・・・というタイトルの本を未来屋書店で見つけて購入して読んでみました。
私自身が鬱病になる前となった後では人間がガラッと変わって強くなったのでタイトルを見ただけで、きっと共感できる本に違いないと思ったのです。
鬱が一番酷くて必死で闘っていた頃に、
竹脇無我さんの「うつ病になってよかった」という本を買って読みましたが、その当時はうつ病になってよかったなんて話があるわけがない、この人の鬱は私よりずっと軽症だったんだ、
鬱病なんて最悪な病気になんかなりたくなかった!!
そう思っていました。
でも私自身も今は鬱病になってよかったと思っています。
鬱病になる前の私はどんな理不尽なことにもイヤだといえず
いつもひたすら我慢してばかりいました。
会社でも自分のミスじゃないのに自分のミスだと決め付けられて、
呼び出されてたくさんの人の前で散々叱られたりしても
「違います。これは私のミスではありません。」と言うこともできず我慢していました。
仕事のパートナーが少し年配の人で、
「ああ、肩が痛い、ああ、首が痛い。
私の仕事は大変なんだよ。これもやらなきゃならない。あれもやらなきゃならない。
まゆみちゃんなんか楽なんだよ〜」
と言いながら、少しずつ、少しずつ、私に仕事を回すようになりました。
でも客観的に見て私の方がその人の2倍の仕事量がありました。
それでも私がそれを実際にこなしてしまうものだから
上の方からもさらに多くの仕事を回されて来ました。
鬱病を患ってから、診断書を書いてもらってしばらく療養はしましたが
復帰しても全く仕事にならなくてミスの連続でした。
2度目は主治医が「入院しましょう。その方が会社に対しても言い訳が立つでしょう」
と言ってくださり、入院しました。
会社からのねぎらいの言葉は一度も受けたことはありません。
お見舞いに来てくれた人はたった一人
「私ねぇ、まゆみちゃんの後を任されることになったんだよ。
あれだけの仕事をよくやってたねぇ。
私班長に怒鳴ってやったから! これだけの仕事をまゆみちゃん一人にやらせてたのか!
あんたいっぺんやってみい! できるか?できるか?できないべ!って。
Oさんなんかろくに仕事もしてないのに大変だ大変だっていうし!
じゃあ仕事代わるか? あんたがこっちの仕事やってみい! できるか?できないべ!
って言ってやったよ。」
その人の言葉で救われました。
病気は遅々として回復しないし、会社からは
「今度倒れたら自主退職してもらいます」と言われてました。
会社が辞めて欲しいんだったらそういうのを自主退職とは言わないんじゃないの?
そう思いながら、それさえ言葉にすることもできず、
言われるままに自主退職の書類を書いて、退職金を辞退するという一筆も書かされて
一言のねぎらいの言葉もないままに厄介払いされるがままに
会社を後にしました。
この本の内容についてちょっと書いてみようと思って書き始めたのですが
話題がすっかりずれてしまいました。
とにかく今の私はその頃の私ではありません
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