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ベネチア市当局の発表によれば、ベルリン出身の30代のバックパッカー2人がリアルト橋の石段の下でくつろぎ、コーヒーを入れる携帯用の道具を取り出したところを目撃した通行人が警察に通報。今年5月、市議会で可決された条例により、警察は2人に950ユーロの罰金を科し、市外への退去を要請した。
ルイージ・ブルニャーロ(Luigi Brugnaro)市長は、「ベネチアは敬意をもって扱われなくてはならない。好き勝手に振る舞ってもいいという考えでやって来る不作法な旅行客には、警察によってそうした行為を止められ、罰金を科されて市から追い出される可能性があることを理解してもらいたい」と述べた。さらに「今後は、退去を要請した観光客の身元を出身国の大使館や総領事館にも通知する」と明言した。
人口わずか5万5000人のベネチアには年間約3000万人の観光客が訪れ、マスツーリズム(観光旅行の大衆化)の悪影響に地元住民は悩まされている。そうした中で市議会は5月、公序良俗を維持するための条例を可決した。
同条例では、特定の場所における戸外での飲食、噴水での水浴び、公共の場で上半身裸になることなどを禁じ、違反者には多くの場合、厳しい罰金が科せられる。(c)AFP
AFP
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July 20, 2019 at 03:26PM
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