その中には、ベビーシッターもあり、部屋をひとつ高校生に貸して下宿屋もしていました。
家の目の前に高校がありましたから、
高校の先生の子供を預かったり、下宿人も置いていたのです。
今思えば、家族以外の人間が自分の家にいるなんて、
今の私ならそんな事は出来ませんが、
当時は違和感がなかったです。
下宿人は、だいたいいつも自分の部屋にいて、
食事が出来ると、「○○君〜、ご飯できたよ〜」って声をかけて
一緒にご飯を食べていました。
かまやつひろしの「我が良き友よ」が流行ったときに
「語り明かせば下宿屋のおばちゃん酒持ってやって来る」
この歌詞がとても気に入りました。
自分も年を取っておばちゃんになったら下宿屋をやって
学生の部屋に酒持って押しかけて、語り合いたいなぁって思ったものです。
学生っていう時代が好きだったんですね。
まゆみさんは将来教師になりたかったんです。
生徒に学ぶ楽しさを教えて、
バスケ部の顧問を担当して、
生徒たちと心を通わせながら、
学生時代の延長のような人生を送りたかったんです。
そしてその延長線上に下宿屋があって、
学生たちと語り合う、
こういう生活にあこがれていたものでした。
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