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100万回生きたねこ

ご存知の方も多いと思います。
絵本です。
1977年第1版発行
2004年第78版発行ですって!
すごいですね〜
なので今はもっとかもしれませんね。


作者の佐野洋子さんのファンです。
他にもたくさんの絵本がありますし、エッセイが本当に好きです。
詩人の谷川俊太郎さんの奥様だった時期もあるというのは
少し前に知り、へぇ〜〜!でした。
そう言えば、お二人の共著も数冊あります。

そしてこの「100万回生きたねこ」ですが、あるときは戦争上手の王様、
あるときは船乗りの、あるときはサーカスの手品つかいの、あるときは
泥棒の・・・と、いつも誰かの飼い猫でしたが、ねこは誰のことも好きでは
ありませんでした。
そして初めて、誰のねこでもなく、のらねこに、自分だけのねこに
なったのです。立派なとらねこの自分が大好き!
周りのねこたちも、この立派なとらねこが好きだったのですが
自分以外は好きじゃなかったのです。

でもある日、白いきれいなねこと出会い、二匹の間にかわいい子猫がたくさん
生まれ、初めて自分よりも好きで大切な存在ができました。
子猫たちが巣立っても、白いねこと幸せに暮らしていましたが
白いねこは死んでしまいます。
どんなときでも泣かなかったとらねこは、初めて泣いて、泣いて、泣いて・・・
やっと泣きやんだねこは、白いねこの隣で静かに動かなくなったのです。
それまで、100万回も生きたねこでしたが、もう決して生き返りは
しませんでした・・・というお話し。

絵がいいのです。もしかしたら、あんまり子供うけする絵じゃないかも。

ビジネスマンにお勧めの本というコンセプトの雑誌で
ビジネススキル編、思考・発想法を身につけるという目的で15冊、チョイス
されてる中に入ってるのですよ〜 驚きました!

自分の中に根づいた価値観を尊重して生きることは、より良い思考・発想を
行ううえでの大前提・・・とかあって。

う〜〜ん、なんだかなぁ・・・
前にご紹介した「ぼくを探しに」も入ってました。
選者さん、ちょっと奇をてらいましたね、って感じ。

とにかく、手放せない大好きな絵本です。
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