メールが丁寧すぎる人、ほど仕事ができない?
ビジネスの能率を著しく落とす!
卑屈語の罠?
メールが丁寧すぎる人は仕事を円滑に進められないのか?
日本語の敬語
尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類がある
最近、4種類目の新しい敬語が世間にはびこっている?
・ご相談させていただけないでしょうか
・お打ち合わせのおまとめをお送りいたします
・ご確認いただければ幸いと存じますがいかがでしょうか
などです、遠回しで意味不明な内容のメール!
円滑なやりとり阻害?
卑屈語の罠!
こうした言葉を、卑屈語と呼んでいる
卑屈語が使われる意図
丁寧でも謙譲でもなく、尊敬では決してなく
保身で、嫌われたくない、責任を取りたくないと、保身が日本語を歪め、卑屈にしている
卑屈語が使われるのは、ビジネス・シーンだけでは無い
例えば、芸能人が、私事でありますが結婚させていただいたことをご報告させていただきますなんてね
ソーシャルメディアでは、担当させていただいた案件で、ニース広告祭のグランプリを受賞させていただきました!と
意識高い系ビジネスパーソンのドヤりが繰り広げられたりしています
卑屈語が蔓延してしまった理由
嫌われないことをを最優先する人が増えたから
すべてのビジネスは、本質的には顧客を満足させることを目的としているが
ビジネスの現場では、意外と通用しない
たとえば
顧客を満足させること=顧客企業の担当者を満足させることではないことは多く
短期的な満足と中長期的な満足が異なることも多い
さまざまなしがらみや事情もあります
結果、多くのビジネスマンが、顧客を満足させることではなく、誰かに嫌われないことを目的にしてしまっています
クライアントや上司の機嫌を損ねたくない
部下からバカにされたくない
と、そんなことを思っていてストレスを貯めている
相手にとって嫌な指示をしなくてはいけないが、嫌われたくはない
だから、やってくださいではなくご相談させていただけないでしょうかとなる
判断しなくてはいけないけど、責任は取りたくない
だから、A案でお願いしますではなく、A案のご採用をご検討いただけないでしょうかとなる
この様に人は卑屈語に逃げている
させていただきますの連発は
芸能人からの影響が大きい?
主演させていただきます
私事ではありますが婚約させていただきましたという
背後にあるものは
自慢したいが、嫌われたくないという心理
では、なぜ?
卑屈語を使ってはいけない
卑屈語を使ってはいけない理由?
ビジネスの生産性を著しく下げるから、書くのに時間がかかる
あれこれ逡巡しながら、考え方はOKなのです
しかし、別の方向性の可能性もご検討いただければ幸いと存じますがいかがでしょうか?と書いていれば15分はかかる
そんなヒマがあれば、すみません!
修正してくださいと1秒で書いたほうが効率的です
読むのだって一苦労!
今の案も通る余地があるの?
それともやり直し?
と、これまでの文脈や相手との関係性を考慮し、悩むのはムダな時間の過ごしている
真意が伝わらない!
全部やり直しと伝えたいのに、読み手は微修正と判断しかねない
確かに卑屈語を使えば、嫌われることは減るのかもしれないが、代償としてナメられてしまい、次から次へと無理難題を要求され、値切られるようになる
あなたが、もし稼ぎたいと思っているのであれば、決して卑屈語を使ってはいけない
では、具体的にどうすればいいのか?
卑屈語を使わないコツ!
させていただくを使わない
どうしても使いたくなったら
いたしますと言いかえればいい
確認させていただきます→確認いたします
受賞させていただきました→受賞いたしました
これだけで文章の卑屈度はグッと下がる
単語の頭に「お」や「ご」をやたら付けない
おまとめ、お戻し、お打ち合わせなど
貴族じゃないんだから、まとめ、戻し、打ち合わせと普通に言えば良い
卑屈語の隆盛には、ソーシャルメディアの普及とも因果関係がある?
人類の歴史上初めて、誰もが全世界に発信できるようになった
嫌われたくないと慎重になるのも無理はないし、炎上するこの時代だから!
しかし、これはテレワーク時代には合わない考え方です
ビデオ会議やチャットツールでは、相手の表情や場の空気、行間のニュアンスなどはあまり重要視されず、短時間で端的なコミュニケーションが重要!
いちいち、させていただけないでしょうかと送信されたらね!
まず、させていただくの使用をひかえることからはじめて、相手に嫌われてもビジネスの目的を達成できればOKと、ハラをくくる
卑屈な言葉を使っていると、卑屈な人になり、卑屈な人生を送ることになりかねない
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