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2020年02月04日

規格外マスクの寄付は有害無益、新型ウイルス対応の妨げに 赤十字が警告

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規格外マスクの寄付は有害無益、新型ウイルス対応の妨げに 赤十字が警告

https://www.afpbb.com/articles/-/3266565

【2月4日 AFP】国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は3日、新型コロナウイルスの流行を受けて寄付されているマスクの多くが規格外で、かえって当局の対応を妨げる恐れがあると警告した。IFRCでは、感染者の治療に当たっている中国の病院で使用するマスクは、全て規格を満たした高品質のマスクでなければならないと強調している。

 中国当局は、外科手術用マスクを含む医療用品が「緊急に」必要だとしている。IFRCの事務局長に就任したばかりのジャガン・チャパガイン(Jagan Chapagain)氏(52)はAFPのインタビューに対し、「現時点では、供給の必要性が非常に強調されている」と述べた。

 一方でチャパガイン氏は、流行の中心地となっている中国中部・湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)のIFRC支部で、中国全土から寄付されたマスクが病院の最前線に届かずに引き留められているとの批判に反論。寄付されたマスクのうち多くの提供をやめているのは「熟考の上」だと述べ、その理由として、寄付される多くのマスクが、新型コロナウイルスにさらされる医療従事者が安全に使用できる品質水準を満たしていないと指摘。「治療に当たる人々に高品質のマスクを着けさせることは極めて重要だ」と述べた。

 同氏によると、最前線の医療従事者が必要とするマスクは「N95」と呼ばれる規格のマスクだが、中国内外から寄付されているマスクの多くがこの基準を満たしておらず「医療・介護提供者には十分ではない」という。

 チャパガイン氏は、マスク以外でも医療用品を寄付する際には必要な品質基準を満たしたものを送ってほしいと述べ、さらに「基準以下のものは助けになるどころか、かえって問題を生むので送らないでほしい」と語った。

 同氏は、品質基準を満たしていないマスクを使用することで「防護できている」という誤った認識を人々が持ちかねないと危惧し、また使えないマスクが大量に送られても「物流ルートを渋滞させ、倉庫がいっぱいになるだけだ」と語った。(c)AFP/Nina LARSON

AFP

via AFPBB News アクセスランキング http://www.afpbb.com/

February 4, 2020 at 09:19PM
posted by blackcoffee11 at 21:47| Comment(0) | AFPBBNEWS
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