恋愛で一番恐れるべきこと、
それは悲観的になってしまうことかもしれません。
「自分は一生結婚なんてできないんだ」
「誰も自分の誘いに乗ってくれる人なんていない」……。
それは純然たる個人の心の中の世界であって、
外の世界の出来事とは関係ありません。
ひょっとしたら明日、とびきりすてきな人が目の前に現れて、
しかもどういうわけかあなたに好感を抱くかもしれません。
(ただし、詐欺師には注意!)
しかし、そこで思いこみの世界に閉じこもってしまうと、
「あの人は誰にでもあんな風に優しいんだ。八方美人なんだ」
となって、すてきな人からの誘いを断ってしまいます。
そして「自分はなぜこんなにも不幸なのか、孤独なのか」とさめざめと泣くのです。
この人は素直になりさえすれば
幸福のチャンスはいくらでも転がっているのに、
どうして自分の作り出した不幸の世界に閉じこもってしまうのだろう、
と首を傾げたくなります。
こういう人は、実は人間社会にはかなり多いものです。
★不幸って気持ちいい
なぜ、あえてモテない自分でいるのかというと、
不幸な状態とは「結構気持ちがいい」ものなのです。
不幸せな自分に酔っていられるのですから。
そして、一度不幸な状態に慣れてしまうと、
幸福になるのが怖くなってしまいます。
幸せになると、
今の自分が否定されるのではないかと感じるのです。
「不幸は人を臆病にします」。
幸せになるということは、
勇気のいることなのです。
★幸福になるには勇気がいる
不幸な人が幸せになるには、
まず不幸な自分の状態を変えなくてはなりません。
そして人と交流を持ち、人を好きになり、
その人に自分の思いを打ち明けなければなりません。
それはどれも「勇気のいること」です。
幸福は人を勇気づけますから、
幸福な人はそれほど多大な努力を払わなくてももっと幸せになれます。
しかし、不幸な人は幸福な人の何倍も、
何十倍も勇気を振り絞らなければ、幸せになれません。
★幸せな人がいいとも言えない
では、幸せな人がいいことばかりかというと、そうともいえません。
不幸の経験が少ない人は、自分の心を深めることができません。
優しくて深みのある心とは、不幸に苦しみ、
それを乗り越えてはじめて培われるものなのです。
あなたは今不幸であるからこそ、
今幸福な人間よりも、「将来がずっと魅力的」になれます。
そのためには不幸に酔わず、
「不幸を乗り越える勇敢さ」が必要なのです。
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