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2011年07月06日

頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ) [単行本]

頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ)
坂本 桂一
講談社
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出版社/著者からの内容紹介

IT革命草創期に数々の起業で成功した著者の「悪の儲け学」。

勉強できる人、真面目な人、努力する人は金儲けできない!

この本の著者は、こんな大胆なことを言います。

当てずっぽうで言っているのではありません。数多くの社長や部下を何十年間も
見てきた人が言うのです。

なぜでしょう。なぜ勉強できる人、真面目な人、努力する人は儲からないので
しょう?

ひょっとすると、あなたには思い当たるところがありませんか? ああやっぱ
り、と。

本書に書かれている例を一つ出しましょう。

著者が有名大学出で優秀と言われた部下に命じました。「このビジネスプランに
ついて次の会議までに考えを発表してくれ」。

そして会議のとき、著者は驚愕します。その部下は、専門書やウェブサイトから
見つけた大量の資料を使った発表はするのですが、自分の考えというものがあり
ません。調べたあとはあるけれど、著者がいちばん聞きたかった、考えたあとが
ないのです。

著者は怒ります。「おまえ、おかしいんちゃうか。俺、考えてくれいうてるんや
で」。

そんな経験をしたことはありませんか? あるいは知らず知らずのうちに、あな
た自身がそんなことをしていませんか? 「考えること」と、「調べること」
「勉強すること」をごちゃごちゃにしていませんか?

子どもだって、「どうしてアリさんは行列をつくるか、考えごらん」と言われれ
ば、子どもなりに一生懸命考えるでしょうし、「今度は調べてごらん」と言われ
れば、図書館に行って調べるでしょう。いつの間にか子どものように考えること
を忘れていませんか?

他人が手を出していない、まったく新しいビジネスを始めるとき、入学試験のよ
うに決まった正解があるわけではありません。問題を調べて解くのではなく、子
どもが新しい遊びを考えつくように、新しい問題と新しい解答を一から考えるの
が本物のビジネス。

なぜ勉強できる人、真面目な人、努力する人がダメか、少しわかりそうですね。
あとは本書をぜひお読みください。

「IT革命、ネット革命の源流がここにある。激動の30年間を常にその最先端で生
き抜いてきた坂本氏の経営論、人生論。ベタな内容であるがゆえにリアリズム
の宝庫であり、圧倒的な説得力に充ちている」冨山和彦(元産業再生機構・代表
取締役専務)
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