24/11/29(金)は15時過ぎにホテルにチェックインしてキャリングケースとナノ20から出したノートパソコンを置いたら小倉城観光に出掛けた。ホテルから城が近いのもまた便利だ。
昨年は時間がなくプロジェクションマッピングだけしか見られなかったので今回は「松本清張記念館」「小倉城」「小倉城庭園」の3か所を回ることにした。下調べで記念館にて3施設共通券購入が700円でお得とあったのでまず現金でチケットを購入して記念館を見学する。
参考:松本清張と井上靖—新進作家と目標の星
https://www.seicho-mm.jp/specialexhibition2024/
常設展示室では清張宅の居間、書斎、書庫を移築していてその膨大な書籍を見られたのは感慨深い。清張程の偉人となれば死後コレクションの散財と維持管理を心配しなくて済むとはNHK「熱中時間のあとしまつ」のコレクター達には夢の様な話だろう。
清張が取材旅行に使用したフィルムカメラはニコンのFモデルでレンズは広角35mm単焦点と70-210mmズーム望遠レンズの2本持ちだったのかと興味深く仕様を確認した。館内は写真撮影不可で拡大して型番を調べられないのは残念だ。
企画展「松本清張と井上靖—新進作家と目標の星」が開催されており全ての見学には60分強かかった。
次に「小倉城」に上った。江戸時代の失火による天守閣消失と幕末敗退による全焼、その後の昭和の再建という小倉城の歴史を初めて知った。固い話ばかりではなく2階には籠の体験乗車、流鏑馬体験ゲームといったアミューズメント性のあるコーナーも設けられており楽しめる。
宮本武蔵を取り上げたコーナーもあり、負けた佐々木小次郎を悼みその流派の名前から巌流島と呼ばれるようになったと言う経緯は興味深い。
最上階の展望室に出たら外はすっかり暗くなっており、夜景を期待したが天守閣周辺は高層ビルが多いから余り映えず明るいうちに見た方が楽しかったかもしれない。90分弱城内を楽しんだ。
参考: 小倉城庭園案内
https://kokura-castle.jp/%e5%b0%8f%e5%80%89%e5%9f%8e%e5%ba%ad%e5%9c%92%e6%a1%88%e5%86%85/
18時半に「庭園」へ行けば外灯が無く危険なので池泉回遊式庭園内には出られず書院から夜間ライトアップとレーザーショーを見ることしか出来なかった。それでも縁側からライトアップされた小倉城の写真は映えるし、スモッグを使ったレーザーショーは面白かった。
池の水鏡に映るライトアップされた樹々も良い雰囲気を醸し出す。この時突然雨が降り出し池に波紋が広がるのも「いとおかし」だ。
隣接した「展示ゾーン」は写真撮影不可ではあったが庭園の歴史と現代美術作家の展示会が開催されており見るものは多かった。城見テラスへ出れば色鮮やかな和傘が装飾されておりライトアップされた小倉城が見えるのでここからも映える写真が撮れた。20時閉園だが私が最後の客になっていたので19時半過ぎに出たら雨が止んでいたのは助かった。
参考: クリスマスマーケット
https://kitakyushu-christmasmarket.jp/
ホテルに向かう途中の紫川Eエリアでは「小倉クリスマスマーケット&キャステル」が開催されており多くの出店とサンタの像が展示されている。川岸と橋のライトアップは去年と同じく綺麗だから一層華やかな場所になっていたが、突然の雨で集客数は残念なことになっていた。
商店街で夕食を取り21時前にホテルに戻った。