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モモへの懺悔 その6

そして、バタバタとモモとの楽しく、ムカつく日々は続きましたが
別れはやってきました。
それは私のまったくの身勝手から・・・
引越しすることになったのです。
築40年は過ぎてるかも・・・という有形文化財的なアパートから。
このアパートはかなり傾いておりました。
友達が遊びに来て、しばらくすると、気分が悪い、なんだか船酔いしてる
みたいだ、と言うのです。すぐにピンときました。
そっちの方に座ったら?と、斜面の上の方を勧めたらいく分ましになったみたい。
(ま、それほど目に見えての傾きじゃなかったですけどね)
裏が何かの工場で常に機械の振動で揺れています。
だから、あの阪神大震災の時も、別状はなかったのです!
風に揺れる柳のごとし!常に揺れてるので少々強い風にも十分に耐えれたのです。
これはなんと含蓄の多い出来事だったことか・・・

引越しはいい。新しい住処はいい。
しかぁし!新しい住処はペット禁止!!
あぁ〜〜〜・・・どうしよう・・・
モモを手放すことに決めてしまったのです。私は鬼だ!!

幸い、お隣に住んでいた一人暮らしのおじいさんが飼ってくれることに
なりました。よかった・・・

それから月に2〜3度会いに行きました。
私の声を聞きつけるなり、すっ飛んできました。
それには私自身も、周りの人もびっくりしました。
しばしの逢瀬・・・足元にじゃれまくり、歩くこともままなりませんでした。
よしよし、とゴロリと寝転んだモモをなぜなぜ・・・
気持ちよさそうだ〜 でももういい!となったらやっぱりガブリ!
相変わらずだなぁ〜 

帰らなければならない時間・・・
ずっとついて来るモモ
彼の行動テリトリーは決まっています。そこからは絶対に出ない。
アパートの出入り口付近。もうそこが限界。
彼はきちんと座って私を見送ってくれました、いつもいつも・・・
後ろ髪を引かれる、という言葉がありますが、まさしくそのもでした。
50メートル先の角を曲がる時、振り向くと、モモはまだ座ったまま。
いつも泣きべそをかきながら帰ったものでした。

ごめんね・・・モモ

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