2012年11月22日
あなたの買い物…実は他人に操作されています?!
書籍のベストセラー
、
今週の映画ランキング 、
CDの売り上げランキング 、
コスメの口コミランキング …etc
世の中には
各種の ランキング が満ちあふれています ne (。・∀・)y─
私たちは一体なぜ、 ランキング が気になるのでしょうか ?
じつは
そこに私たちの心の奥に隠れた
「 不安 」が関係しているのかもしれません 。。。
シドニーのショッピングモール…
ランキング というのは 買い物 で
よく見られるものですが、
Opinion Research 社が
アメリカで行った調査によると、
人々の61%は
オンライン・ショッピングをする際、
実際に購入した人の感想など、
他人の意見を参考 にしているそうです。
別の調査では、
年4回以上オンライン・ショッピングをした人のうち半数は、
1回の買い物をするごとに
カスタマー・レビューを
最低でも 4つは読んで から
商品を購入するか決めていた、
という報告がなされているそうです。
実際は
こうしたカスタマー・レビューの4分の1程度は、
最近日本でも騒がれた
「 ステマ 」(ステルスマーケティング)であるらしいのですが、
一方で消費者も
単純に騙されているわけではなく、
多くの人は「 そんなもんだろうな 」と
理解はしているのだそうです。 (*´д`)=з
それでも レビューの影響力 は
簡単には拭えない…とのことだそうです 。。。
そこには
「 嘘とは分かっていても
他者を信じたがってしまう 」という、
人間の不思議な 心理 のあり方が
関係しているからなのだそうです。
年末はさらに賑わいそう…
「 心理 」ということばから 、
買い物と他人からの影響
このふたつの関係を
さらに興味深く説明してくれる研究を
ご紹介させていただいてもいいですか 。。。 長いぞ!(笑
『サイエンス』誌で発表された
この研究のために集められたのは、
10代の若者27人で
実験の内容は、
彼らに無料で
音楽を試聴・ダウンロードできる
ウェブサイトを利用してもらう、
というものです 。。
若者たちは
「 ほかの利用者がダウンロードした曲 」を
知らされている グループと、
そうでない グループに分けられてから、
好きなように
曲のダウンロードをするよう指示されました。
期待通り結果は
「 知らされた 」グループの方が、
ほかのユーザーと同じ曲 を多くダウンロードしていた、
というものでした。
しかし
ここからが興味深いことに
研究者たちは、
さらに若者を8グループに分け、
「 自分のグループのメンバーが
ダウンロードした曲だけ が分かる」
ようにしました。
すると前回同様、
同じグループ内で
同じ曲がダウンロードされる、
という結果が繰り返されました。
しかし
そうして「 ヒット曲 」となったものは、
各グループでバラバラ だったそうです。
つまり
曲のクオリティではなく、
「 既にある程度の人気を得ているか 」
という点が
「 ヒット曲を生む要因 」であることを、
この調査は明らかにしたということなのです。
(なので、何よりレコード会社などの企業がコントロールしたいのは、
そうした「初期の人気」ということになるのですね…)
しかしどうして、
そんなふうにほかの人が持っているモノを
欲しがってしまうのでしょうka? ノ´▽`)ノ
それをもっと調べると …
今度は
12歳から17歳の若者の脳を
fMRI という機器で測定する実験が行われました。
若者たちに
MySpace からダウンロードした曲を
いくつか評価してもらい、
そのあとで楽曲の 人気ランキングを教え 、
脳がどう反応するか を見てみたのです。
すると面白いことに、
ランキングの 順位の高さ と
自分の好みが一致 した場合、
脳の「 尾状核 」という、
報酬を得たときに働く 部分が
反応することが分かったそうです。
逆に、
人気の低い曲を
自分が好んでいた際には、
「 心配 」をコントロールする部位が
反応したとのことでした。
この「 みんなと違うことの不安 」が
実はランキング人気の背景に
潜んでいるのではないか…
というわけなのだそうです。
まぁ、 なんとなくわかりますが
疑問も残る気がします。
私たちはやっぱり …
自分が欲しいと思っているモノを欲しがっている
のではないのでしょうか 。。。
なぜなら
何か欲しいときには、
ちゃんと 理由 がありますものね!
そう、おっしゃる方も多いかもしれません。。。 私だけ?
芸術的なデザイン…
そこで、それってホントにホントなのかと、
またまた fMRI を使って
ちょっとイジワルな実験が行われたようです。
その実験には
30人 のルイ・ヴィトン好き の女性が集められ、
「 何故あなたはルイ・ヴィトンが好きなのですか ?」
という質問がされました。
返ってきたのは
「 商品のクオリティ 」や
「 ブランド の持つ時代を超えた素晴らしさ」
といった 説明的な答え が多かったそうです。
つまりは
自分で意識している「欲しい理由」
ということです。
でもそれが本当に「全ての」理由なのでしょうか?
ということで
今度はそのうち16人の脳を
fMRI でスキャンしました。
その実験はシンプルで
女性たちにルイ・ヴィトンの商品の写真を
いくつか見せてみる、というものでした。
結果 、
「イケてる」、「クールだ」と人が感じたときに
反応する脳の部分が、
fMRI の画面上で見事に光っていた…とのことでした。
意識的なレベル では
「商品の クオリティ 」について
論理的 に述べていた彼女たちでしたが、
脳のほうでは単に
「イケてる」から欲しかった、
と言う結果でした 。。。
まあ、当然といえば当然なのでしょうが …(´;ェ;`)
fMRI って素直に表すんですね 。。。 コワ…い
と、そのようなわけで
実は 私たちは意識している通りに
モノを欲しがっているのではない のかもしれない …
ということでした。
巷にあふれるランキングの数々は
「イケてる人になりたい」 という
みんなの秘められた願いを映し出しているもの …
という捉え方も、できるのかもしれませんね。
自分がホントに好き!これいい!
と思えるものを チョイス
できればいいですね (*>∀<*)
今日も最後まで読んでくださって本当にありがとうございます ("▽"*)
不安を気にせず自分の気持ちを大切にできる一日でありますように …
今週の映画ランキング 、
CDの売り上げランキング 、
コスメの口コミランキング …etc
世の中には
各種の ランキング が満ちあふれています ne (。・∀・)y─
私たちは一体なぜ、 ランキング が気になるのでしょうか ?
じつは
そこに私たちの心の奥に隠れた
「 不安 」が関係しているのかもしれません 。。。
シドニーのショッピングモール…
ランキング というのは 買い物 で
よく見られるものですが、
Opinion Research 社が
アメリカで行った調査によると、
人々の61%は
オンライン・ショッピングをする際、
実際に購入した人の感想など、
他人の意見を参考 にしているそうです。
別の調査では、
年4回以上オンライン・ショッピングをした人のうち半数は、
1回の買い物をするごとに
カスタマー・レビューを
最低でも 4つは読んで から
商品を購入するか決めていた、
という報告がなされているそうです。
実際は
こうしたカスタマー・レビューの4分の1程度は、
最近日本でも騒がれた
「 ステマ 」(ステルスマーケティング)であるらしいのですが、
一方で消費者も
単純に騙されているわけではなく、
多くの人は「 そんなもんだろうな 」と
理解はしているのだそうです。 (*´д`)=з
それでも レビューの影響力 は
簡単には拭えない…とのことだそうです 。。。
そこには
「 嘘とは分かっていても
他者を信じたがってしまう 」という、
人間の不思議な 心理 のあり方が
関係しているからなのだそうです。
年末はさらに賑わいそう…
「 心理 」ということばから 、
買い物と他人からの影響
このふたつの関係を
さらに興味深く説明してくれる研究を
ご紹介させていただいてもいいですか 。。。 長いぞ!(笑
『サイエンス』誌で発表された
この研究のために集められたのは、
10代の若者27人で
実験の内容は、
彼らに無料で
音楽を試聴・ダウンロードできる
ウェブサイトを利用してもらう、
というものです 。。
若者たちは
「 ほかの利用者がダウンロードした曲 」を
知らされている グループと、
そうでない グループに分けられてから、
好きなように
曲のダウンロードをするよう指示されました。
期待通り結果は
「 知らされた 」グループの方が、
ほかのユーザーと同じ曲 を多くダウンロードしていた、
というものでした。
しかし
ここからが興味深いことに
研究者たちは、
さらに若者を8グループに分け、
「 自分のグループのメンバーが
ダウンロードした曲だけ が分かる」
ようにしました。
すると前回同様、
同じグループ内で
同じ曲がダウンロードされる、
という結果が繰り返されました。
しかし
そうして「 ヒット曲 」となったものは、
各グループでバラバラ だったそうです。
つまり
曲のクオリティではなく、
「 既にある程度の人気を得ているか 」
という点が
「 ヒット曲を生む要因 」であることを、
この調査は明らかにしたということなのです。
(なので、何よりレコード会社などの企業がコントロールしたいのは、
そうした「初期の人気」ということになるのですね…)
しかしどうして、
そんなふうにほかの人が持っているモノを
欲しがってしまうのでしょうka? ノ´▽`)ノ
それをもっと調べると …
今度は
12歳から17歳の若者の脳を
fMRI という機器で測定する実験が行われました。
若者たちに
MySpace からダウンロードした曲を
いくつか評価してもらい、
そのあとで楽曲の 人気ランキングを教え 、
脳がどう反応するか を見てみたのです。
すると面白いことに、
ランキングの 順位の高さ と
自分の好みが一致 した場合、
脳の「 尾状核 」という、
報酬を得たときに働く 部分が
反応することが分かったそうです。
逆に、
人気の低い曲を
自分が好んでいた際には、
「 心配 」をコントロールする部位が
反応したとのことでした。
この「 みんなと違うことの不安 」が
実はランキング人気の背景に
潜んでいるのではないか…
というわけなのだそうです。
まぁ、 なんとなくわかりますが
疑問も残る気がします。
私たちはやっぱり …
自分が欲しいと思っているモノを欲しがっている
のではないのでしょうか 。。。
なぜなら
何か欲しいときには、
ちゃんと 理由 がありますものね!
そう、おっしゃる方も多いかもしれません。。。 私だけ?
芸術的なデザイン…
そこで、それってホントにホントなのかと、
またまた fMRI を使って
ちょっとイジワルな実験が行われたようです。
その実験には
30人 のルイ・ヴィトン好き の女性が集められ、
「 何故あなたはルイ・ヴィトンが好きなのですか ?」
という質問がされました。
返ってきたのは
「 商品のクオリティ 」や
「 ブランド の持つ時代を超えた素晴らしさ」
といった 説明的な答え が多かったそうです。
つまりは
自分で意識している「欲しい理由」
ということです。
でもそれが本当に「全ての」理由なのでしょうか?
ということで
今度はそのうち16人の脳を
fMRI でスキャンしました。
その実験はシンプルで
女性たちにルイ・ヴィトンの商品の写真を
いくつか見せてみる、というものでした。
結果 、
「イケてる」、「クールだ」と人が感じたときに
反応する脳の部分が、
fMRI の画面上で見事に光っていた…とのことでした。
意識的なレベル では
「商品の クオリティ 」について
論理的 に述べていた彼女たちでしたが、
脳のほうでは単に
「イケてる」から欲しかった、
と言う結果でした 。。。
まあ、当然といえば当然なのでしょうが …(´;ェ;`)
fMRI って素直に表すんですね 。。。 コワ…い
と、そのようなわけで
実は 私たちは意識している通りに
モノを欲しがっているのではない のかもしれない …
ということでした。
巷にあふれるランキングの数々は
「イケてる人になりたい」 という
みんなの秘められた願いを映し出しているもの …
という捉え方も、できるのかもしれませんね。
自分がホントに好き!これいい!
と思えるものを チョイス
できればいいですね (*>∀<*)
今日も最後まで読んでくださって本当にありがとうございます ("▽"*)
不安を気にせず自分の気持ちを大切にできる一日でありますように …
With love