あなたは、 糖質制限
巷では、 「糖質制限ダイエット」 が流行し、
さながら 「糖質制限ブーム」 ともいえる状況です。
書店に行けば、タイトルに 「糖質制限」 とある
本が数多く出版されています。
自分はダイエットとは無関係だと思っている人も、
「糖質制限」 というワードが取り上げられている
記事や報道を見聞きしたことがあるはずです。
でも、あなたは 「糖質制限ダイエット」 の仕組み
を説明できますか?
なぜ 「糖質制限」 で痩せられるのでしょうか?
糖質制限ダイエットでなぜ痩せる?
糖質はたんぱく質や脂質と比較して、
摂取時に 血糖値 が急激に上昇するのが特徴です。
「糖質制限」 の目的は、
食後の血糖値の上昇を抑える ことなのです。
なぜなら、
血糖値が上がると太りやすくなる のです。
血糖値が上昇すると、
上昇した血糖値を下げるために、
インスリンというホルモンが多く分泌されます。
この インスリンは血糖値を下げる働きをする反面、
脂肪を体内に溜め込んで、
その分解を妨げる性質がある のです。
また、
人体にとってのエネルギー源である脂肪と血糖を
比較すると、先に消費されるのは「血糖」です。
糖質制限をすれば血糖値は上がらず、
エネルギー源として脂肪が消費されやすくなる ため、
結果的に太りにくくなります。
つまり、
糖質制限をして血糖値の上昇を防ぐことで
- インスリンの分泌が抑制されて
脂肪を分解しやすい体になる。 - エネルギー源として、
血糖の代わりに脂肪が消費されるようになる。
といった変化が起こり 痩せやすい体になる のです。
血糖値の上昇を防ぎましょう
これまで見てきたように、
「血糖値の抑制」 は、痩せやすい体質をつくり、
ダイエット効果 が得られます。
さらにそれだけではなく、
「血糖値の抑制」 には、 美肌効果 もあるのです。
「血糖値の上昇」 は、
「肌の老化」 の原因となる
「肌の糖化」 を引き起こすからです。
「血糖値の抑制」 を行うことで、
「肌の糖化」 を予防することができ、
その結果 「肌の老化」 を防ぐことができるのです。
肌の糖化とは?
肌の糖化 とは、
食事等から摂取した糖分(ブドウ糖などの還元糖)
がタンパク質と結合し、
細胞にダメージを与えてしまう現象です。
糖化 は「お肌(体)のコゲ」とも呼ばれており、
くすみやたるみ、しわ、しみなどの
発生原因となります。
糖分とタンパク質の結合によって
AGEs【最終糖化生成物】が生成されることを
「糖化反応(メイラード反応)」と言います。
AGEs【最終糖化生成物】は、
お肌はもちろん体内組織に作用する悪玉物質です。
さまざまな健康リスクを高めると言われているため、
早めに対処することが望ましいでしょう。
AGEs (Advanced Glycation End products:最終糖化生成物)
糖化の原因は?
糖化 の原因は、余分な糖分です。
糖分は、人間の生命維持に必要不可欠な
エネルギー源ですが、摂取しすぎて余った糖分は
血液中に漂います。
エネルギーになりきれなかった糖分は
「タンパク質と結合する性質」を持っているため、
体内でタンパク質に出会うと結合・変質し、
AGEs【最終糖化生成物】ができてしまうのです。
糖化による影響は?
糖化によって糖化タンパク質および
AGEs【最終糖化生成物】が
生成されると肌老化が進行してしまいます。
お肌のタンパク質はコラーゲンやエラスチンです。
コラーゲンやエラスチンが血中の余分な糖分
と結合すると糖化によって固くなり、
AGEs【最終糖化生成物】が繊維同士を
くっつけてしまう架橋結合という現象がおきます。
これにより繊維の伸縮性が失われてしまうため、
お肌のハリや弾力、みずみずしさがなくなり、
たるみやしわができてしまうのです。
また、AGEs【最終糖化生成物】が
皮膚の細胞に沈着すると、
くすみやしみが発生します。
AGEs【最終糖化生成物】は褐色なので、
お肌に沈着すると黄色っぽく
くすんで見えてしまいます。
透明感がなくなり、血色が悪く見えてしまうため、
不健康な印象を与えてしまうでしょう。
皮膚細胞に沈着したAGEs【最終糖化生成物】は
一種の老廃物であり、身体にとって異物です。
そのため、身体は排除しようと酵素を出しますが、
AGEs【最終糖化生成物】だけでなく周囲にある
線維芽細胞まで傷つけてしまいます。
線維芽細胞はコラーゲンやエラスチンなどを
生成する大事な細胞なので、お肌を守るためには
AGEs【最終糖化生成物】を生成させないことが
何より重要と言えるでしょう。
さらに厄介なのが、
糖化タンパク質は分解されにくいという点です。
コラーゲンなどのタンパク質は寿命が長く、
AGEs【最終糖化生成物】が沈着すると
長い期間蓄積し、
お肌にダメージを与え続けてしまいます。
表皮にAGEs【最終糖化生成物】が蓄積すると
お肌の新陳代謝が低下し、
ターンオーバーの周期が乱れてしまうことも。
メラニンが体外に排出できないため、
しみができて顔の印象が老けて見えてしまいます。
肌の糖化と血糖値の関係性
糖化タンパク質がたまることで、
お肌のハリが失われたり、
くすみやシミの原因になることが
おわかりいただけたでしょうか?
では、この状態を
どうしたら避けることができるのでしょうか?
自然にできてしまう糖化タンパク質を減らすには、
糖とタンパク質の接触を減らすことが重要です。
まずは、 急激な血糖値の上昇や 高血糖状態が
続くのを防ぐことが対策になります。
特に、食後は、急激な血糖値の上昇が起こり
やすく注意が必要です。
このように、
食後の血糖値の上昇を抑えることで、
体とお肌を健やかに若々しく
保つことができるようになるのです。
そのためにも、
血糖値の上昇を抑える働きのある
サプリメントなどを継続的に
摂取することをオススメします。
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