1977年1月3日に法人化されたApple Computer, Inc.は、1979年6月に発売されたApple II Plusをはじめとするコンピュータ製品の販売で急成長しました。Apple II Plusは、バイトショップとの取引により約8,000ドルの利益を得たジョブズがさらなる事業拡大を望み、多額の融資が必要となったことから、アタリ時代の上司ノーラン・ブッシュネルの勧めにしたがい、マイク・マークラを紹介され、マークラの助けを得てAppleは1977年1月3日に法人化されました。Apple II Plusの販売は当初から好調で、1979年10月にApple II専用として発売された表計算ソフト「VisiCalc」が大ヒットを記録すると、商用・企業用コンピュータとしてのApple IIの需要に火がつき、その販売台数は飛躍的に増加しました。1977年に2500台だったApple IIの販売台数は、1981年には21万台にまで急増していたことから、マイクロコンピュータ市場におけるApple製品のシェアは1980年には27パーセントとなり、業界トップに躍り出ました