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土曜東京〜第30回テレビ東京杯青葉賞(G?U)(ダービートライアル)のこと

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

ひとつ前のブログで触れたとおり、青葉賞について掲載する。まだ枠順も見ていないので、印も打たないし、展開などはこれから考えて馬券を買う。まあ各馬の印象ですよね。参考にする人はしてください。

アサカラキング  ハナ候補 逃げてどこまで 速い脚ない
アームブランシュ  長く脚つかう 道悪OK インベタなら
グランヴィノス  ゆったりローテ 鋭いピッチ走法 怖い1頭 京都2歳は終始外回し
クレオメデス  大トビでパワータイプだが速い脚がない
サヴォーナ  折り合い問題なく道悪OKだがパンチに乏しい いちおう注意
サトノトルネード   府中向きフットワークだが本格化先か 勝ち負けまでは?
シャドウソニック   パワータイプでジリっぽい
スキルヴィング   重賞級 皐月賞馬より上かも
ティムール  最後まであきらめずに伸びる 稍重で好走 注意必要
ナイトインロンドン  スタミナ相当 しまい切れる 秋とは思うが外枠なら一発ある
ニシノレヴナント   長い脚つかう ナイトに先着も脚色劣る 押さえ程度
ハーツコンチェルト  好素材だが硬さある 最後方付近でためれば切れそう
ヒシタイカン  素質高いが久々距離延長はマイナス いちおう候補
マイネルエンペラー  オークス馬全弟だが・・・
マサハヤウォルズ   芝の重賞では厳しい
メイテソーロ  センス光る ただ時計勝負には向かない
ヨリマル  素質あり 警戒必要
ロゼル  府中は合いそう 意外性ある

気を付けることがあるとすれば、このレースはなんといっても「ダービートライアル」なので、かなり仕上げて何としてもダービーに出たいと考える組が多いということか。まあこのあたりが、青葉賞→ダービーのステップが鬼門と呼ばれるゆえんでもあるのだが・・・

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日曜京都〜第167回天皇賞(春)(G?T)

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

京都芝3200mの天皇賞である。
天候が心配されたが、当日の天気、そして馬場も含めておそらく問題ないだろう。

今年はいいメンバー。近年の天皇賞春は、んー・・・と首をかしげなければならないメンバーばかりだったが、今年は久々に「王道」と呼べるレベルのチャンピオンレースが京都の難コースとともに復活して、久々にワクワクしている。

これだけ好メンバーがそろえば当然気になるのが枠の並び。
けっこう前が流れそうな組み合わせの外回り2周だから、どう考えてもインが有利。私はこの時点でメロディーレーンこわ!と一瞬思ったが、今年は高速の外回りなのが残念だなぁ・・・

まあそのメロディーレーン(父オルフェーヴル)含め、内枠各馬はどれも怖いな、と素直に思えるのだが、そんな中にあって一番ありがたくないと思っているのが、実は圧倒的人気のタイトルホルダー(父ドゥラメンテ・メロディーレーンの弟)陣営なのではないか。いやね、先に行きたい組がそろっているなんていうのはこれまでに何度も経験してきているわけだから、私はそこに関してはまったく気にしていない。

ただですよ。
タイトルホルダーって、出足はそこまで速いタイプではないというのが大きな問題。この馬はやはりステイヤータイプで、スピードというよりは持久力で勝負したいタイプ。ただやはりこういうビッグレースでは、従来のハナで競馬したいと考えるはず。当然スタートから多少気合をつけて出していくことになる。控えても競馬できるとはいっても、圧倒的人気の3番枠でそのチョイスはあまりにもリスキーにすぎるだろう。

とするとですよ、菊花賞ほどではないにせよ、スタートしてすぐ登って下るトリッキーなコースを、多少かかりながら先行するリスクがより大きくなるわけですよ。このあたりは、タイトルホルダーが大得意にしている阪神コースとは大きく異なる。

圧倒的人気であるにもかかわらず、先行できなければアウトの危険が高くなるこの枠は、正直タイトルホルダーにとってありがたくはないと考えるのではないか。仮に無事先行できたとしても、圧倒的人気ゆえ、誰かが早めに動いてプレスをかけるのも明らか。スタート後の坂がうまくクリアできないと、お釣りがなくなることもあるのではないか・・・

非常に重要な「展開」を考えると、ボルドグフーシュ(父スクリーンヒーロー)が優位に立つんだけど、長距離の川田騎手はまぁ乗れないことが多い。この人、長距離で重要な「ふわっと乗ってじんわり仕掛ける」ことがとにかくヘタクソ。これほどまでに大活躍なのに3000以上のG?Tでわずか「1勝」しか挙げられていない理由は、まさにこの部分にある。

川田騎手のことだから、そしてボルドグフーシュの能力や馬場を考えると、当然自分から勝ちに行くことになる。ボルドグフーシュの良さがそこで殺されてしまうのではないか、の懸念は大きいーー純然たるステイヤーが絶滅した今、あえて勝ちにいかない組を狙いたい。

ヒュミドール(父オルフェーヴル)と武騎手のコンビにした。
正直、武騎手にスイッチされたのは残念でならない。もちろん武騎手といえば、メジロマックイーンやディープインパクトをはじめ、幾多の名馬とのコンビで「楯」の舞台を獲りまくってきたことは言うまでもない。

ただね、穴か大穴しか狙えないカラダの人間から言わせてもらうなら、そらマックイーン勝つやろ!ディープ負けるわけないやん!というエセ関西人のようなところなんですよ。もちろんだからダメというわけではないんだけどさ。でもこの人、穴馬でも王道の競馬しそうで・・・まあしゃーない。

根拠。
母の父チチカステナンゴ(すでに死亡)は、日本では種牡馬として期待されたフランス産の芦毛である。で、この芦毛はグレイソヴリン由来なんだけど、快速系をはじめいろんなタイプを出したこの系統のなかでも異色だったカルドゥンを経由している。

カルドゥンと聞いて真っ先に思い出す(かどうか知らんけど)のが、仏4000mのカドラン賞を勝ったメルカルというフランスの牝馬なんだよ、私の場合。なぜかというと、メルカルは当時メジロマックイーンとともに「高速ステイヤー」と謳われたファビラスラフイン(その父ファビュラスダンサー)の母だったから。

で、マイナー種牡馬だったチチカステナンゴの血をたどってみると、なんとその三代母に、こちらもノーザンダンサー系のなかではマイナーだった「ファビュラスダンサー」の名前があるではないか!というかなりのこじつけ。

ファビラスラフインといえば、レコードの第1回秋華賞の勝ち馬。今回もある意味「第1回の高速京都」に通じることも後押しして、思い切って勝負したい。武騎手がどこかでインに潜り込んでためてくれるようなことがあると、四強の一角を崩すこともあるかもしれない。そこは当然わかっていると思うし、そこだけは手腕に期待。

武さんの体に染みついている「王道競馬」を例によって選択した時点で、まずダメだと思う。

◎ ヒュミドール
○ ジャスティンパレス(最高の枠、並び的にも恩恵デカすぎ)
▲ アスクビクターモア(↑で書いたようなことが起これば逆転あるが乗り替わりはマイナスか)
△ ボルドグフーシュ(頭もあるが、まだ乗り役次第。将来は「誰が乗っても」の器)
△ ディープモンスター(そろそろ素質開花も)
△ タイトルホルダー
△ マテンロウレオ(前走見る限り距離延長○ 下げてインとるかも)
△ ディアステマ(スローになったときに意外性発揮)
重注 ブレークアップ

予想される以上に雨の影響が残るようなら内枠のメロディーレーンも押さえたい。
そして昨年不運な事故があったシルヴァーソニック(父オルフェーヴル)は、レーンを配してきても正直足りないとは思うが、あの不運を乗り越えて同じ舞台にたどりついたのだから、今度こそ(どんな形であれ)幸あれと願う。

まあ新旧レジェンド(級)ジョッキーの悪口をこれだけ言ったんだから、馬券はまず当たらんよなぁ・・・

それと、まだ枠順は見ていないが、今日の青葉賞についてもこのあとすぐに掲載する。印はつけないが、私が印をつけそうな馬をはずして馬券を買って、ぜひ当てていただきたい。

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日曜東京〜第58回サンスポ賞フローラS(G?U)(オークラトライアル)

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

待望の京都がリニューアルオープンを果たした。1年で最も時計が速くなる時期という影響もあったかもしれないが、個人的に予想していた馬場よりも芝コースは速いな、という印象。2000mベースでいうなら、従来の京都よりも1〜2秒遅い「ふつうの高速馬場」という感じか。

路盤改修すると著しく馬場が重くなるのを何度か見てきたけれど、今回の京都リニューアルでは、そこまで顕著な馬場の渋化はないといってよさそう。来週の天皇賞も、従来どおりの馬場と考えてよさそうだ(残念・・・)。

今週はG?U2鞍、G?Tはお休みだが東西で注目レースが行われる。馬券の妙味はやはり府中のほうかな。府中芝コースはだいたい例年どおり。開幕週だからといって決して「イン以外はダメ」ということもなく、時計もバカ速くなく、上がりもバカ速いわけではない良好な馬場。

それでは、オークストライアルのほうのエクセルを掲載する。

フローラ 開幕週 土曜の競馬必見 時計、馬場の検証絶対
1??@ ○  ブライトジュエリー 俊敏 広い東京は絶対に合う
1??A ▲  ソーダズリング 決め手鋭く位置も取れるがスローだと折り合い不安
2??B  マンマミアーレ 広いコースは合うが馬場が速いと厳しい
2??C  クイーンオブソウル 桜花賞組と善戦もどこまで 枠はいいが頭高い
3??D 重  アウフヘーベン ピッチ利いた走り 道悪なら
3??E △  キミノナハマリア バランスよい走り 内伸びの阪神を外回して楽勝 警戒
4??F △  ゴールデンハインド 府中は悪くなさそう 時計の裏付けないが距離延長○
4??G ◎  イトカワサクラ 阪神外回りの大外回しで差し切り 輸送など課題多いが粗削りな魅力大
5??H  レシプロシティ 良血馬らしい勝ち方だが大幅馬体減で間開け輸送がどうか
5??I  バロッサヴァレー 新馬の内容〇だが良化は先
6??J △  ドゥムーラン   スケールで圧倒したが同じ競馬では府中だと無理 2走目の成長期待
6??K  ティファニードンナ 久々でどこまで成長したか
7??L  コイニョウボウ 50kgで勝ち上がりだとさすがに厳しい
7??M △  イングランドアイズ ハーパーと五分 NZT2着馬に先着 枠はつらいが要警戒
8??N  ピクシレーション 走りは府中向きだが枠がつらすぎ

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日曜中山〜第83回皐月賞(G?T)

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

すでにご存じのとおり、中山芝コースは相当に水分を含んだ馬場で、昨日は最内が壊滅的な状態だった。ほとんど不良に近い重ということで、今日晴れて馬場発表が稍重まで回復したとしても「重」の馬場を想定しておいたほうがいいかもしれない。

人気が予想されるソールオリエンスが最内枠に入るというのがおもしろい。この馬、キタサンブラック産駒にしてはあまり重に向いた走りはしていないことから、評価を下げるだけの根拠は十分。重がアホほど上手かったとしても、キャリアに乏しい分、外に出すタイミングがほんとうに難しい。

個人的に◎か○か悩んでいたセブンマジシャンが除外になった関係でめちゃくちゃ落ち込んでいたのだが、もう一度気を取り直し、セブンと悩んでいたもう1頭を堂々の軸に据えて、今年の皐月賞は超大穴チャレンジのレースとしたい。

◎ グラニット(すべてにおいて条件好転 ノーマーク 思い切って行ってほしい)
○ シャザーン(ソツなく乗ろうとしないほうがいい 出たなりで大外回して)
▲ マイネルラウレア(どうせ最後方付近 外でも内でも思い切って突っ込んでほしい)
△ グリューネグリーン(最大の惑星 馬場が乾けば内1頭分グリーンベルト出現の妄想)
△ タスティエーラ(人気勢では一番馬場が合いそう ただ乗り方は難しい)
△ トップナイフ(人馬の経験値生きる)
△ ファントムシーフ(正直道悪どうなんだ?能力でどこまで)
△ ベラジオオベラ(たぶんダービー目標だが能力は疑いなし)

スケール大きいタッチウッド(父ドゥラメンテ)は武騎手への乗り替わりが正直不安。たぶんグラニットを行かせると思う。そうなると、この馬の持ち味は・・・という感じ。

ダービーで狙いたいダノンタッチダウン(父ロードカナロア)は、道悪で大敗してもらってダービーではベラジオ同様大きく狙いたい1頭。ここは惨敗してほしい。

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もうすぐ発走アーリントン

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

ちょうど今馬券買ったとこ。
例年以上にハイレベルのメンバーな気がして、なかなか好レース。しかし道悪だから高評価の組がまとめてコケることも大いに期待できる。

道悪適性が高そうな組を中心に、簡単に予想だけ。

◎ タリエシン(ファルコンの再現目指して)
○ オーシャントライブ(スタートまともなら)
▲ ヤクシマ(大きな走りだが道悪はうまそう。距離はルメになんとかしてもらう)
△ キョウエイブリッサ(走り硬くこういう馬場は向くと思われ)
△ ユリーシャ(能力高い)
△ ナヴォーナ(人気でも)
△ スカイロケット(超がつく良血馬)
△ アイルシャイン(前走不利大。意外性ある)

みんながんばってくれーー

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日曜阪神〜第83回桜花賞(G?T)/土曜中山〜第41回NZT(G?U)(NHKMCトライアル)

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

桜花賞は、はじめから一本かぶりが分かり切っているリバティアイランド(父ドゥラメンテ)の評価をどう下げるかというところに全霊を注いだ。

暮れの阪神JFを再確認したんだけど、勝ったリバティと2着に突っ込んだシンリョクカ(父サトノダイヤモンド)の馬体の差に驚愕している。シンリョクカは、デビュー戦からしてまったく馬ができておらず、素質だけで走っていた感があったが、しかしその素質は相当高いと感じていた。

JFではリバティがラストを流していたこともあるが、それを踏まえたとしても、ほんとうにあの差をそのまま現在の力差と考えてよいのかというところがひっかかる。冬毛ボーボーで見栄えのしないシンリョクカは、けっこうひるみながらも馬群を割って伸びてくるあたり、見た目をはるかに上回るポテンシャルがありそう。

そしてデビューで素質の高さを感じたのが、どうやら2番人気になりそうなライトクオンタム(父ディープインパクト)。うまくことばでは表現できないけれど、コイツはちょっとタダモノではないですぜ、ダンナ!感がすごかった。出世が約束されたシンザン記念を勝ってしまったがために妙な人気に祭り上げられてしまうのは残念だが、素質だけで言ったらこれが一番かなぁと感じる。

もうひとつ、馬場の問題もある。現時点(金曜17時)で雨はどうやら下火になってきつつあるようだが、雨量は相当だったらしく、当日は「稍重に近い良」で行われる読み。血統的にライトクオンタムともども道悪は大丈夫そうではあるものの、リバティはかなりの大トビで、先週同様イン有利の馬場になって水分を含んだりすると、もしや・・・のおそれはある。

いちおう良発表であればライト→リバティオレンジを大本線とする3連単で勝負しようと考えている。あとはリバティの代わりにドゥーラ(父ドゥラメンテ)、ドゥアイズ(父ルーラーシップ)、シンリョクカあたりを加えた3連単複を少額ずつ買ってみたい。はっきりとした道悪になったらシンリョクカから、重以上ならドゥアイズから入る。


ということで、今週狙ってみたいのがニュージーランドトロフィーのほう。例によって全馬のチェックをそのまま予想としたい。中山も稍重くらいの馬場になるんじゃないかな。おそらく先週に引き続き、外伸びだろう。

NZT 外伸び雨影響 展開重要
?@ ミスヨコハマ 速い脚つかえない
?A △ ルミノメテオール 前走案外 距離微妙だが馬場悪化はプラス大か
?B 重注ロードディフィート 乱ペースで追走苦 大味な競馬で
?C サンライズジーク ダ向きだがセンス光り怖いところある
?D ○ エエヤン   間違いなく重賞クラス 主力形成
?E △ シャンパンカラー 条件好転 距離短縮好枠で大きく前進ある
?F エイシンエイト 映像なくなんとも
?G △ ドルチェモア 崩れないと思うが坂は課題かも
?H ◎ オマツリオトコ 起伏大きい函館で普通は無理な追い込み 中山でさらに
?I バグラダス パンパンな馬場向き
?J △ ミシシッピテソーロ 前走は馬体減響き不利あり 能力的には足りる
?K ▲ ジョウショーホープ 外回りワンターンはベスト 稍重までなら
?L メイクアスナッチ 突っ込み警戒だが相手大幅強化で
?M △ モリアーナ 枠だけ 能力足りる
?N ウンブライル B装着で効果期待だが中山コース?枠は最悪
?O シーウィザード この枠では勝負にならない


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日曜阪神〜第67回大阪杯

滅びゆく日本〜グローバリストの手口

コース替わりがあったにもかかわらず内を開けて走らなければならなかった中山芝コースと異なり、阪神はインのほうが有利。ただ差しが決まらないような超高速馬場ではない。そこまで飛ばす馬がいるわけではないから、おそらく58秒前半の決着に落ち着くのではないか。

最内をひいたジェラルディーナ(父モーリス)は充実一途。今回と同じ阪神内回りの女王杯を勝ち、超小回りの有馬記念でも出遅れながら3着に突っ込んで私の馬券をオシャカにしてくれた。確かに道悪もこなしたし小回りもOKなのだから、大阪杯のコースで最内枠なんてそれだけでよだれが出そうな感もあるが、ただ、この馬意外とトビが大きくそんなに器用な脚を持っているわけではない。

女王杯にしろ有馬記念にしろ、好走したのにはそれなりの要因がある。阪神内回りの最内枠は、実はこの馬にとってあまりありがたくないのではないか・・・そんなふうに感じる。

三冠タイトルがかかった秋華賞(大阪杯と同距離・コース)で脚を余すような形に敗れたスターズオンアース(父ドゥラメンテ)は、あれと同じレベルでは通用しない。もともと器用さがあまりないタイプだけに、11番枠はこの馬にとってベストに近い枠といえる。気性的には大人びているが、身体的にはまだまだ上がありそうで、スケールアップが叶えばここも通過点レベルのポテンシャルだろう。

このメンバーだと逃げるのはジャックドール(父モーリス)か。大トビでパワータイプだが、時計勝負でもやれるだけの下地はある。武騎手とのコンビだから、キタサンブラックの競馬をイメージすると非常に怖い。

ヒシイグアス(父ハーツクライ)は、能力的には足りるがこの馬、力の出しどころが難しく、非根幹距離のほうが得意なタイプに映る。折り合いに不安があるだけに外枠はマイナス。ポテンシャルはここでもスターと互角のものがあるように感じるが、今回は思い切ってパス。(みなさんは買ってね)

このあたりが人気になるのかなーという組み合わせで、小回りにしては紛れが生じにくいコースでもある。似た力関係だけに、コーナリング性と展開でどうにでも転ぶとは思うが、展開云々を無視してペースを握れるジャックドールに、今回は人気でも期待しようと思う。

◎ ジャックドール
○ ヴェルトライゼンデ(コーナリングはおそらく巧み。前走は並みの勝ち方ではなかった)
▲ スターズオンアース
△ ダノンザキッド(意外性は一番。流れに乗れれば)
重注 モズベッロ

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