定年で肩書を失った人
感じる大いなる喪失!
出世=運
呪縛から逃れ自分の価値を自分で作る絶好の機会
早期退職もあるが、様子見で雇用延長
定年で大きく変わったのは?
・固定給が大幅に減額された
・時間外手当がつくようになった
気持ちに余裕ができ、妙に昔が懐かしくなり
単身赴任でお世話になった方に、元気なうちに会っておこうと1人旅に!
みんな集まってくれてホントにうれしかったし、大いに盛り上がりました
なのに、楽しい気持ちとは裏腹に寂しい気持ちになってしまった
自分は過去の人なんだって痛感したのです(旧友と会ったことで客観的に自分が見えて)
感傷的になっているのは自分だけだと
雇用延長して
・社内の自分の立ち位置がうまくつかめない
・ケツの据わりが悪かった
・定年は肩書が消える日!
・誰も期待していません
それまで、肩書で生きてるつもりはなかったのに、自分も肩書に惑わされていたことに気付かされる
他人はつねに自分を映し出す鏡
そこに映ったのは何者でもなくなった、自分の姿
何者でもない自分に気がめいり
無性に寂しく、先行きの見えない不安に襲われてしまう
自分も肩書に惑わされていたと感じた
若い頃は仕事のできる上司に憧れる
年を重ねるとアンチロールモデルばかりが目につくようになる(ああはなりたくない)
・昔の肩書にしがみつく元上司
・会社にしがみついてるくせに文句ばかり言う元エリート
・元部下に仕事の指示をしてうるさがられる役職定年社員
などを見るとあんなふうになったらおしまいだと、ところが自分も肩書に惑わされていた、過去の人間関係に居場所を求めた自分
大きな組織に属していると、肩書に甘んじた人間関係を築いてしまいがちです
自分の影響力を肌で感じ、心地よさを感じる
属性や職名が自分の大きな部分だったことに気づき、その社会的な立場が弱まったことを寂しがる自分
肩書には想像する以上に、人の心に強い影響を及ぼすパワーがある
人は無意識に声の調子や話し方を、権力や権威を持つ人に近づける傾向がある
ほとんどのゲストたちが司会者に合わせて声の調子を変えていた
しかし、ありとあらゆる賞を受けているバーブラ・ストライサンドなど世界最高峰の肩書を持つゲストのときには、司会者が相手に合わせ声の調子や話し方を変えていた、肩書に引きずられていた
このような変化は自己愛によるものだと考えられ、影響力のある人=権力者の声に似せることで、なんかいいことがあるかもしれないという気持ちが、心の奥深くで無意識に働く
権威とか権力に屈しないぞ!と息巻いていた人でも、偉い人の前で態度が変わる
権力があると見なされている上司は部下たちから話しかけられる頻度が高くなる
どんなに性格がよくても権力がないと部下から無能と見なされ、部下たちの士気も低下する
下手なことして怒らせたくない、機嫌をそこねてほしくない気持ちと
偉い人に好かれたらいいことあるかもなんてよこしまな感情もあった
大企業や一流と呼ばれる社会的評価の高い企業に勤めている人ほど
初対面の人に自分が所属する集団、肩書を明確に伝えたがる
肩書で、他者のまなざしが変わることを経験的に知っているから
肩書は相手の心をつかむ最強のツールです
権力は人を堕落させるという歴然たる信念も、肩書に惑わされる人の心理に基づいている
会社人事の9割は
たまたまであり、現役時代の肩書なんてものはたまさかの僥倖である
現役時代なら出世は運と笑い飛ばせても、いざ戦力外=定年後になると肩書は切実、人間とは厄介な存在です
定年後は、まさに人生のクライマックスへの突入期
人生の起承転結の結が死
承の終わりが定年
転の再雇用、雇用延長で大どんでん返しが期待できる
余熱が冷める瞬間はしんどいかもしれないけど、
1度立ち止まって、勇気を持って具体的に動けば、有意味感を手に入れる第1歩となる
会社から与えられた肩書の呪縛から逃れ、自分の価値を自分で作る絶好の機会なのです
会社での立場は諦めても、粘り強く働くことを諦めなければいい
勝つことにこだわるのは無意味
生き延びればいい
右往左往してもいい
それまでこだわっていたことを諦めると、案外次に動きだしやすくなる
定年=ルーティンの喪失
新しいルーティン作りに励めば、厳しさに耐える土台ができます
それを可能にする力を人間は秘めています
考え方次第で、定年は今までと違った価値観の人生を楽しむ、チャンスです
過去の肩書きに拘らずに、自分らしく楽しみながら生きてゆくチャンス
自分の影響力に期待するのではなく、若い人達から、いろんなことを吸収する態度で望めめば、また新しい出会い、新しい関係が、出来上がって来る
所詮人は一人一人違うのだから、今までの自分に酔いしれないのが、賢明だと思う
組織では、偉い人でも、組織外ではただの人なのです
しかし、行動を諦めないでいると、やはり、影響力のある人に自然となっていると思います
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image