南海トラフ巨大地震が発生した場合、津波などにより和歌山県内で最大約9万人が死亡するという被害想定を県が28日に発表した。海に囲まれた和歌山では、津波が最速3分で到達する地域もあり、被害の拡大を防ぐには住民の避難が重要になる。県は「犠牲者ゼロ」を目標に、住民向けの避難プログラムも示した。
河田恵昭(かわたよしあき)・関西大教授が会長を務める県の検討委員会が作成した。地震規模は、東日本大震災並みのマグニチュード(M)9・1と想定。県内30市町村の半数が最大震度7の揺れに襲われ、津波はすさみ町で最大19メートルに達し、1万2620ヘクタールが浸水するとした。
被害想定では、冬の午後6時の発生で死者は最大9万400人。県内の人口約97万人の1割近くになる。95%が津波による被害で、太地町と那智勝浦町では町民の7割以上が津波で亡くなる。人口約37万人の和歌山市の死者は1万8100人にのぼる。
出典元:
http:// headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141028-00000022-asahi-soci
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