東京都の小笠原諸島周辺などで中国漁船によるサンゴ密漁が横行している問題で、海上保安庁は10日、同日確認された中国漁船数が141隻だったと発表した。先週末より約50隻も減少し、うち半数が中国本土に向かって西に航行していることから、一部が撤退を始めた可能性もある。
航空機による上空からの調査で10日確認した。141隻のうち21隻は伊豆諸島・鳥島周辺、120隻が小笠原周辺にいた。この120隻のうち76隻については西に向けて遠ざかっていたという。
海保によると、最も多くの漁船が確認されたのは先月30日で、計212隻だった。台風20号の影響で一時、大半が周辺海域から姿を消したが、台風通過後の7日、191隻が再び戻っているのが確認され、8日の時点でも192隻がとどまっていた。
漁船数が大幅に減少したことについて海保関係者は「食料や燃料の関係で、一部が撤退を始めた可能性もある」としながら、「宮古島(沖縄県)周辺など別の海域に移動した恐れもある」として、引き続き警戒を続けるとしている。
出典元:http://
www.excite.co.jp/News/society_g/20141110/Mainichi_20141111k0000m040081000c.html
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