【前月成績要点】
月次成績集計は、前月の米国雇用統計発表日を最終日として纏めています。以下は1月7日〜2月1日の分析及び取引の成績集計です。
- 事前分析成績は28勝12敗(分析採用回数40回、的中率70%)
- 事前分析の取引方針を採用できなかったことは、前提を満たさずに取引できなかったことが27回、判定不可及び取引不可だったことが4回で、計31回です(67回の取引を事前準備し、うち40回で取引可能=方針採用率60%)
- 過去分析に基づく事前方針に沿った取引は20勝7敗でした(勝率74%、事前準備した取引方針67回に対する方針実施率40%)
- それとは別に、過去分析に基づかない、もしくはポジション保有時間延長による取引は10勝1敗でした(全取引に対する方針順守率71%)
- 前月の取引時間は101分38秒、損益は+105.45pips、1分足1本当たりの損益は+1.0pips
【指標結果の良し悪しと反応の素直さ】
相変わらず、円クロスでの取引の方がドルストレートでの取引に比べ、直後1分足の反応方向が市場予想に対する指標結果の良し悪しに素直に反応していました。円クロスに関する限り87%の素直率となっており、こうした傾向の集計を始めてから最大値となりました。
下表をご覧ください。
【ポジション毎の取引方針の的中率】
事前分析成績は〇28?12で、期待的中率(〇率)は70%です。
また、ポジション毎の取引方針の前提を満たしていたことは56%で、ここ半年で最も低くなっています。前提を満たさないとき(過去に再現性が高かった事例と条件が異なるとき)に取引して、勝率を下げても仕方ないので、この数字の低さは問題ではありません。
下表をご覧ください。
【事前取引方針に基づく実戦成績】
前月の過去傾向に基づく実際の取引での勝率は74%、方針外取引も含む総合成績は79%でした。現在のような成績集計方針に変更してからの直近半年間の総合勝率も75%を上回っています。
この勝率なら、分析を外したときに潔く損切をきちんと行えば、中長期の損益がマイナスになることはありません。
損切判断のストレスを軽減して損切を着実に行うためには、ポジションオーダー時点の根拠をしっかりしておくことです。しっかりした根拠に基づく勝率が、取引場面での確率的再現性に基づくことさえ理解しておけば、余計なことを考えずに済みます。
このブログで何度も繰り返し強調していることは、初心者や我々アマチュアがポジション解消のタイミングを損小利大となるように選ぶより、個々のポジションでの勝率だけに拘る方が良い、という点です。そして、ポジション保有時間をチャートを見ている短時間に集中し、経済指標のように原因と結果の因果関係が見込める場面を選んで取引することが大事です。
何度でも繰り返します。
FXを早く上達する秘訣は「いつどんな場面でも勝てるようになること」を目指すことではありません。狙いを絞ることと、その絞り方を検討し続けることです。
以上
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