定年後再雇用、同じ仕事なのに年収が800万減ったのは違法!
日本IBMの60代男性2人が提訴!
定年前と同じ仕事をしているのに基本給を17万円に下げられ、ボーナスも支給されないのは、正社員との待遇に不合理な格差を設けることを禁じた労働契約法20条違反
日本IBMで定年後に再雇用された60代の男性2人
4月1日
同社を相手取り賃金の差額など計2222万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴!
4月1日
正社員と非正規社員の間であらゆる待遇について不合理な待遇差を禁止する
パート・有期雇用労働法も施行された
4月以降の賃金の差額については、同法違反だとして、追加で請求する予定!
定年前の10年間、2人は1000万円前後の年収があった
提訴後
35年間必死で働いてきて、やっている仕事は35年の積み重ねがあるにも関わらず
定年後は新入社員の年収以下
定年後の給与は月額17万円!
男性2人は、1981、82年に入社
正社員として35〜37年勤続
Aさんは2012年から顧客企業にIT技術を提供する部門で売り上げや経費のデータ分析を担当
Bさんは2004年から顧客企業のIT運用に関する提案を担当
2人は2018年の3月と11月に定年退職
定年後再雇用制度で1年更新のシニア契約社員とな離ました
定年後も、以前と同じ部署で、同じ職務を担当している
シニア契約社員の給与は月額17万円
賞与はなく、年収は208万円と定められている
仕事内容だけでなく
勤務日数や所定労働時間
人事評価制度
配置の変更についても正社員と同じ
最低賃金レベルに近い一律月額17万円
生活を維持することが困難な賃金しか支払わないということは著しく不合理な相違
定年前の8割は支給されるべきで、差額を支払うよう求めた
事実上の定年切り
日本IBMの定年退職者は2013年から累計で1000名を超えるにも拘らず
現在、シニア契約社員として働いているのは70人程度!
シニア契約社員は最初から月額17万円と決まっていて
嫌なら定年後再雇用しないで他に行ってください
という会社の態度!
定年後再雇用制度を希望する人はほとんど以内状況で
事実上の定年切り
2人は他の正社員と比較しても遜色のない専門的な業務をしています
同じ状況にある労働者の格差是正をするための訴訟である
このような状況は日本IBMだけではありません
筆者もこの2人と同感です
筆者の勤務していた会社も全く同じで、
本人のスキル・経験は度外いしで、一律の対応でした
これでは定年後のモチベーションが保てずに、大袈裟な言い方だとお払い箱行きと言う事で、そのような方の働き方もそれなりの働き方をしてしまいますよね
中には、責任から解放されて、定期的に頂ける給与で満足をして要る方もありますが、意欲、能力、コネクションのあるような方は、会社を去る選択をし、実の所、会社としては大きな損失につながるでしょう!
再雇用の制度は何が公平なのかは分かりませんが、業務委託制度など、幾つもの選択肢があって然るべきです
給与に関する考え方の、基本ベースが60歳以上の方は、年金+給与が28万円を超えないレベルにしているのです
実際の所は年金の受給はまだ数年先にも拘らずにです
いつの時代をベースにしているのですかね
60歳から年金受給していた頃の話でしょう!
シニア層の実力を馬鹿にしていると、他国にノウハウを持っていかれますよ
実際に、家電業界など、隣国に技術流出してしまいましたよね!
若い方は関係ないと思っているのかもしれませんが、これは順送でいずれ、自分の番がやってきます
早くこれに気づきシニア層を上手く活用できた会社が勝ち組になっている事でしょう
実は筆者も同じような理由で、定年後再雇用の選択をせずに、同じ内容の業務で独立しました
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