節分の日に聞こえてくる「鬼は外!」の声。しかし!“鬼は追い払うもの”という概念を覆す勇壮な祭りが愛知・岡崎市の【瀧山寺】で行われる。ここに登場する鬼たちは、邪鬼を祓う役目を担っているのだそう。毎年旧暦の正月の7日に近い土曜日に行われる「鬼まつり」は、三河路に春をつげる祭りといわれ、鎌倉時代から続く800年の歴史があり、 愛知県の無形民俗文化財 にも指定。本堂を舞台に、祖父・祖母・孫の3鬼が手引きに伴われ登場。 2.5メートルの松明30数本を持った若者がその鬼を追い、建物全体が火に包まれる勇壮な祭りは見応え充分。 半鐘、太鼓を乱打して、ほら貝を吹き鳴らす様は圧巻! 毎年観光客で賑わう。
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