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2014年02月13日

ウンウンペンチウム

ンウンペンチウム (英: ununpentium) は原子番号115の元素。元素記号は Uup。仮の名称である。

2013年8月現在で複数の発見報告があるが、認定に至っていない。第15族元素に属する超ウラン元素で、周期表でビスマスの下に位置するため「エカビスマス」と呼ばれることもある。

歴史[編集]

2004年2月2日、ドゥブナ合同原子核研究所とローレンスリバモア国立研究所の共同研究チームが、 カルシウムをアメリシウムと衝突させて生成に成功した[1][2]と発表した。


\,_{{20}}^{{48}}{\mathrm {Ca}}+\,_{{95}}^{{243}}{\mathrm {Am}}\to \,_{{115}}^{{291}}{\mathrm {Uup}}^{{*}}\to \,_{{115}}^{{288}}{\mathrm {Uup}}

モスクワ郊外にあるサイクロトロンにおける、2003年7月14日から8月10日までの実験で、存在時間が約87ミリ秒のウンウンペンチウムを観測し、さらにアルファ崩壊によって生じたウンウントリウムを観測、存在時間は約1.2秒だったという。

2011年1月に発表された、IUPAC と IUPAP の113から116および118番元素についての合同作業部会の報告書[3]では、115番元素の認定は見送られた。

2013年8月27日、フィジカル・レビュー誌にてスウェーデンルンド大学核物理学部のDirk Rudolph 教授のチームが、重イオン研究所で2004年の実験の再現に成功したと発表した[4]。 今後、IUPACとIUPAPでの審査・承認を経て認定されれば、新元素発見となる[5]。

出典[編集]

1.^ Oganessian, Yu. Ts.; et al. (2004). “Experiments on the synthesis of element 115 in the reaction 243Am(48Ca,xn)291-x115”. Phys. Rev. C 69: 021601.
2.^ Experiments on the synthesis of element 115 in the reaction 243Am(48Ca,xn)291−x115,7ページドブナ原子核共同研究所
3.^ Discovery of the elements with atomic numbers greater than or equal to 113IUPAC
4.^ Existence of new element confirmedルンド大学
5.^ ナショナルジオグラフィック2013年8月29日掲載

関連項目[編集]
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