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2013年11月17日

ザックジャパンvsオランダ代表

サッカーワールドカップブラジル大会の開催まであと7か月となった。ワールドカップ優勝候補の一角でもあるオランダ代表(FIFAランク8位)と、日本代表(FIFAランク44位)の国際強化試合が、ベルギーのゲンクで行われた。

オランダは、ワールドカップ準優勝3回を誇る強豪。前回の南アフリカ大会でも準優勝に輝いたチームだ。日本とオランダは、南アフリカ大会のグループステージで対戦している。その時は、1−0でオランダが勝っている。

日本代表は、ワールドカップアジア予選を勝ち抜き、本大会出場を決めた後、コンフェデレーションズカップとその後の強化試合で思うような結果を残せていない。強豪オランダを相手にどのような戦い方をするのか、注目の1戦。

ザッケローニ監督は、先発メンバーを大きく入れ替えてきた。1トップに大迫、2列目に清武、本田、岡崎、ボランチに山口、長谷部、ディフェンス陣は、長友、今野、吉田、内田、そしてキーパーは西川。

遠藤、香川、柿谷、川島はベンチからのスタートとなった。

一方のオランダはエースのファンペルシーが、けがのために欠場したが、他はベストメンバーを揃えてきた。

前半の立ち上がりは、日本が攻め上がるシーンが多かった。何度かチャンスはあったものの、得点することはできなかった。

12分、日本の守備のミスからファンデルファールトに決められ、オランダに先制された。

39分には、ロッベンに決められて2−0とされた。今日も勝てないのか?と不安になったが、この日の日本代表はこれまでとは違った。

43分に大迫のゴールで1点を返し、前半を2−1で終えた。このゴールで後半への期待が膨らんだ。

前半はシュート数では、日本の方がオランダを上回った。オランダは数少ないチャンスを確実に決めてきた。

ザッケローニ監督は、後半の頭から選手を入れ替えてきた。清武に代えて香川を、長谷部に代えて遠藤を入れた。

後半は立ち上がりから日本がチャンスを多く作った。パスもよく回り、日本のペースで試合はすすんだ。

15分、遠藤の正確なロングパスが通り、本田、内田、大迫の細かいパス回しから、最後は本田が決めて同点に追いついた。

大迫はこの日1ゴール、1アシストと活躍しザッケローニ監督の期待に応えて見せた。

後半から入ったベテランの遠藤は、状況に応じてロングパス、ショートパスを駆使して効果的にボールを散らし、ゲームをつくった。

27分、大迫に代わって柿谷、長友に代わって酒井豪徳、33分には、内田に代わって酒井宏樹がピッチに入った。

途中から入った柿谷、香川らもシュートを放ったが惜しくも得点にはならなかった。

後半は、完全に日本のペースで試合がすすみ、勝つチャンスは十分にあった試合だった。優勝候補とも言われているオランダに対して、内容ではむしろ日本の方が上回っていた。

次は、ベルギーとの強化試合が組まれているが、勝利という結果を残してもらいたい。


posted by 荒川太郎 at 02:46| スポーツ
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