ニキビ跡の色素沈着ができるかたもいればできないかたもいます。
毎日の食生活と肌の抵抗力、新陳代謝の違いによりニキビ跡が色素沈着になってしまうようです。
ニキビ跡の色素沈着の犯人はメラニン
メラニンは紫外線などの刺激を受けると肌を守ろうとして活発するのですが、ニキビなどの過剰な刺激を受けてしまうと色素沈着を起こしてしまうのです。
メラニンの生成や活動を効果的に抑えることができてしまえば、速やかに色素沈着は解消されることでしょう。
ニキビ跡の色素沈着を改善する美白成分
代表的な美白成分はハイドロキノン。
ハイドロキノンとはメラニンが生成されるときに働く、酵素チロシナーゼの活性を抑制する効果が非常に高い成分なのです。
酵素チロシナーゼはメラニン色素を作り出す酵素なのですが、酵素チロシナーゼの抑制がメラニン生成の抑制になるということなのです。
美白成分のなかでもチロシナーゼの抑制力が100倍ほど期待できることがハイドロキノンの特徴といえるでしょう。
さらに過剰に増えてしまったメラニン色素を還元する作用が期待できますので、ニキビ跡の色素沈着には救世主といえるでしょう。
色素沈着を効果的に薄くする働きをもつハイドロキノン。最強の美白成分だと思いがちですが、光や酸素に対しては安定しにくいというデメリットもあります。
技術の革新、新安定型ハイドロキノン
新安定型ハイドロキノンは今までのハイドロキノンと、それを安定させる物質BCDACを合成してできた新型の分子錯体結晶のことをいいます。
新安定型は今までより安定度が非常に高く効果が発揮される上、従来より酸化しにくくなり、熱や温度などにも耐性ができたので肌に対する刺激感がなくなり安心して使えるのです。
さらに新安定型はメラノサイトに入りやすいので、今までのハイドロキノン以上の色素沈着を解消できる場合も期待できるでしょう。
ニキビ跡の色素沈着ケアは根気が必要
にきび跡で多いのが薄茶色の色素沈着。残念ですがニキビ跡の色素沈着はすぐには消えないということです。
肌の正常なターンオーバーにより生まれ変わるまでの約1ヶ月は、根気よくお手入れすることが必要になることでしょう。にきび跡の色素沈着はご自分で作っているのです。
また、ストレス、バリア機能の向上、肌代謝を整えること、水分保持、食生活の改善なども見直してみましょう。
ニキビ跡の色素沈着のお手入れは、取り入れる食材の質から始まり、日々のケアを見直すことから始めましょう。
ニキビ跡の色素沈着ケアは時間と根気が必要なことは忘れずに。
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