今日の読売新聞の編集手帳、

こんな歌集が載っていました。




「返事なきままに次の名呼ばれゆき事故死せし子も今日卒業す」


爺はこれを読んでいて、不覚にも涙がこぼれてしまいました。





爺の住んでる隣街で高校2年生の男の子が自殺しました。
二年前のことです。


この子の親御さんも、きっと ”事故死せし子も今日卒業す”と
いう心境になられていたのでしょうね。




生きていれば、我が子も「はい」と大きな返事をして起立していたろう・・・

親として胸の張り裂けるような思いを綴ったこの歌は
大阪にお住まいの加島さんという方がお作りになりました。

無題.png





世の中、まだまだ捨てたものじゃあないな・・・
こんなに人の心を読める方が日本にはまだおられる。




もちろん、人のことをとやかく言ってるような爺には決してできない歌。



いま、爺の居る山口は、そぼ降る雨模様ですこし寒いです。

早世した子を引き留めるように降る「遣らずの雨」は哀しいです。




でも、心の中は冷たく濡れる外の様子とは真逆にあったかいです。





思い出は遠くの日々




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