これまでデータベースの主流となっていた関係性データベースに対する新たな選択肢として登場してきたのが，
ドキュメント指向性データベースまたはNoSQL( Not only SQL )である．
NoSQLというカテゴリーの中でも利用者数を伸ばしているものにMongoDBがある．（下方にリンクあり）
オブジェクト指向性データベースの流れを汲んだものと考えられ，より対象（オブジェクト）について詳細なデータを記載することができる．MongoDBでは一つのオブジェクトに16MBまでのデータを格納出来る．（現在のところ画像や映像データを直接格納するには向いていない．）
MongoDBのデータの基本単位は属性名(attribute)と一つ以上の実体名(entity)の組み合わせである．
スクリプト上ではブランケット" { } "に囲まれ，コロン" : "で仕切られた属性名，実体名として運用される．
例： { "vehicle" : "bicycle" } , { "weight" : 65 }
（数値はそのままだが，名詞はダブルクォート""で囲まれている．）
MongoDBではSQLなどのプログラミング言語で定義された関係性データベースに見られる固定されたスキーマ(schema)がない．このためより流動的にデータの集積が行うことが出来る．
従来の関係性（リレーショナル）データベースとMongoDBとの概念の相関は次の通りである．
MongoDBで用いられる新しい用語についての理解を助けるため概念は次の通り．
データベース database
従来のデータベース( database )に相当する概念．次に示すコレクションを０個以上内包している．
コレクション collection
従来の行( table )に相当する概念．次に示すドキュメントやフィールドを０個以上内包している．
ドキュメント document
従来の行( row )に相当する概念．各ドキュメントにはMongoDB側で割り当てた24桁の16進数の固有IDが自動的に割り当てられる．
フィールド field
従来の列( column )に相当する概念．全ての対象に共通のフィールドを持たせる制約はなく，また一つのフィールドに対して複数の値（配列）を持たせることも出来る．
MongoDB
https://www.mongodb.com
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