EUR・GBP・AUDはこのところ対USDで下降中でした。が、日足以下のチャートでは、金曜日だけでそんな雰囲気でもなくなり、今後どちらに向かうかわからなくなっています(週足ではGBP以外、まだ下降に転じた雰囲気を残しています)。
明日はチャートがどっちに向かいたいのか、ちょっと様子を見ておきたい日です。
ーーー$€¥£A$ーーー
明日8日は、
・16:00 独国鉱工業生産 (12月集計分)? 分析記事をupしました
ぐらいしか指標発表がありません。
ーーー$€¥£A$ーーー
独国鉱工業生産
本指標での取引を行う上での注意点は、指標発表前後1分間は反応が小さく、直後1分足が過去平均値を超えたときのみ追撃に適しています。ただ、そういう現象が起きることは頻度は33%しかありません。
その33%の事例を待って、指標発表時刻直前にポジションを取得し、狙いが外れた場合の損切を小さくしておけば、取引を重ねるに従ってプラス収支になっていくでしょう。
市場予想(前回結果)
・前月比 +0.3%(+4.3%)
・前年比 △0.8%(△2.6%)
事前差異判別式の解は+4.2です。
2017年以降発表時の平均順跳幅/値幅pips(2020年以降発表分)
・直前10-1分足:::4.4/ 2.5( 5.2/ 2.4)
・直前1分足::::::::2.2/ 1.5( 3.6/ 2.2)
・直後1分足::::::::3.5/ 2.2( 3.1/ 1.3)
・直後11分足::::::9.0/ 5.8( 6.9/ 2.7)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、前月実態差異判別式の解の絶対値が6超のとき、その解の符号と同方向にポジションを取得し、発表1分前までに解消します。前月実態差異判別式の解は△7.3なので、今回はショートです。
・指標発表直前、6か月前集計分の製造業新規受注前月比の実態差異判別式の解の符号と同方向にポジションを取得し、発表後1分以内に解消します。但し、直後1分足順跳幅が7.9pips超ならば決済を延期して、直後11分足順跳幅を狙います。なお、20年6月集計分の製造業新規受注前月比の実態差異判別式の解は+17.5なので、今回はロングです。
・直後1分足順跳幅が7.9pipsに達したら直ちに追撃開始し、直後11分足順跳幅を狙います。
・直後1分足順跳幅が7.9pips超に達したら、直後1分足終値がついた時点で追撃開始し、直後11分足終値がつくまでに解消する。
以上
以下は18時過ぎに追記しています。
【事後検証】
独国鉱工業生産
結果は全体的に良かったものの、反応は短時間の陽線となりました。
前年比(2019年12月との対比)は△1.0%で、既にコロナ前とほぼ変わりません。数値は2020年5月集計分以降に回復継続しており、ここ3か月は△3.0%・△2.6%・△1.0%です。がしかし、2020年通年での製造業生産は前年比△8.5%減少でした。
EURJPYの反応こそ直後1分足が陽線でしたが、EURUSDは発表直後から陰線となっています。EURUSDはレジスタンス付近に達していたことが、発表後の逆方向反応になったと考えられます。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
広告以上
タグ: 独国鉱工業生産