近視・乱視・老眼・疲れ目に最適「ピンホールアイマスク」
一見すると普通のアイマスク。でもよくみると、両方の目の部分に5つの小さな穴があいています。
この穴から、外が見えるようになっています。
ピンホール
不思議なことに、眼の悪い人がこのアイマスクをかけると、裸眼ではぼやけてしまっていたカレンダーやテレビの文字などがはっきり見えます。
◆なんで見えるの?
なぜこの「ピンホールアイマスク」を着けると、よく見えるのでしょうか。
実は数十年も前から、眼科の世界では「ピンホール現象」といわれる現象は常識といえるものでした。
焦点
ものを見るときには、目のレンズの役割である水晶体で、目に入ってきた光を集約します。
そしてその後ろにある網膜上で焦点が合うと、くっきりと見えるようになるのです。
その焦点が、網膜より手前に来ると近視、網膜より奥になると遠視や老眼となります。
ピンホール効果
そして目に入るときの光がもっと細く、1本のすじとして目に入ると水晶体で集約する必要がなくなり、どの位置でも焦点が合うようになるです。
つまり、目に入る光を細くすればするほど、ピントを合わせる必要がなくなり よく見えるということです。
このような原理で、視力の悪い人でも「ピンホールアイマスク」を着けるとよく見えるのです。
副作用などの危険はまったくありませんので、ぜひ試してみてください。
◆目のトレーニング
現代社会では、パソコンやテレビ、雑誌、新聞、携帯電話のメール、受験勉強など、近距離でものを見続ける時間が長くなっています。
そのため目の筋肉(毛様体)は長時間の緊張状態を続けることになり、硬くこわばってしまうのです。
これが近視の大きな原因の1つです。
<遠近トレーニング>
下記のような目のトレーニングを行い毛様体を鍛えることで目のトレーニングが期待できます。
ピンホールアイマスクを着けて、5秒間、遠くに視点を合わせる。
そのあと、ピンホールアイマスクの穴の縁に、いっきに焦点を絞り込み、5秒間集中して見つめる。
これを、ピンホールアイマスクの左右5つずつの穴ごとに、繰り返し行う。
この体操を毎日の習慣にして目のトレーニングに役立ててください。
またピンホールアイマスクの効果的な使い方は、マスクをかけて毎日テレビを30分〜1時間程度見ることです。
マスクをかけてテレビを見ることで、自然にレーニングができます。
目が疲れてくる夕方以降に使用すると、効果的です。
それ以外に普段の生活でこのアイマスクをしているとよりトレーニング効果が期待できます。
近視・乱視・老眼・疲れ目に最適「ピンホールアイマスク」
テレビを見るとき
テレビゲームをするとき
読書をするとき
パソコンを使うとき
飛行機や船、列車のご旅行中に(普通のアイマスクの効果を持ちながら、アイマスクを取らなくても外が見えます)
ただし、視界が狭くなりますから、以下の点には気をつけて下さい。
細かい作業は避ける。
アイマスクをしたまま外に出ない。
階段など登らない。
その他危険な作業はしない。
<目の病気>
また、このピンホールアイマスクをかけてもトレーニング効果がない人は、近視や遠視、老眼以外に何らかの目の病気にかかっている可能性があります。
例えば目のレンズである水晶体が濁ってしまう白内障では、ピンホールアイマスクでも視力トレーニングは期待できません。また、糖尿病や肝臓が悪い場合も、血液の流れが悪くなるため、目の筋肉も固まってしまいます。
それらの病気がある場合、ピンホールアイマスクの効果が発揮されません。もしマスクをかけても効果がない、という方は一度眼科で検査してみることをおすすめします。
◆子供の視力 トレーニングに
現在子供達の視力の衰えは深刻で視力のトレーニングを望む人が多いです。
文部省が発表した平成12年度調査によれば、視力が1.0未満の生徒の割合は、小学生で25%、中学生で50%、高校生では63%にも達しています。10年前と比べると、どれも10%近く増加しています。
さらに、メガネが必要とされる「0.3%未満」の生徒は、小学生で6%、中学生で22%、高校生で35%となっています。中学生のときにかなり視力が低下していることがわかります。
この子供達の視力の衰えは、やはりゲームとテレビが最も大きな原因でしょう。さらに携帯メールや携帯ゲーム機も急速に普及し、家でも外でも視力を奪われていく危険が大きくなっていきます。特に中学生になり、身長が急に伸びるころに、本格的な近視に先立ち、仮性近視(水晶体を動かす筋肉の緊張が引き起こす)になる場合が多いのです。
「ピンホールアイマスク」は大人だけでなく、このような子供にも役立ちます。
近視・乱視・老眼・疲れ目に最適「ピンホールアイマスク」
◆老眼に
40代半ばぐらいから始まるのが老眼です。遠くは見えるが近くは見えないという症状が出ます。
老眼は、文字通り老化現象であり、水晶体や、眼球のまわりの筋肉が衰え、弾力を失うことが原因とされます。近いものを見たくても目の機能が硬くなっており、見たいものに焦点を合わせられなくなるのです。
一度老眼になると「老眼は老化現象だから、メガネをかけないとダメだ」と思ってしまい、老眼鏡に頼る日々が始まるのです。
しかし一方では、老眼鏡をすればするほどさらに悪化していく、という事実もあります。一般のメガネも同じですが、老眼鏡を使い始めると水晶体や目の筋肉はなまけ始め、だんだん使われなくなっていきます。老化現象に加え、裸眼での使用が少なくなると、とたんに視力低下が早まることがよくあります。
できるだけ老眼鏡をしなければ、目の衰えの速度を低下させることはできます。もちろん見えなければ始まらないので、無理をしないで必要なときには、自然に使っていけばいいのです。
「ピンホールアイマスク」は、老眼鏡の代わりにもなります。テレビを見るときや本を読むときに使用してみてください。
近視・乱視・老眼・疲れ目に最適「ピンホールアイマスク」
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