今日は天気が悪いっすね〜。
まあ、こーゆー日もありますよねw
さて、部屋とワイシャツと私みたいなタイトルですが(笑)、最近蓄電池を始め、再エネの未来をイロイロ考えることが多い中、自分の頭の整理を兼ねて、「RE100とブロックチェーンと卒FIT」というテーマで書いてみたいと思います。但し、当方の独断や希望的観測が多分に入ってますので、内容の真偽の程は皆さんの感性にお任せいたしますw
具体的な内容を書く前に、それぞれの言葉の定義を整理します。
?@RE100→自社の経営活動における全ての消費電力を再エネで賄うことを宣言し、実行中もしくは実行済みの企業。
?Aブロックチェーン→分散型ネットワークにおいて、暗号技術を組み合わせ、取引情報などのデータを同期して記録する手法。
?B卒FIT→国の再エネ固定買取制度(FIT)の期間(10年や20年)を超える、若しくは、その手前でFITから離脱し、電力会社以外の企業等に電力を買ってもらうオコナイをすること。
これだけでお腹いっぱいな感じですが(笑)、我々太陽光発電家は近い将来きっとお世話になるであろう、3つのキーワードとなってますので、皆さんも是非頭の片隅に置いておいて貰えますと幸いです。
さて、よいよ本題ですが、この後、我々野立て発電家に具体的に何が起こってくるんでしょうか。
予想してみたいと思います。
まず皆さんもご存知の通り、諸外国はもとより、日本企業においてもRE100企業がガンガン出現していることは周知の事実でございます。以前も こんな記事 を書きましたが、更に加速化されてる感じです。ということで、RE100企業は再エネの電気を買いたい、とリアルに思っていて、今後もRE100企業の増加とともに需要は加速度的に増えていくこと確実です。
では、どーやって再エネの電気のみを抽出して買うのでしょうか?
例えば野立て発電家のAさんがいるとして、そのAさんの発電所からRE100企業に直接電線を物理的に繋いじゃうんでしょうか?
イヤイヤ、ソンナの現実的じゃないですよね〜(笑)
ということで、答えを言うと、物理的な電線は引きません。既存の送電網、そう、皆さんが外に出るといつも見ている電線と電柱を使う、という事になります。
ところが、この送電網に一度入ってしまった電気は、再エネだろうと、火力だろうと、原発だろうと、区別ができません。つまり、単なる交流の電気、という形になってしまいますw
え?だったら再エネだけ抽出するのって無理じゃね?
っと、普通は思ってしまいますよね〜。しかしながらココにとある技術をぶつけることでそれが可能になる、という算段が立っているんです。それは、そう、
ブロックチェーン
の登場です。
この話を簡単に書くのはとても難しいんですが、ちょっとだけ挑戦すると、一般的には我々個人も企業も電力会社を中心に契約を結んで電気を買っています。しかしながら、その電力会社の電力は再エネだけでなく、火力や原発などから生まれた電気が混ざってますので、RE100企業としては旨みが全くございません。再エネ電気だけが欲しいわけですからね。とすると、どうするか。そう、そうです。RE100企業は先ほど登場した野立て発電家Aさんの電気を直接買いたい、というお話になるんですよね〜。
しかしながら、上述した通り、Aさんの発電所とRE100企業がリアルに電線で直接繋がってませんので、困ってしまうところなんですが、昨今の電力自由化で送電網に接続している者同士が個別に電気の授受の契約を締結すれば、仮想的に繋がっている状態に出来る、とゆーのが認められている、という状況になってますw
おぉ、であれば、契約がしっかり取れれば再エネ電気のみ抽出したことになるので、RE100企業にとっては気持ちの良い状態になっちゃいますね〜
但し、RE100企業が必要としている再エネ電気を100とすると、Aさんの電気などは0.0001程度にしかならないかもしれません。なのでRE100企業はAさんの他に、Bさん、Cさん、、、といった感じで野立て発電家の電気をかき集める必要が出て来ます。しかも、RE100企業が必要としている電力は日々、時間等に応じて変動すること確実です。モチロンかき集めたAさん、Bさん、Cさん、、、の発電する電気も日々、時間等に応じて変動します。ここまで書くとぼんやり分かってきますが、この時間に応じて変動する需要と供給をマッチングさせるのが、ブロックチェーンを使った台帳管理の技術なのです。つまり、いつどこで誰が誰の電気をどのくらい買ったか売ったか、という情報をひたすら整合性を取りながら台帳に貯めて行って、連鎖的に全てをつなげて行って、同期させて契約として成り立たせる、という感じです。うーん、やはり説明するのは難しかった、、、基本的には仮想通貨の取引も同じ仕組みとなっているんですが、皆さん、伝わりましたでしょうか?(笑)
というワケで、晴れてRE100企業は再エネ電気のみを集めることができ、Aさんもキッチリと電気代を徴収できる、という形になります。
ただ、「本業あるし、かき集めるのって結構めんどくさそうだな。」っと思うRE100もいるやもしれません。いや、ほとんどのRE100企業はめんどくさがりますよね。本業がある傍ら、再エネ電気集めをしないといけませんので。そこで登場するのがブローカー的な存在で、RE100企業に安定した再エネ電気を提供することだけに特化した新電力か何かが登場しちゃう、というワケです。現時点でも自社の再エネ発電所を中心として電気を販売している新電力もいくつか出てきてますよね。
ただ、ココでもう一つ考えなければなりません。
それは、FIT法です。
上述した野立て発電家のAさんはFITという、国が定めた法律で発電した電気を電力会社に20年間同一単価で買い取ってもらう契約をしてしまっています。うーん、困った困った。良くも悪くも20年間縛られてしまっている、という状態になっちゃうんですよね〜。ソコで登場するキーワードが、、、
卒FIT
という事になります。
イヤイヤ、FITは20年固定でしょ?卒業しちゃったらもったいないじゃんw
って思ってしまいますよね。普通はw
ただ、ここまで書くと、皆さんピンと来てくると思いますが、今、我々が電力会社から買っている電気ってキロワットあたり大体25円くらいになってます。
一方、FIT単価は40円から始まって、現時点では14円まで落ちて来ましたw
アレ?逆転してね?
って思いますよね。普通w
つまり、電気の取引にブロックチェーンの技術が整いだすとすると、RE100企業に限らず、みーんな安い電気を求めて探し始める、という事になります。特にRE100企業からすると、野立て発電家のAさんの電気は喉から手が出るほど欲しくなるわけで、14円とは言わず、16円、いや、18円でどうですか?というオファーが舞い込んでくる、という構図になっちゃうんですよね。つまり、単価が安めの再エネ電気の争奪戦が始まる、という感じになります。
コンナステキなオファーを受けてしまったAさんは気持ちよくFIT契約を解約し、RE100企業、ないしはブローカー的な業者とFIT残存年分のFITに似たような長期固定契約を結びなおす、というケースが多発してくる、という事が容易に想像出来ちゃいますね。
コレが、卒FIT、というお話になります。
因みに、コノ2019年の秋は家庭用FITの一部がFIT期間の終了、つまり期限切れということで強制的に卒業させられて世の中に放出されます。この期限切れ電源が早速争奪戦の模様を呈していて、キロワットあたり10円前後でやり取りが始まろうとしてるんですが、コレはアントレの理解ですが、はっきり言って、安すぎです。再エネ電気は日本国が策定しているエネルギー基本計画で2030年に22〜24%程度になる、という事になっているんですが、たった20数パーセントしかない電気にRE100企業が群がるわけですよ。需要と供給が全くバランスが取れていないという事は、、、そう。我々再エネ発電家にとっては完全ブルーオーシャンな世界が到来するわけで、10円前後で長期契約などを結んでしまったらアホですね、という感じになろうかと思いますw
更に因むと、卒FITになると、FITが関係なくなります。当たり前ですね(笑)
となると、どうなるか?
パネルや蓄電池の後から増設の禁止や、分割案件の禁止等々、謎なルールは一切関係なくなる、という世界が来ちゃいます。つまり、1キロワットでも多く発電するために、やりたい放題、となるわけです。最新鋭の発電技術を使いつつ。ただ、あまりにも安全基準を無視した活動はできませんので電気保安協会的なところから一定のガイドラインが出たり、法整備はあるんでしょうがね。
ということで、またしても長々と書いてしまいましたw
RE100とブロックチェーンと卒FITの相関と再エネ発電家の未来について、特に初心者の皆さんに置かれましての理解の一助になれば幸いです。
繰り返しですが、上記は当方の独断と希望的観測がタンマリ入ってますので、その辺りは大人のご理解でよろしくお願いしますね〜!
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※編集後記※
書いていて思ったんですが、再エネ発電家をかき集めてRE100企業とタフな交渉して高値で電気を売りつける元締め的な輩が出て来そうですよね〜。アレ?当方の得意領域カモ(笑)。よし、当方も皆さんと「アントレでんき」でも造っちゃおうかしら(笑)
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個別での相対契約は舐められそうなので「アントレクリーンエネルギーでんき」を設立して次なるFIP時代に備えましょう!