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2020年06月01日

日産は生き残れるのか? トヨタの自信の裏付け! TNGAの平準化!



日産は生き残れるのか?
トヨタの自信の裏付け!
TNGAの平準化!

Gポイント

トヨタが世界の自動車メーカーに対して優位に立っているのは?
トヨタかんばん方式と呼ばれる生産方式のおかげでありましたが
先進性や操縦性については60点主義!
と言われてきました
それが近頃
カローラ、ヤリスなど
乗って見れば良さが分かると言えるレベルになっている
これらの商品力をもつ車を作り出す技術!
商売のトヨタと現在でも言わしめる先進性とは?
成果の元は、世界の生産拠点をまたぐ平準化のシステムが、今回のパンデミックにより未曽有の減産に追い込まれた現在、頼みの綱であり、世界の自動車メーカーを先導する存在となっています





日産自動車
前期(2020年3月期)決算で6712億円(構造改革費用と減損損失6030億円を含む)の赤字
今期(2021年3月期)決算は絶望的だが、それで済む内容ではない?
赤字体質はパンデミック前からで、それに2、3月の売上げ急減が襲い、ルノー・日産・三菱アライアンス3社とも赤字転落!
選択と集中の中期改革案は理論的に正しいが、パンデミックの衝撃を受け止めるには手遅れ
リストラと金融手当でしのぐしかないが、現状では難しい
これはトヨタも同じ
しかし、トヨタは既に巣籠を始めていて、耐えられる期間により差が出る!





トヨタの自信の裏付け
TNGAの平準化
トヨタの豊田章男社長
アフターコロナで牽引役となると自信を示しているが、少々甘い?
トヨタの自信の背景はTNGAであり、減産時に、変動費はもちろん固定費も変動させて、赤字を防ぐ
リーマンショックでの赤字転落で、従来のトヨタかんばん方式を信じ切ってきて機能させていなかったことを学んだ結果、カイゼンして生み出された

TNGAの狙いで重要な機能は平準化です
製造販売は
売れるところで造ることがコスト低減には有効です
稼働率が下がった生産拠点(ラインを中心にしたサプライチェーン)に、生産能力がいっぱいとなった生産拠点から生産を移動させることで各生産拠点の稼働率を平準化すると、稼働率が上がります
コストが下がると同時に、ムダな設備投資を抑えることが出来、構造改革費用が発生しない生産構造になります
(初めからムダな投資をしない構造)
これは決算書では分かりにくいが、最終的には有利子負債の削減になって現れます
かつての日産はその逆をしてしまい倒産に追い込まれた

ホンダの実情は分からないが、利益率が悪いことは新規開発費などの抑制につながってしまい、ますます技術を買ってこいとなりかねない

現在、利益率を上げるには?
世界の生産拠点を結んだスイング生産が出来ることが必要です
地場のサプライチェーンの品質レベルも含めての確立が前提で、生産拠点すべての品質レベルを統一する必要がある
これには、設計段階からのサプライヤーの参加なども進めることだ





この概念は、ネット機能を利用した
第4次産業革命につながる基礎となる部分であり、今回のパンデミックによる思わぬ世界的減産で、その実力が試される


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