023年05月 (2)
2023年04月 (29)
2023年03月 (4)
2023年02月 (1)
2023年01月 (26)
2022年12月 (35)
2022年11月 (29)
2022年10月 (31)
2022年09月 (29)
2022年08月 (31)
2022年07月 (32)
2022年06月 (30)
2022年05月 (32)
2022年04月 (30)
2022年03月 (32)
2022年02月 (28)
2022年01月 (32)
2021年12月 (35)
2021年11月 (33)
2021年10月 (31)
2021年09月 (30)
2021年08月 (39)
2021年07月 (104)
2021年06月 (16)
2021年05月 (21)
2021年04月 (65)
2021年03月 (31)
2021年02月 (30)
2021年01月 (29)
2020年12月 (2)
2020年11月 (30)
2020年10月 (36)
2020年09月 (34)
2020年08月 (34)
2020年07月 (32)
2020年06月 (34)
2020年05月 (31)
2020年04月 (30)
2020年03月 (32)
2020年02月 (31)
2020年01月 (32)
2019年12月 (33)
2019年11月 (43)
2019年10月 (36)
2019年09月 (34)
2019年08月 (33)
2019年07月 (40)
2019年06月 (44)
2019年05月 (54)
2019年04月 (54)
2019年03月 (64)
2019年02月 (109)
2019年01月 (48)
2018年12月 (41)
2018年11月 (32)
2018年10月 (30)
2018年09月 (28)
2018年08月 (32)
2018年07月 (39)
2018年06月 (34)
2018年05月 (25)
2018年04月 (3)
2018年03月 (5)
2018年01月 (1)
2017年12月 (5)
2017年11月 (2)
2017年10月 (11)
2017年09月 (11)
2017年08月 (10)
2017年07月 (2)
2017年06月 (7)
2017年05月 (1)
2017年04月 (7)
2017年03月 (6)

<一番最初へ>

<二番目へ>

<三番目へ>

<四番目へ>

<百虎>

<100>

<百俵>

2017年08月31日

魔法の列車

薔薇の会釈
野原に咲いた薔薇の背中
通り過ぎたお花畑
どこかへいったこんぺいとう
野原と共に列車に乗った




プレゼント用のパンを買うと
次第に減る祝福を貰った
子供は僕にプレゼントをくれた
ふっくらした大きなパンを食べ始めた




話題は採れたてのレタス
みずみずしい青が台所に届くまで
太陽は黙り込む
雨を降らせるもう一つの恒星は
おしゃべりが止まらない
私達の手に届くとき
ハッピーエンドに涙を流す
明日のために頂くなら
フレッシュな話題が止まらない




こんな辺境の地に人などいない
それを確認したら折り返し
やってきた道を辿る
それの繰り返し
終点のメロディ
何回も鳴る
繰り返し繰り返し何回でも鳴る



あまい
ライオンの近衛隊が生命に対して激昂している
しかめっ面のライオンは
鎧や兜を身に纏い
羽根が生えていて空を飛ぶこともできる
荒野を駆け巡る
へらへらしてる飛び魚でさえも
海だけでなく空も泳ぐ
にがい
寝て遊んで笑ってる僕も
飛んで泳いで走る
直角に
水平に
空も海も山も
あの地平線と同じように生きたがる




こんな仮想の世界でさえ
黒い草や黒い花が生い茂る
黒い明日もまた
時計台の作業員達がせっせせっせと歯車回し
アナログ時計からデジタル時計
デジタル時計からLED
僕らは妄想している
一秒たりとも休まず働きかけている力の上で



ブリキが動く
新しいメカもそれにつられて動く
日本列島縦断する
メタリックカラーの無機質な日中に
どうやら赤や白などの旗を携え
明日の天気を知らせるものらしい
けどなぜか昨日の雨のような
懐かしい色のような
北海道から沖縄まで撫でるようにゼンマイ回す




車掌は急に方向感覚を失う
そこは崖だったから
虹の線路に乗って新しい大陸を迎えると
再び方向感覚を取り戻す
そこはトンネルだったから
平衡感覚は失わず旅は続く
汽笛の音を響かせて
急にトンネルや森や山を突き抜ける
車掌は新しい大陸の地図を完成させるのに必死だった



最後に映画を見る
遠くかけ離れた黄緑色の高原で一人
フィルムを巻く音は
どこまでも響く
青か赤か白か紺の私は
シネマの空の下
最後に残ったのは
花火が上がった
最後まで映画を見ていた
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6650680
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
Build a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: