【1. 2017年2月第2週までの成績】
このブログにおける本命の取引は、75%以上ないしは25%以下の期待的中率が事前に見込まれた指標での取引です。がしかし、それだけでは取引機会が限られるため、今年からは練習用に70%以上ないしは30%以下の期待的中率しか得られない指標でも取引を始めました。
結果、2月2週が終わった時点で、収益が年初資金の10%に達しました。そのため、次週からはこれまで1枚ずつだった取引を、1.1枚ずつに増やすことにします。
正直言って、これほど調子が良いのは、アベノミクスが始まった頃以来じゃないかと思います。
成績が良い原因は、自分なりに次の理由がある、と考えています。すなわち、
- このブログを始めて第三者に説明するため、数字を眺めるのではなく、自分で図表を作成して視覚的に事前分析するようになったこと、
- 特に、表計算ソフトを変えてローソク足が表示できるようにしたことで、事後の検証で得た教訓を翌月の同じ指標での取引に活かすことが増えたこと、
- 昨年ブログ開始早々に「取引機会が少なすぎる」というメールを読者の方から頂き、今年からは取引ルールの期待的中率を緩和して、取引を行う指標数を増やしたこと、
と考えています。
期待的中率のルールを緩和して取引指標数を増やした結果、取引時間もずいぶん増えてしまいました。がしかし、1か月に3時間弱しかポジションを持たないというルールは、ほぼほぼ守れています。
この調子で続けたいものです。
【2. 2017年2月第3週の主要指標】
2月第3週で注目している指標は次の通りです。
例によって全ての指標発表時に取引を行うつもりはありません。
今年前半は、過去にほとんど取引しなかった指標についても(特に欧州指標)研究を進めたいと考えています。そして、今年後半にはEURJPYからEURUSDの取引に変えたいものです。
不謹慎かも知れませんが、これからは米独間の貿易不均衡問題・ギリシャ債務問題・英欧間の離脱交渉・3月蘭国選挙・4月(?)仏国大統領選と、EURの動き方を勉強しやすいイベントが続きます。集中的に学ぶには時機を得たという気がしています。
【3. 次週準備考察】
金融・経済の素人である我々にとって、翌週取引の方針を得る頼みの綱が専門家の解説記事であることは仕方ありません。問題は、専門家によって逆の見方を伝えることもあるということです。
結局、大きなトレンドを事前に見込んでおいても、翌週になって実際のチャートを一番の参考にするのだから、週末の勉強は翌週の実際の取引においてあまり意味がないのかも知れません。
それでも、そうした記事を週末に読んで勉強を続けるとどうなるか。
たぶん、指標発表時の反応が素直でないときに、すぐに誰かが解説していた意味を拝借して自分で説明がつけやすい、という効果があるのでしょう。
さて、先週における関心事は、
- オセアニア2国の政策金利が「現状維持」になるだろうという市場予想記事が多かったものの、反応方向については専門家の意見が分かれていたこと、
- 2月第1週に発表された米国雇用統計で、平均賃金が伸び悩んだ点がFRBの3月利上げ説を後退させた、という解説記事がいくつかあったこと、
- 日米首脳会談が、米側の対日貿易赤字・円安バッシングの緩和に繋がりそうかという点と、日側の大型対米投資の内容とその約束成立がなるかという点が、早ければ金曜夜半に判明するだろうという見通しがあったこと、
でした。
今さら、それら着目していた点がどうなり、それが大きな為替の波にどう効いたのかを言っても無意味です。但し、FRB利上げ延期説は、2月第3週の大きな動きに引き続き影響を与えるでしょう。大事なことは、前週注目していたことが今週はどう変わるかです。
2月第3週は、
- IMMポジションがJPY・EUR・GBP・AUD・NZDの5通貨ともに、前週までは売り持ちが減るか買い持ちが増えるかの同方向に4週以上も進み、やっと前週は週足チャートでの方向がこれと同じ方向に揃って説明がつくようになったこと、
- 前週に引き続き、FRBの利上げ延期説が今週どう扱われるかと、米新政権が検討中とされる減税・税制改革等の経済政策予想の報道がちらほら出始めていることと、第2週の米国株高はそれらの予想記事に基づくということ、
- 前週発表された中国外貨準備高の減少が中国不安再燃に結び付く可能性が指摘され始めていることと、日米首脳会談後に残る米中・米独貿易不均衡問題について米側施策・発言が注目されていること、
といった点の報道・解説に注目しています。
以上
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