一週間梅干しで暮らす
あと白米
けど何も変わらないよかいいだろう
しょっぱくて
あとすっぱい
白米残すよかいいだろう
雪に口づけ
道は雪と自分の家しかない
冬以外の季節はない
白い糸電話で繋がっている
凍える大地で泣き叫ぶ
梅の星が口づけする
白米の星に
水星や火星にも接触する梅星
人生一度きり
あと同じ一瞬もないけど
そこでも白米に梅干しが流行る
梅に梅ジャム乗せて食べる猛者がいる
梅の星にも夜明けは来る
捉えることのできない梅星は
時たま僕らを救ってくれる
米を一粒でも残さないことが僕らの義務なんだろう
いつか僕らが誰かを救うんだろう