最新のITを活用して新たな金融サービスを提供する「FinTech(フィンテック)」への関心が世界的に高まっている。すでに米国では多くのサービスが登場しており、実際に多数のユーザーを獲得しているケースも少なくない。「この"FinTech時代"にビジネスを引き続き拡大していくために、金融機関はどのようにしてIT基盤を整え、システムを開発していくべきか?」──それに対する解を示すべく、TISと日本オラクルは2016年3月にセミナー「今後の金融・カード業界に求められるシステム基盤と可能性」を共同で開催した。その要旨をレポートする。
初めに行われた特別講演「FinTechの海外事例と日本企業に求められること」にゲスト・スピーカーとして登壇したのは、米国スクラム・ベンチャーズ 創業者兼ゼネラルパートナーの宮田拓弥氏である。現在はサン・フランシスコを活動拠点とする宮田氏は、「日常生活の中で日々、多くのFinTechを活用している」と話し、スマートフォンを使って知人間で手軽に送金することのできるサービス「Venmo」や、株取引が無料で行える「Robinhood」、個人向けの資産管理ツール「Mint」などを紹介。「 すでにFinTechは未来の技術ではなく、消費者の日常生活に浸透しつつあります」と米国の現状を説明した。
日本は二周遅れと言われるFintech。昨年の暮れから急に耳にするようになりました。
今年になり週刊ダイヤモンドや東洋経済が特集を組みましたので、だいぶ耳慣れてきましたが、まだまだ知らない人が多いですし、ブロックチェーンなど中身になるとわからない人がほとんどです。
有象無象を含めこの夏騒がしくなりそうですが、しっかりと学んでみようと思い、まずこの記事を掲載します。
アメリカのフィーバーぶりは
>「FinTechベンチャーへの投資件数は、2013年までは年間100件前後で推移していましたが、2014年には約500件にまで伸び、金額も1兆円に達しました。日本国内におけるベンチャー企業への投資額が全体で1000億円程度であることを踏まえると、その規模の大きさと期待の高さがおわかりいただけるでしょう」(宮田氏)
>FinTechの"本質"の1つとして宮田氏が指摘するのが、爆発的に増加するデータ、すなわち「ビッグデータ」だ。「これらのデータをいかにして分析し、価値のある情報を探し当てるか。5年後、10年後を見据えたとき、特に金融分野では、この力の優劣が金融機関の競争力を大きく左右するでしょう」と宮田氏は断言する。
確かにビッグデータがキーになるのでしょうね。
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