問題は 四肢択一式です。正解と思う肢の番号を 1つ選んでください。
[ No.45 ]
品質管理に関する記述として, 最も適当なものはどれか。
1.品質管理は,品質計画の目標のレベルに係わらず,緻密な管理を行う。
2.品質管理は,品質の目標値を大幅に上回る品質が確保されていれば,優れた管理といえる。
3.品質管理は,品質計画を施工計画書に具体的に記述し,そのとおりに実施することである。
4.品質管理は,前工程より後工程に管理の重点を置くほうがよい。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.×
品質管理は,品質計画の目標のレベルに応じて,適切な計画を立てて管理を行う。
2.×
品質の目標値を大幅に上回る品質が確保されている場合、 過剰品質として工期、コストの面から優れた品質管理とはいえない。
3.◯
4.×
品質に与える影響が大きい前段階や生産工程の上流でできるだけ手を打つことを川上管理といい、施工段階より 計画段階で検討する方がより効果的である。
[ No.46 ]
鉄筋コンクリート構造の建築物の解体工事における振動対策及び騒音対策に関する記述として, 最も不適当なものはどれか。
1.周辺環境保全に配慮し,振動や粉塵の発生が抑えられるコンクリートカッターを用いる切断工法を採用した。
2.内部スパン周りを先に解体し,外周スパンを最後まで残すことにより,解体する予定の躯体を防音壁として利用した。
3.振動レベル計の指示値が周期的に変動したため,変動ごとの指示値の最大値と最小値の平均を求め,その中の最大の値を振動レベルとした。
4.壁等を転倒解体する際の振動対策として,先行した解体作業で発生したガラを床部分に敷き,クッション材として利用した。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.×
振動レベルの測定器の 指示値が周期的に変動する場合、変動ごとの 指示値の最大値の平均を求め、その値を振動レベルとする。
4.◯
[ No.47 ]
足場に関する記述として, 最も不適当なものはどれか。
1.くさび緊結式足場の建地の間隔は,桁行方向2m,梁間方向1.2mとした。
2.つり足場の作業床は,幅を40cm以上とし,かつ,隙間がないようにした。
3.移動はしごは,丈夫な構造とし,幅は30cm以上とした。
4.移動式足場の作業床の周囲は,高さ90cmで中桟付きの丈夫な手すり及び高さ10cmの幅木を設置した。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
建地の間隔は、桁行方向 1.85m以下、梁間方向 1.5m以下とする。(労働安全衛生規則第571条第1項第一号)
2.◯
3.◯
4.◯
[ No.48 ]
特定元方事業者の講ずべき措置として,「労働安全衛生規則」上, 定められていないものはどれか。
1.特定元方事業者と関係請負人との間及び関係請負人相互間における,作業間の連絡及び調整を随時行なうこと。
2.有機溶剤等を入れてある容器を集積する箇所を統一的に定め,これを関係請負人に周知させること。
3.関係請負人が新たに雇い入れた労働者に対し,雇入れ時の安全衛生教育を行なうこと。
4.作業用の仮設の建設物の配置に関する計画の作成を行なうこと。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.×
関係請負人が新たに雇い入れた労働者に対する 雇入れ時の安全衛生教育は、雇い入れた事業者が行う。(労働安全衛生規則第35条)
4.◯
[ No.49 ]
ゴンドラに関する記述として,「ゴンドラ安全規則」上, 誤っているものはどれか。
1.ゴンドラを使用して作業するときは,原則として,1月以内ごとに1回,定期に,自主検査を行なわなければならない。
2.ゴンドラを使用する作業を,操作する者に単独で行なわせるときは,操作の合図を定めなくてもよい。
3.ゴンドラを使用して作業を行なう場所については,当該作業を安全に行なうため必要な照度を保持しなければならない。
4.ゴンドラの検査証の有効期間は2年であり,保管状況が良好であれば1年を超えない範囲内で延長することができる。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
2.◯
3.◯
4.×
ゴンドラ検査証の有効期限は1年とする。ただし、製造検査または使用検査を受けた後、設置されていないゴンドラであって、その保管状況が良好であると都道府県労働局長が認めたものについては、当該ゴンドラの検査証の有効期間を製造検査または使用検査の日から起算して2年を超えず、かつ、当該ゴンドラを設置した日から起算して1年を超えない範囲で延長することができる。(ゴンドラ安全規則第9条)
[ No.50 ]
酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときの事業者の責務に関する記述として,「酸素欠乏症等防止規則」上, 誤っているものはどれか。
1.酸素欠乏危険場所で空気中の酸素の濃度測定を行ったときは,その記録を3年間保存しなければならない。
2.酸素欠乏危険場所では,原則として,空気中の酸素の濃度を15%以上に保つように換気しなければならない。
3.酸素欠乏危険作業については,所定の技能講習を修了した者のうちから,酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければならない。
4.酸素欠乏危険作業に就かせる労働者に対して,酸素欠乏危険作業に係る特別の教育を行わなければならない。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
2.×
事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は、当該作業を行う場所の 空気中の酸素の濃度を 18%以上(第2種酸素欠乏危険作業に係る場所にあっては、空気中の 酸素の濃度を18%以上、かつ、 硫化水素の濃度を100万分の10以下)に保つように換気しなければならない。ただし、爆発、酸化等を防止するため換気することができない場合または作業の性質上換気することが著しく困難は場合は、この限りでない。(酸素欠乏症等防止規則第5条第1項)
3.◯
4.◯
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