こんにちは!
本日は、予定を変更して、日銀の金融政策修正について、コメントしたいと思います。はっきり言って、素人ではありますが、発言するのはただなので、戯言だと思ってお聞きください。
[日銀会合の結果]
本日、日銀会合において、 長期金利の変動幅を±0.25から±0.5に拡大 しました。これにより、円が高騰し、株価が一時800円暴落するような事態になっています。
[日銀の国債の購入高が50%を超えた]
長期金利とは、基本的に国債を指していると思われます。昨日の報道で、 日銀が購入する日本国債が、発行高の50%を超えた というニュースがありました。
[なんで長期金利を変動したの?]
アメリカの長期金利が高騰する一方で、日本は現在は低金利を維持しています。その立役者が、日銀でした。国債を発行する際に入札があり、その入札で購入するのが、通常一般銀行なのですが、アメリカの状況を受けて、日本国債を購入する銀行なんてありません。購入する銀行がないということは、長期金利が上がることを意味するのですが、それを今まで日本銀行は容認していませんでした。買う銀行がないため、日本銀行が購入し、低金利を維持してきたのです。その値幅が、今までは、±0.25だったのですが、それを±0.5にするというのです。
実は、この値幅があるというのは本日知ったのですが・・・?
[黒田日銀総裁の任期]
インターネット上の記事を見ると、2022年12月8日で 黒田日銀総裁の任期が半年になった と書いています。任期が迫った中では、普通無難な決断をする人が多いのですが、この決断は市場も、私も想定外です。もしかしたら、次の日銀総裁の意向が働いているのかもしれません。
気になるのは、記事の書き方で、どの記事も、「2022年12月8日で黒田日銀総裁の任期が半年になった」という書き方で、退任日をズバリ書いている記事を見つけることができませんでした。なぜ???
[長期金利の値幅が広がるってどういうこと?]
長期金利の値幅が広がるということは、 日本国債を購入する銀行が増えます 。昨日の報道の段階で既に日本銀行の日本国債の買い入れ比率が、全国債の50%を超えたと話していましたが、日本銀行がこれ以上国債を購入するのは問題があると考えていると思われます。
これにより、0.5%以上になることはないのですが、0.5%を上限に長期金利が上昇することが予想されます。加えて、日本は日本国債の返済をしなければならないのですが、利子が上がることになり、返済額が上がります。一般の人の生活から見ると、住宅ローンなどが上がるかもしれません?
[普通中央銀行は国債を買わない]
普通中央銀行が国債を購入することはないそうです。たとえば、イギリスでいったら、イングランド銀行とか、アメリカでいったらFRBといったところです。それは、 国の中央銀行が国債を購入するという状況は、国債の信用を失う というのです。ようは、自分で発行している債権を自分で購入しているという状況に等しいからです。
[日本の中央銀行が国債を購入して問題ない?]
答えは、問題ありません。その背景にあるのは、2022年6月末時点で 日本国民が保有している2007兆円に及ぶ現預金残高 です。海外の投資家達は、もし、日本という国がデフォルトになっても、日本国民が保証してくれると考えているのです。
加えて、諸外国が1990年から現在までの日本の経済状況を理解しているということもあるかもしれません。
[今後]
今後どうなりますかね?起こっている事実を分析することは可能なのですが、その分析結果から、未来を予測するのは非常に難しいです。分かっていれば、株でこんなに苦しむことはないですから・・・。
来年の年初ぐらいには、3万円台になるといっている人もいましたが、そう言っていた人たちは現状も織り込んでいたのでしょうか?
まっ、私と同じように発言するのはただだから、発言しましたということは考えられますが・・・?
悩んでいても仕方がないので、やるべきことをやり、しばらくは株のことは忘れます。
では、また!
追伸・・・・。
このブログを付けてから後日分かったことなのですが、ここでの長期金利は、昔で言う公定歩合に相当するもののようです。
■日銀の国債保有比率、初の5割超え 政府の借金を日銀が支える構造に(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASQDM3FCQQDMULFA001.html
■日銀 黒田総裁 任期残り半年に 円安進む中 難しいかじ取り続く(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221008/k10013852941000.html
■家計の金融資産6月末は2007兆円、過去2番目の高水準 現預金膨らむ=日銀(REUTERS)
https://jp.reuters.com/article/japan-household-budget-idJPKBN2QL01Z
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