黄金色の扉を開けた
特にやるべきことはない
鍵をかけた
特に意味はない
扉がたくさんある
目を閉じても開けることができる
耳を塞いでも開けることができる
止まっていても
鍵を開けた
特に意味はない
あほらしくなった
鍵をかけたが
鍵を渡してくるやつがいる
鍵がある
寝起きのパジャマのまま鍵穴に突っ込んだが開かなかった
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2018年08月20日
2018年08月19日
帰り道
画面焼けしたり夕焼けしたりしている
キャッチボールや窓の開け閉めなど
パティシエがお菓子を作り終える頃
遠くの山の激昂はどこかむなしくて
透明の皿を一枚割ってしまった苦労人
玄人は普通に変化球を投げる
バターに醤油を入れる
太平洋をスイスイ泳ぐ
水色の日本列島を横切る
リモコンがない海藻みたいに
味噌汁に入れられて
そのままぐっすり眠る
在庫処分している猫の業者
ぐったりなのかぐっすりなのかまったりと
答えてくれる
竜宮城がある深海に
リモコン付きの海藻は
泥が沈殿した汚い海に揺れている
味噌汁を一杯ごちそうになる
真夜中の魚群
一匹の魚は
なぜか大きなヒレで
青く澄んだ住み処を撫でてどこかへ往く
キャッチボールや窓の開け閉めなど
パティシエがお菓子を作り終える頃
遠くの山の激昂はどこかむなしくて
透明の皿を一枚割ってしまった苦労人
玄人は普通に変化球を投げる
バターに醤油を入れる
太平洋をスイスイ泳ぐ
水色の日本列島を横切る
リモコンがない海藻みたいに
味噌汁に入れられて
そのままぐっすり眠る
在庫処分している猫の業者
ぐったりなのかぐっすりなのかまったりと
答えてくれる
竜宮城がある深海に
リモコン付きの海藻は
泥が沈殿した汚い海に揺れている
味噌汁を一杯ごちそうになる
真夜中の魚群
一匹の魚は
なぜか大きなヒレで
青く澄んだ住み処を撫でてどこかへ往く
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2018年08月16日
スーパーフライ
いつの間にか足下が見えなくなっていた
羽ばたき続けなくてはならない
人の気持ちを汲み取らなくてはならない
水面を泳ぐ飛び魚
人の気持ちなんて考えなくなった
人差し指で地平線をなぞる
私は手品師
それ以外考えられない
羽ばたき続けなくてはならない
人の気持ちを汲み取らなくてはならない
水面を泳ぐ飛び魚
人の気持ちなんて考えなくなった
人差し指で地平線をなぞる
私は手品師
それ以外考えられない
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2018年08月15日
石橋
全身アクセサリーやネックレスをじゃらじゃらさせて石橋を渡る僧
いきなり話を断ち切った後
石橋も叩かずに渡り始める僧
いくつかの瞬きがいつかのヒントになる
答えは言わずヒントばかり出してくるやつがいる
いつか答えに結び付くんだ
石造りの街
はっと夢から覚める
選りすぐりの宝石で埋め尽くす
原石さえも探さずに石橋を渡る
いきなり話を断ち切った後
石橋も叩かずに渡り始める僧
いくつかの瞬きがいつかのヒントになる
答えは言わずヒントばかり出してくるやつがいる
いつか答えに結び付くんだ
石造りの街
はっと夢から覚める
選りすぐりの宝石で埋め尽くす
原石さえも探さずに石橋を渡る
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2018年08月14日
ライチなどの
とれたての果実の一番甘いところを
いくつかの受難に変えて
彩る
無花果などの
淡い色と濃い色を持った果実が
土鍋で作ったシチューなどに
いくつかの過ちを
ライチなどの種子を
新しい地に植える
今までのことはまるで無意味に
腹を空かせてやってくる
消えた果実のことを考えても無意味
いくつかの受難に変えて
彩る
無花果などの
淡い色と濃い色を持った果実が
土鍋で作ったシチューなどに
いくつかの過ちを
ライチなどの種子を
新しい地に植える
今までのことはまるで無意味に
腹を空かせてやってくる
消えた果実のことを考えても無意味
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