工業製作 材料?A
以下、(一社)日本建設連合会HPより引用
【 被覆アーク溶接棒 】
被覆アーク溶接棒の記号の意味
JIS Z 3211(軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用被覆アーク溶接棒):2008
従来からのJIS Z3212,3241はこのJIS Z 3211に統合され廃止された。
溶着金属の引張特性の記号は、溶着金属の引張強さMpaの上2桁を示す。
例:E4916は、引張強さの下限値が490MPaなので、上2桁の49が記号となる。
出典:JIS Z 3211:2008 解説
【 被覆アーク溶接棒 】
被覆アーク溶接棒のJIS規格改正前後の記号の違い
JIS Z 3211(軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用被覆アーク溶接棒):2008とそれ以前の分類の違い
各メーカーにより異なるので注意する。
なお、JIS では、イルミナイト系が「01」から「19」へ改定されている。
JIS Z 3211(軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用被覆アーク溶接棒):2008 と旧分類の比較
溶着金属の引張特性の記号は、溶着金属の引張強さMpaの上2桁を示す。
例:E4319Uは、引張強さの下限値が430MPaなので、上2桁の43が記号となる。
YP:降伏点(Yield Point)又は耐力(Yield Strength)
TS:引張強さ(Tensile Strength)
El:伸び(Elongation)
vE :シャルピー吸収エネルギー
出典:?開KW資料
【 ソリッドワイヤ 】
YGW11〜YGW19などのソリッドワイヤの記号の意味
JIS Z 3312(軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用のマグ溶接及びミグ溶接ソリッドワイヤ):2009の内、YGW11から19について。
溶接ワイヤのJIS規格は2009年にISOに準拠して改正され、符号の付け方がISOのスタイルとなった。
しかし、日本国内ではYGW11〜19は建築鉄骨をはじめとし広く使用されているので、これら業界の混乱を防ぐため従来通りの符号が残った。
なお、JIS Z 3312の改正に伴い、JIS Z 3325は廃止されている。
従来のYGW21〜24については、種類名称がISOにならって変更された。
出典:JIS Z 3312:2009解説
【 ソリッドワイヤの記号の意味 】
JIS Z 3312の内、ISOにならった表現をする場合の記号の意味。
YGW11〜19は従来通りの記号が使用できるが、YGW21〜24については下記の記号のみとなった。
出典:JIS Z 3312:2009解説
【 ソリッドワイヤ 】
ソリッドワイヤの記号について2009年のJIS改正前後の違い
旧YGW21,23の表現方法の変更は下記のようになる。これはメーカーの呼称なので注意する。
旧YGW21,23の表現方法の変更
YP:降伏点(Yield Point)又は耐力(Yield Strength)
TS:引張強さ(Tensile Strength)
El:伸び(Elongation)
vE :シャルピー吸収エネルギー
・YGW11〜19:種類名称は変更なし。
・YGW21〜24:種類名称がISOにならって変更。
出典:?鰍iKW資料
【 フラックス入りワイヤ 】
フラックス入りワイヤの記号の意味
JIS Z 3313(軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ):2009
出典:JIS Z 3313:2009解説
フラックス入りワイヤの記号について2009年の JIS規格改正前後の違い
JIS Z 3313(軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ):2009
銘柄はメーカー独自のものなので注意する。
JIS Z 3313(軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ):2009と旧分類の比較
溶着金属の引張特性の記号は、溶着金属の引張強さMpaの上2桁を示す。
例:T49・・・は、引張強さの下限値が490MPaなので、上2桁の49が記号となる。
YP:降伏点(Yield Point)又は耐力(Yield Strength)
TS:引張強さ(Tensile Strength)
El:伸び(Elongation)
vE :シャルピー吸収エネルギー
出典:(株)JKW資料
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