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古本屋さん


本は好きだけど、古本は(ユースドって今は言うのね)ちょっと苦手、と
 いう方もいますね。気持ちはわからなくもないですが、私は古本屋さんで
 本を買うのがダイスキです。読みたかった本、好きな作家さんの本が
 とてもお安く買えたら単純にすっごくうれしいです。

 でも今は本当に町の古本屋さんがドンドン姿を消していってます。
 私が知る限りでも一体何軒消えたでしょう・・・
 ブック・オフががんばってくれているのは有難いことですが、その
 お店お店の持ち味と言いますか、好みといいますか、そう個性ですね、
 それが味わえないのは、ちょっと寂しいです。
 町の古本屋さんはお客さんがたくさんいるわけでなし、少々足を
 踏み入れにくい頃もありましたが、今では始めてのお店でもフラリと
 ためらいなく入れるようになりました。年の功ですね。

 古本屋さんでみつけた本は、まさしく一期一会、これ!と思ったら
 即買いしないと後悔すること多しです。何度か悔しい思いをしたので
 予定額をオーバーしても、この本と二度と出会えないかもしれない、
 それでもいいの? 今よ、今しかない!とブツブツ心で自分に言い訳
 しながら買うのです。

 大体において、読むより買うのが好きなんですね。
 (これが大問題なのですが)
 そして戦利品を抱えて喫茶店に入り、1冊1冊手にして目次を見たり
 さわりを読んだり、後ろの解説を読んだり・・・
 あ〜〜〜〜、シアワセだ〜〜〜!この時が一番至福の時かもしれません。

 パラパラとめくっていたら、間にレシート発見。
 前の持ち主さんが買った時のもの。遠い町の本屋さんの名前が・・・・
 ロマンだ・・・・

 喜国雅彦さんの「本棚探偵の冒険」というエッセイはすごいです。
 古本に対する思い入れ、執念、古書マニアの実態などにアゼンと
 します。そこまでするか〜!のツッコミを是非どうぞ!
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